米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ

米津玄師(よねづけんし)は、日本のシンガーソングライター。かつてはボカロP『ハチ』名義で活動していた。
2009年よりボカロP「ハチ」としてニコニコ動画等の動画サイトを中心に活動していたが、2012年に本人名義のアルバム『diorama』でデビュー後、2013年にシングル『サンタマリア』でメジャーデビューを果たす。
ネット出身のアーティストということもあり、デビュー当初は若者中心に人気を集めていたが、TBS系列ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として2018年にリリースされた「Lemon」で第69回NHK紅白歌合戦に出場。メイン会場であるNHKホールではなく、郷里の徳島県にある大塚国際美術館にて歌唱を行った。
その後もテレビドラマやCM、アニメ主題歌などのタイアップを通じ、老若男女問わず幅広く支持されている。
音楽活動と並行してイラストレーターや映像作家としても活動しており、自身の楽曲のアルバムジャケットや、アニメーションによるミュージックビデオ等を制作している。

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチのレビュー・評価・感想

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
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独特の音楽センスと歌詞の深さに引き込まれる

まず、米津の音楽の特徴として挙げられるのは、その歌詞の深さだろう。米津の曲には、個人の内面や人間関係、社会問題など、聴く人に考えさせるような内容を多く含んでおり、曲が出るたびにその歌詞の意味を深く考えてしまう。
たとえば、「Lemon」は、失ったものへの喪失感や愛情を描いた楽曲で、切ないメロディと共に多くの人々の共感を呼び、米津の曲のなかで最多の再生回数を誇っている。この曲は、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌としても使われ、広く知られるようになったが、ただのヒット曲ではなく、聴く人各々に結び付く感情を想起させられるのだ。
彼の音楽スタイルも特徴的だ。米津は、元々ボカロPをしていたこともあり、自身で作詞・作曲・プロデュースを手掛けていて、その音楽には彼自身の独特な色が強く反映されいる。既存のJ-popとは似たようで少し違った曲調が表れており、それがまた人々を魅了しているのだ。
また、米津のMVやライブは、どれも独特の世界観を持っており、彼の音楽と相まってひとつのアート作品のように仕上がっている。特に、彼自身が描くイラストも印象的で、視覚と聴覚が一体となっている。これもまた彼が人気のアーティストである理由のひとつだろう。
その深い歌詞、豊かな音楽性、独自のビジュアル表現は、あなたに新たな発見と感情を提供してくれるだろう。彼の作品を通じて、ぜひその魅力に触れてほしい。

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クジラのような雄大なミュージシャン

とにかくヒットとタイアップばかり。「聞いたことない」と言ってもCMの曲を聞かせれば「知ってたわ…」になります。
テレビで初登場した紅白の「Lemon」は『アンナチュラル』というドラマと共にこの世に放たれましたが、どの年代の人でも音楽は聞かない人でもどこかに刺さった曲です。

この人の音楽ジャンルを1つに決めるのはとても難しい。アルバムはおもちゃ箱を逆さにしたようなあらゆるジャンルが聞けるけれど、ビクビクしなくても好きな曲から選んでいい。でもきっと次が欲しくなるので、また次を選べはいいと思います。
「タイアップの曲ばかりになるのは悔しいから、意地でも新曲をあと10曲作った」という意地もバラエティに富み、ずーっと飽きない。どのアルバムもサブスクではなくCDで曲順も聞いて欲しいです。

曲だけでなく、詞について知ってほしい。
ここのところ立て続けに長いインタビューを受けてくれていたので、あの低くて穏やかな声でゆったり時間が流れるような、無言の時間を恐れない空気感と、スルスルと出てくるクレバーな美しい日本語にうっとりしたので、わざわざ隣国や世界を目指そうという気もなく、本人も言ってたように「自分は自分で日本語が好きだから、海外で“しぐるるやしぐる”が通じるとは思えないし」と静かな空間で笑い、歌詞にたまに入る「しらねーけど」「ちゃんと話そうぜ畜生め」などの口の悪さ加減のバランスが最高です。

とても大きな俯瞰カメラがあって、見てる世界がとてつもなく大きい。「なるようにしかならない」という考え方は共感者も多いでしょう。決してそれは投げやりな訳ではなく「言っていいのか…正直夢は叶わない訳ですよ」の一言で、信用出来ると思いました。

