乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とは、乙女ゲームの世界に転生した主人公が、自分の破滅フラグを回避すべく奮闘する異世界転生系小説であり、それを原作としたアニメである。作者は山口悟。小説投稿サイト『小説家になろう』にて本編が連載され、後に一迅社文庫アイリスよりライトノベルとして出版される。ライトノベルの2巻までが『小説家になろう』の本編に相当し、3巻以降は文庫版の書き下ろしである。2020年にテレビアニメ化され、略称「はめふら」で親しまれる。2021年に第2期が放送。

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふらのレビュー・評価・感想

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
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フラグしかたたん

公開終了ギリギリでやっと見ることができました。
劇場版でも、カタリナのフラグ建築は健在。オリジナルキャラのアーキルは同じ制作会社の別ゲームに出てくるキャラクターで、『FORTUNE LOVER』の世界と同じだそうです。

感想ですが、ダウンロードコンテンツのゲームをしている感覚でした。
もちろん、いつもの面々も出てきますが、本編の甘さは少なめで、既存キャラとの恋愛模様を楽しみたかった人からすると少し物足りないようにも感じました。
劇場版オリジナルキャラ、クミートは声優さんが村瀬歩さんということもあって、女装時の声が完全に女子。めちゃくちゃセクシーでかわいいです。アランもクミートに色仕掛けをされて、若干戸惑い気味でした。
色仕掛けにあって戸惑っているアランのもとにちょうどいいタイミングで、メアリがきて嬉しそうな顔をするアランがとてもかわいかったので、このシーンには注目してほしいです。

最後に今回あったことの記憶を消す魔法をカタリナはかけられます。しかし、「次にまた出会えた時に記憶を取り戻すようにしておいた」と粋な計らいがされていたので、もし次に出会うことがあればと、次回作を期待してしまうような終わり方でした。

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悪役令嬢フラグを折る計画を立てるが無意識に周りを釘付けにする

わがままな令嬢クラエス公爵家の娘カタリナは、恋している王子ジオルドと散歩中転倒し、頭を打ってしまいました。気を失い目が覚めたとき前世の記憶が戻り、自分が交通事故で亡くなった高校生であったことを知りました。さらに、大好きな乙女ゲームの世界に転生したうえ、ゲームの敵、悪役令嬢になったことに気づきました。ジオルドの婚約者であり主人公を邪魔するゲームのカタリナの結末は、国外追放か最悪の場合死亡でした。
ヒロインと攻略対象の恋を邪魔せず仲よくすることは、生き残るために重要でした。
記憶を基に前世でやったゲームの内容をノートに書き、最終イベントの学園での断罪に向けて動き出す物語です。
ヒロインや攻略対象などの周囲から、悪役令嬢が愛されるところが見所です。
前世の記憶のゲーム内容を基に行動するカタリナは、無意識に言った言葉と少しおバカな行動によって、攻略対象の王子や義弟のゲームをとっさにやり好かれていきました。やるつもりがなく、のちに後悔したおかげで、攻略対象やヒロインと仲よくなりました。ゲーム内の行動ではなく、魔法の練習のための野菜を作ったり、婚約者候補の令嬢を無意識に守ったり、みんなにモテモテだった悪役令嬢が、全く気づいていないところが面白かったです。
少しおバカで活発、とても食いしん坊なカタリナと、そんな彼女が大好き過ぎる周囲の攻防戦も楽しめました。

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悪役令嬢から、ヒロインへ華麗なる転身が面白い。

主人公は、わずか16歳で不慮の事故で死んでしまい、ある時、自分が乙女ゲームの悪役令嬢、カタリナ・クラエスに転生してしまった事を知ります。そして、その運命はハッピーで国外追放、バットで死という全く転生しても良い人生は迎えられそうもない、過酷な運命でした。過酷な運命に立ち向かうべく、剣を習得したり、魔力を強化しようとしたり、ヘビのおもちゃを奮闘したりと少しズレていますが、励む日々を過ごします。
また、乙女ゲームの世界がメインになっているので、ターゲットになる男性キャラが魅力的。好みは分かれると思いますが、等身大の主人公目線で楽しめ、毎回見ていて、うっとりしたり、ドキドキしたりできます。また、主人公が破滅フラグばかり意識して、無自覚にターゲット達を引きつけては、めちゃくちゃ鈍感な解釈をしていくのが愉快です。
本来なら、忌み嫌われ役の悪役令嬢のはずなのに、いつのまにか、ヒロインキャラであるマリアも退け、しっかりヒロインになってます。ただし、主人公はあくまでも無自覚でそこから生まれるドタバタがたまらないエッセンスになってます。転生するという話はよくありますが、まさか、悪役令嬢からヒロインにのし上がっていく様が本当に斬新で面白いです。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
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悪役令嬢が美男美女を無自覚に攻略していく胸キュンサバイバルストーリー

