見ていて心があったまる
主人公はバツイチ子持ちの雇われシェフ。子供は母親が育てているが2週に1度程度に会うがなかなか相手ができず、気まずい関係。シェフとしての才能があるにもかかわらずその才能が生かせない。職場のレストランでの苦しい状況から脱し、今まで考えることもなかったフードトラックを始めることになる話です。
話の展開が程よく、話の頭の方が職場での苛立ちや息子との関係に悩んでいるという暗い状態ですが、フードトラックを始めてからがトントン拍子で見ていて安心します。フードトラックを前の職場での部下1名と息子と3人で切り盛りするのですが、やり取りに息子との愛や、今まで一緒にやってきた部下との絆が感じられて心温まります。
KALDIで流れているようなメキシカンな音楽が作中何度も流れますが、それがまたノリがよく、つい見ているこちらも体が動きそうになりました。色々な曲がかかり、とても楽しかったです。
1つ注意点があるとするとお腹が空いてる時に見るのは絶対にやめた方がいいです。
料理のシーンがとても細かく、丁寧に描写されてます。野菜を切るシーン、パンを焼くシーン、肉を切るシーン全てが本当に美味しそうで食欲をそそります。
映画を見ている最中に食事を摂ってましたが、食べ終わって直ぐにそのシーンを見ても美味しそうと思ってしまいお腹がすいたと錯覚してしまうほど美味しそうでした。