だからこそ、彼の曲を楽しんだら歌詞も楽しめるはず。たっぷり遊んで欲しいんですよ。

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米津玄師さんの素晴らしいところ

米津玄師さんは元々「ハチ」という名前でボーカロイドの曲を2009年頃から出していた方でしたが、2012年に「diorama」という曲でデビューしました。ハチ時代の頃は「砂の惑星」や「マトリョシカ」、「ドーナツホール」などと再生数が5000万回以上を超える曲をたくさん出しています!
米津玄師の名前で活動するようになってからは「Lemon」、「アイネクライネ」「ピースサイン」など、桁違いの再生数も話題になりました。
自分が凄いと思うところは声の音域が広いところです。低いところは男性でも出ない曲が沢山あるし、高音も他のミュージシャンと比べても遜色無いくらい高いと思います。
また、歌詞も素晴らしいと思います。「アイネクライネ」の「あたしあなたに会えて本当に嬉しいのに当たり前のようにそれらすべてが悲しいんだ」というシンプルでわかりやすい表現を使っているため共感できたり、「LOSER」の「アイムアルーザー どうせだったら遠吠えだっていいだろうもう一回もう一回行こうぜ 僕らの声」
のように、歌で売れてきたのに「アイムアルーザー」という歌詞を自分と重ねて歌っていることに衝撃を受けました。
米津玄師さんの曲を聞いたことのない方や少ししか聞いたことないという人は聞いてみてください。素敵な曲との出会いがありますように。

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「さよーならまたいつか!」を聞いて

ミュージシャン米津玄師さんの提供する楽曲は、とても繊細な言葉をメロディにのせた曲が多く、人気のあるミュージシャンとしても知られています。男女とも米津さん自身の人生観や遊び心のある曲をじっくりと聴いてみて、なんだか共感する部分も多いのではないでしょうか。人気の曲から意味深な曲まで、さまざまなタイプの楽曲を作り出す米津玄師さん。幼少のころに体験したことが、彼の音楽の才能を開花させたのではないかと言われています。
米津さんを知ったのは、NHK連続テレビ小説「虎に翼」で主題歌で流れたのがきっかけです。はじめて聞いた曲なのに「なんかいいな」と直感的に思い、何度も聴いてしまいました。
個人的にも「さよーならまたいつか!」から、米津玄師さんの曲をすすんで聞くようになりました。どの曲も新しい取り組みと遊び心を忘れない曲作りがされていると感じています。
コアなファンから、比較的普段は音楽は聴かない層でも支持されている素晴らしい才能の持ち主です。歌手としてだけでなく、イラストレーターとして活動したり、ダンスを手掛けるという多才さからも目が離せません。

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米津玄師のうみだす歌詞とメロディにみる彼の人物像

2013年にデビューし、2018年にドラマ『アンナチュラル』の主題歌「Lemon」が爆発的ヒットをし、その魅力がより広く知られるようになった。他にも彼の代表作として「アイネクライネ」や「ピースサイン」があり、ここには書ききれないほどの名曲の数である。

彼の果てのない人気の理由として、彼の歌声や曲のメロディが良いのはもちろんのこと、1つ1つの曲に刻まれた歌詞がたびたび注目されている。
彼の歌詞には彼の想像力や表現力が存分に書かれている。人々を魅了し続ける人物像も、この歌詞から伝わるメッセージから十分に想像できる程だ。

「アイネクライネ」は落ち着いた雰囲気の曲ではあるが、歌詞からは悲痛な叫びのようなものが伝わってくる。「消えない悲しみも綻びもあなたといれば それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか」、何度も繰り返される「あたしの名前をよんでくれた」という歌詞がある。
自分の名前を呼び、自分を1人の人間としてくれるその人、どうしても失いたくない人の存在。彼はそれを求めているのか、それとも既にそのような存在がいるのか。私たちはこの歌詞から彼のメッセージへのイメージを広げていける。
さらには「彼はだれかそういう存在を求めていきてきたのかな」とか、人物像までもそのイメージを広げられる。これは彼のすべての曲にいえることだ。

実際、彼は幼いころのケガの後遺症や高機能自閉症、いじめなど決して明るくだけではない日々の中で過ごしてきた。米津玄師の生み出す歌詞は、彼が見えないものと戦っていた日々などの、「米津玄師」という1人の人間のことを世に表現する力がある。

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今や日本を代表する人

おすすめしたいのは米津玄師(よねづけんし)です。
彼の作る楽曲の世界観、彼の歌声、全て最高です。彼の歌声は切なく、人の心を惹きつけます。映画やドラマで彼の曲がかかると、グッと心を掴まれる感覚があります。

「Lemon」を筆頭に、多くの曲を作っています。「Lemon」はTBS金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌でした。「Lemon」は亡くなった彼の祖父に宛てて作った曲です。
『アンナチュラル』は死体から死因を究明するスペシャリストたちが不自然死の謎を解き、その人たちの人生や生と死について描かれていくドラマなのですが、ぴったりのタイミングと編集で「Lemon」がかかると話題でした。
2018年に『NHK紅白歌合戦』で、彼の出身地である徳島の、大塚国際美術館で歌ったシーンが印象深く残っている方も多いのではないでしょうか。

様々な映画やドラマやアニメの主題歌を手掛けており、最新のものだと『シン・ウルトラマン』では「M八七」という曲が主題歌となっています。

1991年徳島生まれ、米津玄師として歌い始めて10年。彼の作る独特なサウンド、リズムは圧倒的で、歌詞も曲ごとのテーマに深く細部まで作り込まれています。どこか孤独感や刹那を感じる楽曲に引き込まれたファンも多いことでしょう。