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』タイトルが長いので、ファンの間では『はめふら』『ハメフラ』と略されています。

現実世界で死んでしまった主人公が、生前友人とプレイしていた『フォーチュン・ラバー』という、主人公が対象の異性キャラを攻略していく恋愛シュミレーションゲームの世界に転生して、人生に待ち受ける破滅フラグを回避して面白おかしく生きていくストーリーです。
こういう場合、通常の転生先はゲームの主人公なのですが、最低のライバルキャラであるカタリナに転生してしまうのがミソです♪
展開の分かれ道の選択次第では、国外追放や攻略対象に殺されてしまったりと、恋愛シュミレーションゲームにしてはかなりベビーなエンディングが待っています。

カタリナは幼少期に自宅の庭で転倒し、気を失います。
それをキッカケに転生前の記憶を思い出し、このままだと破滅フラグしかない!そんな人生は嫌だ!平凡に平和に生きていくぞの発起し、自分の待ち受ける悲惨な人生を回避すべく転生前の記憶を総動員して立ち向かっていきます。

はめふらの魅力はなんといってもカタリナの人間性です。
フォーチュン・ラバーの登場人物はみな心の闇やコンプレックスを抱えています。
カタリナとは幼少期に出会うのですが、普段私たちが身に覚えのあるようなものが多く、つい自分に置き換えてみてしまう方も多いと思います。
カタリナは登場人物の心に土足で入り込み、相手が欲しかった言葉や行動で結果無自覚で救ってしまう、一言で云えば『良い人』悪く云えば『人たらし』です。
気づけば男女問わず登場人物は皆カタリナに陶酔していて、本人の知らぬ所で抜け駆け禁止!なライバル協定が築かれていたり、カタリナの気を引くために試行錯誤するキャラクター達に涙とエールを贈りたくなります。

悪役令嬢なのに、無自覚人たらしの優しいカタリナを…というより、周りのキャラクター達を応援したくなるのが、はめふらの面白い所です。

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悪役令嬢が可愛い

まず悪役令嬢に転生するという設定が面白い、しかも破滅フラグだらけ。前世の記憶を取り戻してからの悪役令嬢カタリナの行動力が、見ていて気持ちがいい。破滅フラグを回避するためのカタリナの脳内会議が可愛らしい、それぞれの個性に合わせた声もいい。自分が悪役令嬢という役であることを分かっているからこそ、婚約を破棄する準備が万端のカタリナと、絶対に破棄するつもりがないジオルドとのやり取りが面白い。ゲームの主人公であるマリアと接触するも、カタリナにしか興味がない他のキャラが面白い。破滅フラグを回避するために、無意識に別のフラグを立ててしまっているカタリナが見ていて楽しい。仲良くなったことでカタリナに好意を抱くようになった弟キースとジオルドとの静かなる争いが面白い。いつも優しい理想の王子様であるジオルドの黒い部分がいい。ほとんどカタリナの無意識で天然な行動によるものだが、主人公であるマリアに恋愛フラグが全く立たないのが面白い。才能溢れる主人公マリアに比べ、カタリナに魔法の才能がないところがいい。中身は1番年上なのに、まるで小さな子どものようにはしゃぐカタリナが可愛い。自分の魅力に全く気付いていない、男女ともにモテモテなカタリナが見ていて微笑ましい。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
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元オタク女子カタリナのキャラクターに惹かれる

