子どもが興味をもった!
理科の勉強、細胞、白血球、赤血球、こんなことに興味をもって自ら調べだす子供なんて少ないだろう。大人の私でも子供になにと聞かれたら困ってしまう。このアニメは、「人の細胞の数、およそ37兆個、 細胞たちは体という世界の中で元気に毎日働いている」、そんな体の中の世界の話である。もちろんここまで聞くとつまらなそうと感じるかもしれない。しかし、魅力的でかわいい主人公の赤血球、ちょっと手荒ではあるがかっこよく見える白血球、それぞれが生き生きとしていて体の中でどんな風に細胞たちが働いているかわかる、勉強になりながら楽しめるアニメなのだ。
子どもも興味を持ちやすそうなかわいらしいイラストで、わが子たちが今まで全く興味を示さなかった体の中に興味を持ったのであった。また男の子が好きな戦闘シーンも魅力である。毎回毎回何かの菌が体に入ってきて戦うのだが、そんなシーンも迫力がすごく、子どもたちは夢中で見入っていた。「本当に体の中で戦ってるの?」「僕の膝、擦りむいたけどいまみんな働いているんだね。体ってすごいね」そんなことを言い合いながら子どもと楽しく鑑賞できたアニメであった。親も勉強になる作品のため、ぜひ親子で一緒に観てほしい。