元々はボーカロイドプロデューサーとして登場した彼ですが、今や日本を代表する歌手・クリエイターです。
「NHK2020応援ソング プロジェクト」として認証されている、Foorinの歌う「パプリカ」(作詞作曲米津玄師)は、日本中の子どもたちが歌い、踊りました。誰もが1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これからも彼の作る楽曲や世界が楽しみです。

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独特の歌詞と独特の歌声で、エモい曲や古風な曲など幅広い年代が楽しめる素晴らしいミュージシャン

米津玄師はドラマ「アンナチュラル」の「lemon」や、宮崎駿の映画作品「君たちはどう生きるか」など、数々の有名な曲を担当したミュージシャンであり、独特の歌詞に独特のある歌声が特徴です。

涙をそそるようなエモい曲だけでなく、古風な曲「flamingo」や子供向けの曲「パプリカ」など幅広く歌っているので、年代問わずに楽しめるでしょう。

また、国立競技場で使用された嵐の「カイト」という曲を作曲したのも米津玄師であり、彼だからこそ作れる音楽だということが伝わってきます。
1度でも聞けば心に響く曲だけでなく、何度も聞くことで曲の奥深さが分かるスルメ曲もあるので、じっくりと曲を味わいたい方にもおすすめなミュージシャンです。

米津玄師はYouTubeに多くの音楽動画をアップしているため、彼のカッコ良さだけでなく、クオリティの高いアクロバティックな演出や、壮大な背景を楽しむことができるでしょう。

米津玄師の音楽動画を見れば、つい口ずさんでしまったり、ダンスをしたくなってしまう程です。
感動したい時、ハッピーな気分になりたい時、大人になっても聞き続けたい音楽を探しているのであれば、米津玄師の曲を聞いてみるといいでしょう。

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米津玄師さんについてのレビューです。

米津玄師さんのFlamingo。この曲は最初のイントロから曲調、歌、全てとてもかっこよくて何度聞いても惹き込まれます。歌はもちろん素敵ですが、一番最初に流れるイントロがとてもかっこよくて気に入っています。米津玄師さんの歌い方もとても良いです。特に曲のところどころに巻き舌が入る歌い方がかっこいいなと思いました。何度聞いても良いと思える曲の一つで、私は個人的にもとても好きな曲ですし、もっとたくさんの方に米津玄師の曲が知られたら良いなと思いました。

米津玄師さんは元々ボカロデューサー。ボカロPとして活動していたアーティストなので、米津玄師としての本格的なアーティストとして活動する前のボカロ曲にも心を惹かれるような曲が沢山あります。どれもセンスにあふれた曲ばかりです。その頃はハチという名前で活動されており、有名どころの曲でいいますと、マトリョシカやパンダヒーロー、結ンデ開イテ羅刹ト骸などの曲があり、私はどの曲も好きです。この中でいうと、私は特に結ンデ開イテ羅刹ト骸という曲がお気に入りです。曲はどこか和の雰囲気を感じる曲になっており、和風なものが好きな方にもおすすめです。また、米津玄師さんは言葉のセンスもあり、歌詞の一つ一つの言葉のセンスにも注目する事ができ、MVなどを見るだけでも楽しめるとても素敵な素晴らしいアーティストです。

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米津玄師はどういう人物なのか、解説!

米津玄師(よねづけんし)は、日本の音楽界で多大な影響を与えているシンガーソングライター、音楽プロデューサーです。 彼の音楽スタイルはユニークで、伝統的なJ-POPの枠を超え、ポップ、ロック、エレクトロニック、そしてヒップホップなど、様々なジャンルの要素を融合させています。

1989年生まれの米津玄師は、幼少期から音楽に深い興味を持っていましたが、彼の音楽キャリアのスタートは、ニコニコ動画に自作の音楽を投稿したことによります。シンセサイザー技術を使用し、Hachi(ハチ)という名前で活動していました。 特に「マトリョシカ」や「パンダヒーロー」などの曲は大ヒットし、彼の才能が広く認知されるきっかけとなりました。

2012年には自身の名前、米津玄師での活動を本格化させ、2013年にファーストアルバム「diorama」をリリース。このアルバムは音楽性の広さと独自の世界観で高い評価を受け、彼今後も、彼の音楽は進化を続け、深い歌詞と独特なメロディー、実験的なサウンドで多くのファンを魅了しています。

たとえば、2018年にリリースされた「Lemon」は、失恋と悲しみや痛みを繊細に描いた楽曲で、日本国内はもちろん、世界中で非常に高い評価を受けました。この曲は多くの音楽チャートで首位を獲得し、彼の代表曲の一つとなっています。