元オタク女子のカタリナ・クラエスが乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、破滅フラグを回避するため奮闘する話。
元々漫画から入りアニメを見始めたが、漫画よりテンポよく話が進む印象。
まず何より主人公のキャラクターの良さがいい。
まっすぐな性格で、中身は普通の女子高生なので、貴族である周囲の人達はカタリナの破天荒さに驚かされつつも、気がつかないうちに惹きつけられていく。
特にカタリナの脳内で繰り広げられる一人作戦会議が可愛くて最高。
舞台が乙女ゲームの世界なので回が進むごとにカタリナに好意を寄せるキャラクター(男女)が増えていくが、それぞれの異常なまでの主人公への執着に笑ってしまう。
しかし、カタリナによって彼らの世界が変わっていく様はとてもわくわくした。
また乙女ゲームの世界なのでアニメ化による男性陣への期待はしていたが、期待以上だった。
声が入ることによって彼らの色気が引き立つ。
カタリナ役の内田真礼さんの演技も素晴らしいが、特にアラン役の鈴木達夫さんの演技が、アランのぶっきらぼうだが素直な心の様子を表現されていて良い。
そして個人的にはOPとEDもおすすめである。angelaと蒼井翔太さんの中毒性のある曲が、このアニメのポップな面とダークな面を表現していて、これを聴くために必ず最初から最後まで見てしまう。
第2期も期待である。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
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チート、無双一切なし。男性が読んでも笑えるのでそこそこオススメ

なろう小説発のゲームの世界への転生もので、主人公は日本では活発であだ名が野猿(木登りが特異なことに由来)な底抜けのお人好しで頭が弱めの女子高生が、死ぬ前にプレイしていた乙女ゲーの世界で主人公に嫌がらせをする悪役面の令嬢に転生するお話。
男性が読んでも~という理由は、レビューを書いている私自身が男だから。普通に笑える。
というのも、本来は我儘放題のクソガキだったはずの悪役令嬢カタリナの幼少期に転生したため、この手の物語ではよくある破滅フラグをへし折りに行き、さらには保険を掛ける……のだがその努力の方向がおかしい。
破滅フラグを回避しようとするあまり、剣術を習おうとする、対象の苦手なもののおもちゃを作りそれを投擲する訓練を積む、さらにはゲームの攻略対象はおろか、ゲームにおいては恋のライバルとして登場するはずの令嬢たちさえ誑し込む。
破滅した場合の保険は何と農民になると言い出し、家庭菜園を作るといいながらガチの畑づくりを始める。
挙句、ゲーム本編開始時に魔法学園へ愛用の鍬と作業着にほっかむりを持ち込む。
挙句の果てには本来の主人公、マリアまで誑し込むという人たらしぶり。もはや笑うしかない。
一応、乙女ゲーっぽさ、少女漫画っぽさが無いわけでもない。実際、原作の5巻以降は攻略対象の1人にして主人公曰く形式上の婚約者の第3王子が積極的にアプローチを書けるようになり、主人公もそれを自覚するようになる。
シリアス展開もないわけではなく、各エピソードの後半はわりとシリアスになりがちではある。が、それを差し引いても大体オチもつくし、前半は基本的にドタバタ劇になるので悪くはない。
チートものが多い異世界転生系において、チートも現代知識で無双も一切ない、ただ人柄だけで成り上がるその様はチートものとは別の楽しみができる。
普通に面白いので気になったら読んでみるのも悪くないかもしれない。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
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異色の異世界転生!掴み取れハッピーエンド

異世界転生ものといえば、やはりバトルもの。いわゆる俺TUEEE系(主人公がその世界最強クラスの能力を備え物語を進めていく物語)を連想するものですが、本作品にバトル要素はほとんどありません。
「バトル要素のない異世界転生ものなんていくらでもあるよ」。
そうお思いの方、その通りです。日常系をテーマにした異世界転生ものはいくつか作品が存在します。
では本作品のオリジナル要素はというと、転生の舞台が乙女ゲームということです!
本作品の主人公はカタリナ・クラエスという女の子。幼少期に頭を強く打ったことで前世の記憶を思い出します。その記憶をたどると、この世界は転生前の自分がハマってプレイしていた乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』の世界と何もかも一致していたのです。さらに自分はそのゲーム内でどのようなエンディングを迎えても破滅してしまう悪役令嬢「カタリナ・クラエス」だったのです。カタリナはそんな破滅エンドを迎えないように、または迎えたとしても強く生きていけるようにゲームの知識を生かしながら努力するのでした。
昨今様々なゲームの中に転生・転移するといった作品の多くはバトルやアクションの世界です。乙女ゲームというジャンルは珍しくゲーム好きの方でも、ありふれた転生ものに飽きてしまった方にも楽しんでいただけるかと思います!

