笑いあり!涙あり!観ればあなたも忘れられない夏の思い出に
「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作から監督、脚本、なんと主演まで務めた作品。一流レストランに務めるジョン・ファブロー演じるカール・キャスパーは古典的な考えで頑固なオーナーと揉め、さらにはグルメ評論家にも自分の料理に難癖をつけられてしまい、評論家とは大げんか。カールはレストランを辞めてしまう。途方に暮れるカールを心配したカールの元妻であるイネスはカールの息子パーシーと一緒にカールを故郷マイアミに連れて行くことに。そしてたまたまそこで食べたキューバサンドに感動し、フードトラックでサンドイッチの移動販売をしようと思いつく。息子パーシーや仲間の協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと横断し、フードトラックでの旅を続けていく。
何よりも見どころなのはカールが作る、「自分らしい」料理の数々だ。一流料理人としてお客様に振る舞うコース料理たち、息子に作る朝ご飯、旅先の名物を活かしたサンドイッチ…この映画を観ていると、美味しさと思い出はセットになっていると思う。美味しい思い出はフードトラックに乗ってアメリカを駆け巡っていく。横断期間もパーシーの夏休みに合わせているところも、また思い出深いものがある。この映画を見れば、美味しい一夏の思い出ができる。楽しくて温かい作品だ。