米津師玄はまた、アニメや映画のための楽曲も取り組んでいます。 彼は音楽を提供し、作品の世界観を深化させ、感動を抱く力を持っているため、非常に人気があります。一例ですが、映画『未来のミライ』の主題歌「うたたねの歌」や、アニメ『僕のヒーローアカデミア』の主題歌「ピースサイン」などが挙げられます。

彼自身も、常に自己進化を続けるアーティストとして知られています。音楽制作においては、楽器演奏、レコーディング、ミキシング、そしてミュージックビデオの制作に至るまで、多くの工程を自ら行うことで知られ、その才能の広さには定評があります。

米津玄師は、その感動的な歌声と、聴く人の心を揺さぶる歌詞、そして常に変化し続ける音楽スタイルで、今日本の音楽シーンを描く存在となっています。葛藤や深い感情が織り込まれており、それが多くの人々に共感を呼び、心を熱くします。
ぜひ曲を聴いてみてください!

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数々の作品の楽曲を手がける努力の人

米津玄師は、数々の映画や作品の楽曲を手がけているまさに天才のような存在です。
自分で作った楽曲を歌っている米津玄師がメジャーデビューする前、初音ミクなどを使ったニコニコ動画に、自分で作曲した曲を世に出していました。頭に残るだけではなく、時には切なく、あるときには笑ってしまうような数々の作品は、何度でもまた聴きたくなるすばらしい曲ばかりです。
米津玄師としてデビューする前、「ハチ」という名前で2枚ほど出しているCDを手に取って聴いても、「後悔は絶対ない」と自信を持って言える曲ばかりです。知らなかったことを後悔するほど、「聴いてよかった」と思うと同時に、好きなこと、ファンであることに誇りが持てるでしょう。
歌や作曲のほか、うまいことで知られている絵をCDのジャケットに描いたことがあるうえ、可愛らしいもの、物悲しさを感じるものまで、多くの絵がオフィシャルサイトにあります。
淡々と考えが書かれているブログを読むと、天才ではなく、いろいろなことに悩み、考え、時には立ち止まりながら生きていることがわかります。
米津玄師を知れば知るほど、作り出す音の深みを感じられるようになるでしょう。これからどんな曲が聴けるのか、楽しみで仕方ありません。

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米津玄師というアーティストの魅力

米津玄師、それは日本の音楽界に登場し、まるで魔法のように心を掴むアーティストです。知らない方にも、彼の魅力を伝えたいです。

まず、音楽の特徴として新しさと懐かしさを同時に感じさせます。曲を一度聞けば、未知の世界に足を踏み入れたような感覚を味わいますが、同時にどこかで聞いたことがあるような親しみを感じることもあります。
彼の歌詞は感情豊かで、弱い立場の人々の心の叫びや愚痴、思いを言葉で表現する力があります。彼の歌詞を聴けば、自分がうまく言葉に出すことが出来なかったもやもやとした気持ちをしっかり言葉してくれるのでより彼の音楽に惹かれていきます。
音楽活動の幅は広く、映画やドラマの主題歌を手掛け、その作品に深みを与えています。彼の音楽は単なる曲だけでなく、物語の一部としても成り立っています。

さらに、彼のMVは常に驚きと美しさにあふれています。彼の視覚的な表現力は、音楽の世界観と合っていて、そのため彼のMVが発表されると話題になることが多いです。

米津さんの音楽は、新しい世界に導いてくれる鍵であり、心に響くメッセージを届けてくれる存在です。彼の音楽を知らない方も、一度耳にすれば、その魅力に引き込まれると思います。

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新たな音楽のパラダイムを提示する才人

独自の世界観と圧倒的な才能で、日本の音楽界に新風を吹き込んでいる米津玄師。彼の音楽は繊細で緻密な歌詞と感情的なメロディラインが交錯し、聴く者の心に深く響きます。シンガーソングライターとして、また音楽プロデューサーとしての彼の手腕は、一貫して高い評価を受けています。

米津玄師の音楽は、繊細かつ力強く、時には荒々しく、また時には深淵なまでに静かです。彼の歌詞は、人間の感情や社会の現状を鋭く捉え、深い洞察と敏感な感性を示しています。そして、その詩的な言葉の中には、ある種の普遍性があり、聴く者それぞれに共感を呼び起こします。

例えば彼のヒット曲「Lemon」は、切なさと希望が同居する美しいメロディと共に、失恋や別れの痛みを繊細に描き出しています。一方で「打上花火」は、青春の終わりと新たな未来への期待をテーマにしており、その深い感情表現と美しいメロディは多くのリスナーに共感を呼びました。

彼のアルバム作品は、楽曲ごとに異なるテーマや音楽スタイルを取り入れ、それぞれが独立した一つの世界を形成しています。その中で彼は、自身の内面的な探求や社会的な視点を巧みに表現しています。

米津玄師の音楽は、普遍的な人間の感情を捉え、それを美しい音楽に昇華させる力があります。彼の歌詞は独特の比喩や象徴を用いて、聴く人々に深い洞察を与えます。その表現の独自性と深みは、米津玄師が音楽界で重要な存在となっている理由の一つです。