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読んでいて幸せな気分になります

作品の内容は、タイトルそのままです。現世で死んだ主人公は、死ぬ前にプレイしていた乙女ゲームの世界に転生してしまいますが、その転生先が、ゲーム内で主人公に様々な嫌がらせを行う悪役令嬢の子供時代でした。その悪役令嬢が最後に破滅してしまうことを知っている主人公はそうならないように頑張るといった内容です。

この作品の登場人物達は基本的に、人間関係などのなんらかのトラブルを抱えています。主人公はそんな人たち一人一人のいいところを見つけ、身分による区別もせず、また自分の身分におごることもなく友達のような感じで親しくなっていきます。破滅フラグ回避という目標があるのですが、主人公は基本的に馬鹿で楽観的なので、あまり暗くなることもなくお話が進んでいきます。それぞれの友達との話も心が温まります。

いわゆる転生系のお話は、基本的に転生した先の世界で現世の知識を使ったり、なんらかの特殊な力をその時点で得たりして、どんどん持ち上げられるといった内容は多いのですが、この作品では全くそんなことは無いです。この世界でも魔法というものはありますが、主人公の魔力は最低クラス、現世の知識もこのゲームに関すること以外はほぼ使うことはないので、今までこういった転生系の作品が合わなかったという方に是非見てもらいたいです。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
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ほのぼのする異色の異世界転生作品!

ゲーム上で最終的に国外追放されるか殺されるしかない悪役令嬢に転生してしまい、そのバットエンドを避けるべく奮闘する女主人公カタリナ。
前世の記憶を取り戻さなかったら、裕福な家の一人娘としてワガママなまま成長し、バットエンドを迎えたと思われる。しかし、記憶を取り戻したあと、転生前のお人好しな性格にガラリと替わってしまい、元々の乙女ゲームのストーリとは違う方向に運命が変わってしまう。

カタリナの性格が明るく元気で、悪役令嬢の設定とはかけ離れた素朴で素直な性格で、ギャップが面白く、ほのぼのもして見ていて微笑ましい。
特に序盤の子供時代が話のテンポも良くて、サクサクと連続で何話も見れてしまいます。
絵柄と動きも良質!登場人物のキャラクターのバランスも良いです。恋愛シュミレーションゲームっぽく、それぞれ個性があって魅力的です。声優さんも違和感なく、配役の良さも作品を楽しいものにした大きな要因だと思います。

後半で急に内容が重くなるのと、主人公の性格が噛み合ってないような変なテンポの悪さが出てくるものの、しっかり最終話まで話がまとまっており、あまり深く考えなくていいアニメを見たい時におすすめです。

ちなみに、恋愛ゲームものなのにカタリナの鈍さのせいで空回りしっぱなしで、恋愛要素は少なめです。

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転生モノの中でも特に面白い「はめふら」

「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」略して「はめふら」は普通のちょっとオタクな女子高生がこの長いタイトルの通りに転生してしまった話です。原作は小説で漫画家もされておりアニメにもなっています。どのメディアも好評でどれから観始めても大丈夫です。乙女ゲームの世界にておでこを打ったことがきっかけで悪役令嬢に転生したことをカタリナ(転生後の名前)は知り、まだ自分が幼いならば乙女ゲームの設定年齢になる前に破滅フラグを回避しようと奮闘します。しかし自分が動かないうちに破滅フラグに繋がるキャラクターたちがどんどん出てきます。破滅フラグを回避するためにカタリナは行動しますが無自覚で人をたらしこむ天性の人たらしであるため、登場キャラクターたちをどんどん魅了していきます。そして乙女ゲームの設定年齢となり学園に通うことになった彼女は本番とばかりに気合を入れて破滅フラグに対抗します。
乙女ゲームの世界が舞台とはいえ決してストーリーが陳腐にはなっていません。ギャグよりのエピソードが多いですが例えばカタリナの周りに出てくる破滅フラグに繋がるキャラクターたちはカタリナが女子高生に時にこの乙女ゲームをプレイして知っただけの設定の他にその世界で生きているからこその悩みやコンプレックスが徐々に見えてきます。それはゲームだけではわからない要素でだからこそ転生したカタリナの存在が大きくなっていきます。
転生モノの中でも特に面白いと思います。

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