乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とは、乙女ゲームの世界に転生した主人公が、自分の破滅フラグを回避すべく奮闘する異世界転生系小説であり、それを原作としたアニメである。作者は山口悟。小説投稿サイト『小説家になろう』にて本編が連載され、後に一迅社文庫アイリスよりライトノベルとして出版される。ライトノベルの2巻までが『小説家になろう』の本編に相当し、3巻以降は文庫版の書き下ろしである。2020年にテレビアニメ化され、略称「はめふら」で親しまれる。2021年に第2期が放送。

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / はめふら
7

ほのぼのする異色の異世界転生作品!

ゲーム上で最終的に国外追放されるか殺されるしかない悪役令嬢に転生してしまい、そのバットエンドを避けるべく奮闘する女主人公カタリナ。
前世の記憶を取り戻さなかったら、裕福な家の一人娘としてワガママなまま成長し、バットエンドを迎えたと思われる。しかし、記憶を取り戻したあと、転生前のお人好しな性格にガラリと替わってしまい、元々の乙女ゲームのストーリとは違う方向に運命が変わってしまう。

カタリナの性格が明るく元気で、悪役令嬢の設定とはかけ離れた素朴で素直な性格で、ギャップが面白く、ほのぼのもして見ていて微笑ましい。
特に序盤の子供時代が話のテンポも良くて、サクサクと連続で何話も見れてしまいます。
絵柄と動きも良質!登場人物のキャラクターのバランスも良いです。恋愛シュミレーションゲームっぽく、それぞれ個性があって魅力的です。声優さんも違和感なく、配役の良さも作品を楽しいものにした大きな要因だと思います。

後半で急に内容が重くなるのと、主人公の性格が噛み合ってないような変なテンポの悪さが出てくるものの、しっかり最終話まで話がまとまっており、あまり深く考えなくていいアニメを見たい時におすすめです。

ちなみに、恋愛ゲームものなのにカタリナの鈍さのせいで空回りしっぱなしで、恋愛要素は少なめです。