セカンドチャンスは自分で手に入れる
2014年のアメリカの作品です。「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作、監督、脚本、主演をしています。また、「アイアンマン」で主役を演じたロバート・ダウニー・Jrやダスティン・ホフマンなど、豪華な役者が脇役で登場しています。
高級レストラン「ガロワーズ」で料理長を務めていた、カール・キャスパー(ジョン・ファブロー)は一流の料理人として自分の料理に自信を持っていました。しかし、プライベートでは離婚したばかりで、子供のキャスパーとも関係はよくありませんでした。ある日影響力のある評論家ラムジーが「ガロワーズ」に食べに来ることになり、キャスパーはレストランの定番メニューではなく、新作メニューを出すことにしました。しかし、レストランのオーナーであるリーバ(ダスティン・ホフマン)に定番メニューを出すように言われ、仕方なくキャスパーは定番メニューを出すことに。その結果、評論家に酷評されプライドを傷つけられ、レストランのオーナーともけんかをして仕事も失ってしまいます。そんなキャスパーを心配して元妻のイネズが、「フードトラックを始めてみては?」と提案します。
その提案を受けてキャスパーは、マイアミにいるイネズの元夫のマービン(ロバート・ダウニー・Jr)からおんぼろのフードトラックを手に入れました。夏休みだった息子のパーシーと一緒にトラックをきれいにして、キャスパーを慕っていたシェフ、マーティンと3人でロスアンゼルスに向けてフードトラックの旅が始まりました。一流の料理の腕を持つキャスパーの作る料理はどこでも大人気です。関係の良くなかった息子のパーシーとも旅を通じて仲良くなりました。
ロスアンゼルスに戻り、元妻のイネズも一緒に家族でフードトラックを始めていると、評論間のラムジーが来ました。ラムジーは彼の料理をとても気に入り、店を任せたいと提案します。半年後、ラムジーのおかげてオープンたレストランでキャスパーとイネズの再婚を祝うパーティーが行われました。店内には旅をしたフードトラックのミニカーが置かれています。
努力に裏付けされた仕事へのプライド。家族の大切さ。そしてセカンドチャンスは自分でつかむことができると信じられる映画です。