彼の作品「BOOTLEG」は、その多様性と幅広さ、そして聴く者を繊細な心情の旅へと誘う力が評価されています。アルバム全体を通して、米津玄師の繊細な感情の揺れ動きや、それを表現するための多彩な音楽的アプローチが感じられます。

米津玄師の音楽は、音楽的な表現を超えて、聴く者それぞれに対する一種の対話とも言えるでしょう。彼の音楽は、私たちが自分自身や周囲の世界を理解する一助となり、人間の本質や感情についての洞察を深めます。

彼の才能は音楽だけに留まらず、イラストやビジュアルアート、さらには音楽以外のメディアへと広がっています。これは彼が自身のアートワークやミュージックビデオの制作も手掛けていることからも明らかです。

総じて、米津玄師は日本の音楽界における一風変わった存在であり、その独自のスタイルと深い感情表現は多くの人々に影響を与えています。彼の音楽は、人間の本質や感情を描き出し、それを美しいメロディや詩的な言葉に変える才能を持っています。そして、それは聴く者に深い共感を呼び、心に残る響きを与えています。

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次々ヒット曲を世に出す天才アーティスト

「米津玄師のどんなところが好きなのか?」その魅力について紹介します。
私は、米津玄師さんの歌が好きで車の中でよく聞いています。特に「Lemon」と言う曲が好きです。この曲は、TBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌でもあります。カラオケでも良く歌いますがキーが高くてなかなか上手く歌うことが出来ません。

不思議なのですが引き込まれる歌詞と歌い方が好きです。聴けば聴くほど米津さんの歌詞や音楽の世界にどっぷり引き込まれていってしまいます。
コンサートにも行きたいのですが、チケットが取れないため、DVDを見ながらコンサートに行った感覚を味わっています。

米津さんは元々は漫画家になって物語を作りたかったそうなのですが、「BUMP OF CHICKEN」の曲に合わせたアマチュアの方が作ったFLASHアニメを見て、その頃から音楽に興味が出だしてきたそうです。

「Lemon」も好きですが、「まちがいさがし」といった名曲などを数多く生み出しています。
また、自身の曲以外にも作詞作曲のプロデュースもされていて、5人の小学生男女で構成された混声ユニットFoorinの「パプリカ」を提供するなど意外な才能を発揮されています。これからも私は、米津玄師さんを応援して行きたいと思います。

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米津玄師

今回は「米津玄師」さんについて語っていきたいと思います。
米津玄師さんの楽曲といえば、真っ先に浮かぶのは「Lemon」、「パプリカ」の2曲ではないでしょうか。

「Lemon」はドラマ主題歌でありながら脅威のロングヒットとなり、その記録の一つとしてこの「Lemon」のMVが7億回再生を突破して、日本人アーティストの記録を更新しています。今まで米津玄師さんの楽曲を聴く機会がなかった世代にも、その名前が知られることとなる大きなキッカケになってのではないでしょうか。

もう1曲は「パプリカ」。こちらもNHKを中心にTVなどで長く流れていたため、楽曲を口ずさめるという方はいらっしゃるでしょう。
また楽曲を作られたのは米津さん自身ですが、実際に歌われていたのは、この楽曲のために結成された「Foorin(フーリン)」。5人の小中学生の男の子女の子が可愛らしく元気に歌っている姿を、微笑ましく眺めていた方も多いと思います。

「Lemon」とはまったく異なる楽曲に、米津さんの音楽の幅の広さに驚かされましたね。

今では知らない人はいないと言っても過言ではないトップアーティストの米津玄師さんですが、最初の頃のボカロP(ボーカロイドプロデューサー)の「ハチ」を知っている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

ボカロP時代に若い世代に認知され人気となるのですが、その頃の楽曲も今とは違う素敵な名曲がたくさんあります。
もし少しでも興味を持たれたなら「ハチ」「楽曲」で検索してみてくださいね。

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なぜ、米津玄師の楽曲は大勢の人に愛されるのか

国内でもトップクラスの人気と知名度を持つ米津玄師について。
彼の楽曲を好きという人は老若男女実に幅広い。
何故、彼はこんなにもたくさんの人に愛されるのか。筆者なりに考察してみた。

