シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』とは、2014年にアメリカで製作された、コメディドラマ映画である。『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるジョン・ファブローが監督から主演まで務めている。一流レストランでシェフを務めていたカールは、オーナーと意見が合わないだけでなく、ネットの晒し者となり店を辞めてしまう。そこで心機一転、フードトラックで移動販売を始め、旧友のマーティンや息子パーシーと共にアメリカを縦断することになる。料理を通して、家族の絆の再生を描く心温まる作品。

astri5のレビュー・評価・感想

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
9

お腹がすいてなくても空いてしまう!

ざっくりというと三ツ星レストランで働いている料理人の主人公がとあるきっかけでレストランの仕事をやめて、フードトラックでアメリカの色々なところを立ち寄りながらキューバサンドを売っていくという感じの内容です。主人公はバツイチの子持ちなのですが、親権は奥さんにあるため、数週間に1度くらいしか子供に会えず、レストランが忙しいとその約束もすっぽかしてしまい、息子との関係がギクシャクしています。そんな中でフードトラックを始めることになり、夏休みの息子を連れてフードトラックで色々なところに立ち寄り、料理を振る舞います。息子は主人公の姿を見て手伝うようになり、力を合わせて料理を作ります。その料理がキューバサンド。カリカリに焼かれるバンズやジューシーそうなカリカリのベーコン、みずみずしい野菜の描写が非常に細かく、見ているだけでキューバサンドを食べたくなります。食べたことの無い人はこの映画を見ると次にキューバサンドをお店で見たらきっと食べずにいられなくなるだろうというくらい美味しそうに描写されています。また父親と息子の家族の絆や、仲間との絆を感じるシーンが多く、見終わったあとに心がポカポカした温かい気持ちになります。変に落ちたり、不安になるシーンがないため、安心して主人公たちを見守ることが出来るので仕事で疲れた時やなにか疲れが溜まっている時に見て欲しいそんな映画です。