乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とは、乙女ゲームの世界に転生した主人公が、自分の破滅フラグを回避すべく奮闘する異世界転生系小説であり、それを原作としたアニメである。作者は山口悟。小説投稿サイト『小説家になろう』にて本編が連載され、後に一迅社文庫アイリスよりライトノベルとして出版される。ライトノベルの2巻までが『小説家になろう』の本編に相当し、3巻以降は文庫版の書き下ろしである。2020年にテレビアニメ化され、略称「はめふら」で親しまれる。2021年に第2期が放送。

escape3のレビュー・評価・感想

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
8

元オタク女子カタリナのキャラクターに惹かれる

元オタク女子のカタリナ・クラエスが乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、破滅フラグを回避するため奮闘する話。
元々漫画から入りアニメを見始めたが、漫画よりテンポよく話が進む印象。
まず何より主人公のキャラクターの良さがいい。
まっすぐな性格で、中身は普通の女子高生なので、貴族である周囲の人達はカタリナの破天荒さに驚かされつつも、気がつかないうちに惹きつけられていく。
特にカタリナの脳内で繰り広げられる一人作戦会議が可愛くて最高。
舞台が乙女ゲームの世界なので回が進むごとにカタリナに好意を寄せるキャラクター(男女)が増えていくが、それぞれの異常なまでの主人公への執着に笑ってしまう。
しかし、カタリナによって彼らの世界が変わっていく様はとてもわくわくした。
また乙女ゲームの世界なのでアニメ化による男性陣への期待はしていたが、期待以上だった。
声が入ることによって彼らの色気が引き立つ。
カタリナ役の内田真礼さんの演技も素晴らしいが、特にアラン役の鈴木達夫さんの演技が、アランのぶっきらぼうだが素直な心の様子を表現されていて良い。
そして個人的にはOPとEDもおすすめである。angelaと蒼井翔太さんの中毒性のある曲が、このアニメのポップな面とダークな面を表現していて、これを聴くために必ず最初から最後まで見てしまう。
第2期も期待である。