人はそれぞれが持つ記憶や経験・ 価値観に共感できる歌に触れた時「これ、いい曲だな」と感じるのではないだろうか。
例として、「恋人と別れたショックでなんにもできない!」と歌った曲があるとする。
似た経験をした人ならば「わかる!そうなっちゃうよね」と共感するが、
「いや別れたってそこまではならないよ…」なんて人は共感度や感動度は低いだろう。
しかし米津玄師の曲の持つ「共感」は、自身の経験や価値観という縛りを受けないように思うのだ。
ドラマや映画で泣いたことはないだろうか。自分の経験ではないのに、登場人物に共感して感動してしまう。
それが自分と異なる性格や価値観の主人公であったとしても。
米津玄師の曲を好きになるときは、この感覚がとても近い。
彼が大勢を魅了するのは、曲の一つ一つに良い映画の主人公のような存在を感じるからではないかと思う。
例として「MAD HEAD LOVE」という曲がある。歌詞やMVからは幸せとは思えないような暴力的な恋愛模様が読み取れる。
筆者にはそれに共感できる経験も価値観もないのだが、
「この曲の主人公(達)は喧嘩がたえず、心も体も傷つけあっていて、それでも好き合ってるんだな。離れるよりも傷つけあうことを選んだ二人なんだな」
と、いつの間にかその価値観を肯定し、愛憎抱える主人公に共感し引き込まれてしまっていた。
この時の自身の感情の流れが、ドラマや映画を好きになるのととても似ている。
このように自身の経験や価値観という縛りを取っ払ってくれる「主人公」を生む力を、筆者は〝天才的〟と感じている。
米津玄師の楽曲はラップ調のもの、バラード、ロックと様々なバリエーションがある。
その一つ一つに泣き、笑い、叫んでいる魅力的な主人公が存在し、唯一のストーリーを持っている。
万人に愛される主人公が存在しなくとも、曲の分だけ異なる主人公が存在するのだ。
その中にはきっと、あなたを虜にするものがあると思う。

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米津玄師の魅力

米津玄師はJ-POPシンガーソングライターとして若い年代から絶大な人気を集めている。
代表曲には「Lemon」や「打ち上げ花火」などがあり、その多くが今までにない音楽として親しまれている。
また、シンガーソングライターとしてはあまり類を見ない、俳優や他のミュージシャンとのコラボ楽曲の発売も度々行っている。
菅田将暉とコラボした「灰色と青」や、初音ミクとコラボした「砂の惑星」などが有名である。
米津玄師の曲にはさまざまなジャンルがある。
1stシングル「サンタマリア」では、日本舞踊のような雰囲気が感じられ、
かと思えば4thシングル「アンビリーバーズ」では今までになく明るく不思議なテンポ感の楽曲が多く収録されている。
1人のミュージシャンからここまで様々な楽曲が聴けるために、飽きることなくハマり続けることができるのも米津玄師のいいところと言えるだろう。
米津玄師はあまりメディア出演しない。それでも友人の菅田将暉が毎週月曜日に放送しているオールナイトニッポンには時々顔を出す。
そこでは米津玄師の新しい一面を見ることができる。
以前の放送では好きな漬物ランキングを発表したり、自身の子供時代の遊びについて話したりと音楽以外のことをたくさん教えてくれる。
米津玄師の人間性が気になったら是非聞いてみてほしい。

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米津玄師の曲は気持ちを盛り上がる時に聞きたい

「米津玄師」は、1993年生まれの魚座である。
天性のミュージシャンと感じられるくらい、米津玄師の曲には彼のオリジナルなセンスが現れており、
曲それぞれにはカジュアルなイメージももつが、美しい曲の流れは米津玄師のカッコよさが感じられ、若者に注目されている人気シンガーの一人である。
彼のソフトな歌声や歌詞には、心を動かせられる人が多くいると考えられる。
米津玄師の曲を聞くと、人々の生き方には恋愛が大きく影響されると気づかされ、切ない気持ちや愛情の大切さを理解できる。
女性にとって甘い歌声だが、男性にとっても思わず聞き入ってしまうメロディアスなボイスの持ち主で、
心の動きや叫びを美しいリズムやメロディにのせる事が上手い。
また、彼の誠実な性格を感じさせる歌詞が多く、勇気やポジティブな気持を持たせてくれる曲が多く、
米津玄師の曲には、人の気持ちを盛り上げるリズムやパワーが詰まっているのだ。
これでいいのか、いいアイデアは他にないかなど悩んでいる人が米津玄師の曲を聞くと凄く良いヒントが見つかりそうだ。

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時代を代表するアーティスト

米津玄師という人間。今や知らない人がいないくらいの人気のアーティストだ。
「アイネクライネ」「Lemon」「馬と鹿」「感電」など、例を挙げだしたらきりがないが、とにかく彼は有名で、彼の歌は人気だ。
では、なぜ彼はそこまで人気があるのだろうか。
彼の楽曲はドラマ主題歌やCMソングに起用されたからでもあるが、彼自身の人柄も少なからず影響していると考える。
2018年、彼は小中学生の音楽ユニット「Foorin」のプロデュースをした。
彼が作詞作曲した「パプリカ」は親しみやすいリズムと歌で子供たちの心を鷲掴みにした。
彼は相手がどんなに年下であろうと、謙虚な姿勢で接するところがいい。
子供だからといって甘やかすのではなく、同じ音楽をやっている「人間」という大きなくくりで見ている。
そんな所にも彼の音楽に対して真摯に向き合うおおらかな人柄が出ている。
実際、「Foorin」の子供たちは米津玄師のことをお師匠と呼び慕っており、仲がいい様子がうかがえる。
音楽を通じて年齢の隔たりをもなくしてしまう優しい性格だからこそ、時代を代表するようなアーティストになれたのかもしれない。
最初は彼にミステリアスな印象を持つかもしれないが、是非一度彼の音楽を聴いてみてほしい。

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米津玄師

テレビには余り出ない、ミステリアスで多才なアーティスト。
歌詞は、聖書や文学作品からの引用と、物事を諦観、孤独に寄り添いそっと背中を押すようなものが混ざり合い、独特の世界観を作っている。
メロディーはキャッチーだが、違和感、この音へ行くんではないかという予想をあえて外すような音もさりげなく使っている。得に出だしは複雑なメロディーから始まり、サビはキャッチー、Cメロはとても独創的な作りの曲が多い。演奏も、キャッチーな中に不協和音や違和感を感じ、とても中毒性がある。歌と歌のつなぎの部分にも独創的なギターリフやブレイクが入っていて飽きさせない。海外の流行の音や、歌謡曲、ファンク、R&B、ヒップホップ、ラップ、ロック、民俗音楽、エレクトロ等いろんな系統の音楽をミックスしている。そして何の楽器を使って出したのか分からない音も多々入っている。
また彼は、イラストレーターでもあり、CDのジャケットやアートワーク、ライブグッズのデザインは自ら手掛けている。アイネクライネなどでは手書きイラストでMVを制作している。ダンサーでもあり、LOSER、フラミンゴなどではダンスも踊っている。デビュー前は、ボカロPハチとして活動。

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今のJ-POPシーンについていけてない、そんなあなたにおすすめする米津玄師アルバムレビュー

個人的なネット動画投稿サイトでの活動から始まり、瞬く間にJ-POPシーンのトップへと駆け上がった米津玄師。楽曲に対する独自の見解から生み出される聴くものが想像だにしない音楽性を武器に大衆を魅了し続けている。

しかしブームの移り変わり、音楽性の変化の激しい現代、「もう新しい音楽についていけないよ」と考えている方も多いのではないだろうか。この記事ではそんなあなたにこそおすすめしたいあなたの時代に合わせた「米津玄師ベストアルバム」をご紹介したいと思う。

・バンドブームをこよなく愛する者達におすすめ! 米津玄師「YANKEE」
10年ごとに新たなバンドブームが巻き起こると言われている日本 2000年代頃の青春向けバンドブーム、2010年以降の[Alexandros]やゲスの極み乙女などが台頭したネット時代など生まれながらにしてバンドブームとともに駆け抜けてきた人にこそおすすめしたい作品の一つ

「リビングデッドユース」といった軽快なカッティングを主体とするナンバーから始まり、その後も「MAD HEAD LOVE」や「しとど晴天大迷惑」、「TOXIC BOY」などのシンセサウンドとバンドサウンドの融合体といえる楽曲たちをそろえた本アルバム

これらの楽曲に共通して言えるのが、奇妙なサウンドによってインパクトを残しつつもサビでは決して王道を外さずリスナーの心を鷲掴みにする楽曲構成ではないだろうか、奇妙な音楽といえば探せばいくらでもあるのだが、それでいて大衆受けする音楽というのは米津玄師独自のバランス感覚によってこそ成り立っているものと言える。
バンドサウンドにも慣れ親しみつつも今までにないものを探していた方にドンピシャで突き刺さる楽曲達と言えるだろう。

(他アルバム紹介)~~

2020年代に入り音楽シーンに台頭するジャンルにも変化が見られてきた現代、その変化とともに様々な楽曲を生み出してきた米津玄師、そんな音楽シーンの架け橋とも言える彼の以前の音楽に触れることで新たなジャンルにも親しめるようになるのではないだろうか。ぜひご自身で様々なアルバムを手に取ってほしい。

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
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米津玄師は、音楽家として邁進し続けている

米津玄師は、ボカロのハチの時代から現代の心に寄り添って、新しい音楽を作り続けていて、いつも新しい楽曲が出るのが楽しみです。ただ今だに、ボカロ時代の曲もたまに聞くのですが、飽きさせないところもすごいと思います。オリンピックの応援ソングやコロナ過で行われたアルバム製作など、音楽家として、まさに、とどまることを知りません。特に、歌詞がいつも少しミステリアスでいて、どこか懐かしくもあり、新しくもあるところに心惹かれます。語彙力も豊富で、歌詞の中で表現されている言葉の表現力もすばらしいです。なんといっても、メロディーが複雑でいながら、キャッチーなのもどこか不思議というか、すごいとしか言いようがありません。MVもいつもとても楽しみです。MVはいつもどこか不思議なんですが、MVで表現されているメッセージ性も楽曲を別から見た一面と言った感じがして、深みと広がりを持たせていると思います。人気ゲーム、フォートナイトで、ストレイシープのヴァーチャル、ライブをした時も感動しました。形にとらわれず、音楽を伝える音楽家としての立ち位置がかっこいいです。フォートナイトは、海外でとても人気のゲームでもあるので、たくさんの海外の人々にも知名度を伸ばす機会ともなったと思います。Lemonは、日本でも大ヒットしましたが、海外の方々にもとても愛されている楽曲です。世界ツアーやって欲しいですね.

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
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米津玄師さんの凄い所とおすすめ曲

米津玄師さんは、ニコニコ動画で自身の曲を作曲したのが有名であり、特に2018年に出た「LEMON」は、最速で300万のDLが認定されたのと、YouTubeでも歌い手の人が投稿されるという人気があり、そこから2019年でも連続でドラマに起用されています。
その中でも「馬と鹿」はノーサイドゲームに起用されたり、「パプリカ」のセルフカバーもされて、自身のYouTubeで再生数が10億回を超えています。
過去にハチという名でボーカロイドプロデューサーとしての活動をしている影響で、10代や20代からの人気が高く、曲を聴いているとどこか懐かしい感じになるので、何度も聴いていた気分になります。音楽だけてなく米津玄師さん自らイラストも描いているようです。
最後に米津玄師さんのおすすめ曲ですが、「LEMON」以外のも紹介していきます。
「パプリカ」を聴いていると、どこか昔みたいな懐かしさを思い出し心が落ち着いたり、「ピースサイン」は、アップテンポが良いのと歌詞による言葉遊びが楽しくなる曲です。
最後に「LEMON」ですが、この曲を聴いていると夢のことや忘れたものを思い出せます。

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
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10年に一人の逸材。

ニコニコ動画投稿者の時代から見守っていました。
このミュージシャンはその頃から、あらゆる点で、同時代の才能の中でも頭一つ以上抜けていたと思います。
このレビューでは「歌詞」「音」「世界観」の3点に分けて説明したいと思います。

歌詞
ニコニコ時代最初期の「結ンデ開イテ羅刹ト骸」でもいきなり「片足無くした猫が笑う」から始まっているように、全体的に乾いていて、触れられたくないところを撫でてくるような、ゾワっとする言葉選びをしています。文語的な熟語から、乱暴な言葉遣いになったりと、非常に幅広い語彙が特徴です。


素人目線ですが「耳に引っかかる音」が多いです。黒鍵や、不協和音、意外性のあるSEなどを突如織り交ぜるのが特徴的です。
また、他の歌手の曲ではまず聞かないような言葉が突然流れてきたりします。
「しとど晴天大迷惑」ではサビの最後で「ぱっぱらぱ!」(歌詞の表記)という特殊なメロディが挿入されますが、これが大変不可思議でありながら実に耳に心地が良く、一度聴いたら忘れられないフレーズとなっています。
また、逆に「聖なるもの」の表現も巧みです。「サンタマリア」のサビで、文字通り「サンタマリア」と歌われる箇所や、「Flowerwall」の「目の前に色とりどりの花でできた」の箇所などは、あえて一音ずつの間を均等に空けることで、神々しく、愛おしい気持ちが湧き上がってくるメロディーになっています。

世界観
独特の世界観の幅の広さが生まれています。
「聖なるもの、尊いもの」への賛美から、暗く汚い感情、悪態、後悔、懐かしさや自棄といった感情まで、様々なテーマを、それぞれ驚くほどの具体性をもって描いています。一つ一つの曲を聴くと、他のアーティストとは全く違う、「初めて出会う感情」が湧き上がってきます。
こんなアーティストは初めてです。

米津玄師は10年に一人、いや、それ以上のアーティストだと思っています。

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
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大好きな米津玄師

徳島県出身のシンガーソングライターです。かなり難しい感じの名前ですが、これが本名なところが素敵です。身長は188cmもあり、立っているだけでもかなり絵になります。2009年頃、もともとボカロプロデューサーのハチとしてインターネットを中心に活動していました。ボカロ文化を広めたのが米津玄師です。本人名義では2012年のアルバム「diorama」が初ですね。そして、翌年にメジャーデビューすることになりました。子供の頃は漫画家を目指していたぐらいなので、イラストやミュージックビデオのアニメーションもすごく素敵に自分自身で作り上げています。ハチとして活動していた時、本人歌唱のオリジナル曲をニコニコ動画などで発表していますが、しばらくして全て削除しました。理由は楽曲に自身が影響されたものが色濃く反映され過ぎているためだそうです。そうなると、視聴者側は余計気にかかってしまいますね。米津玄師は幼少期、高機能自閉で学校も引きこもりがちだったどころか、父ともあまりコミュニケーションをとらなかったそうです。そんなことから何かと一人で黙々と絵を描いたり誰とも喋らず曲を作ったりすることに没頭していったのかもしれませんね。