探検ドリランド(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『探検ドリランド』とは、2004年からサービスを開始したソーシャルゲームサイト『GREE』で配信されているゲームおよび、それを元にしたテレビアニメ作品。架空の島「ドリランド島」に眠る財宝を探すべく、ドリルで穴を掘って探知機で宝を探し、ハンマーで岩を砕き宝を手に入れるという内容となっている。2011年5月よりシリーズ作となる『トレジャーハンター』が配信され、同年7月には『トレジャーハンター』をベースとした新ゲームへのリニューアルが行われた。

『探検ドリランド』の概要

『探検ドリランド』は、2004年2月からサービスが開始されたソーシャルゲームサイト『GREE(グリー)』で配信されているソーシャルゲーム、およびそれを原作としたテレビアニメ作品。
配信開始当初は架空の島「ドリランド島」を舞台とし、ドリルで穴を掘って探知機で宝を探し、ハンマーで岩を砕いて財宝を手に入れるというシステムのゲームであった。TOKIOが出演した本作CMの「ド、ド、ドリランド♪」というフレーズが印象深かったこともあり、ソーシャルゲーム黎明期を支える話題作として認知されることとなった。
2011年5月より後のアプリ版の土台となる『トレジャーハンター』が配信され、それまでのドリランドは「旧ドリランド」として扱われることになる。同年7月には『トレジャーハンター』をベースとした新ゲームへの大幅リニューアルが行われ、旧ドリランドの配信が終了となる。
しかし新ドリランドとして登場した『トレジャーハンター』のゲーム内容が従来のドリランドとは大幅に異なるものであったため、実質名前だけを拝借して別ゲームに差し替えたものとして扱われている。
なお、この大幅リニューアル前にユーザーが購入したアイテムは課金アイテムも含め全て消滅となり、新ドリランドへの引継も行われていない。
本作を原作としたテレビアニメ版も制作され、2012年7月から2013年3月にかけて『探検ドリランド』が、2013年4月から2014年3月の間には『探検ドリランド -1000年の真宝-』と銘打ったシーズン2も放送された。
また、テレビアニメの放送を記念した連動キャンペーンとして、ゲーム中では「アニメ連動キャンペーンガチャ」のイベントを開催。このガチャは、アニメ放送中に流れる特定のキーワードの入力か、毎週行われるひとことキャンペーンで入手した専用のガチャチケットで回すことができ、アニメ内に出てくるキャラクターをカードにしたものが入手できる仕様となっていた。さらにテレビアニメ第2シーズン放送の際の記念イベントとして、2013年7月よりオンラインカードゲーム『ネットカードダス 探検ドリランド』がリリースされている。ネットカードダスとしてはソーシャルゲーム発のキャラクターを使った初の試みとなり、カードダス第1弾『-激炎の章-』が2013年7月、カードダス第2弾『-輝水の章-』が同年10月に発売された。このカードダスは、テレビアニメ放送終了後の2014年4月7日をもってサービスを終了した。
2013年7月には、Yahoo! JAPANとグリーの合弁会社である『ジクシーズ』の第1弾タイトルとして、本作のスピンオフ作品『ドリランド 魔王軍vs勇者!』の配信が開始されている。こちらはパーティを組んで魔王を倒す旅に出る王道のRPGとなっており、多くのゲームユーザーを楽しませたものの、2021年3月にサービスを終了した。

『探検ドリランド』のあらすじ・ストーリー

プレイヤーはドリランドという世界を舞台に、眠っている宝物を探し出すトレジャーハンターとして様々なダンジョンを冒険する。
宝物には、強力な武具や貴重なアイテムはもちろん、物語の舞台であるドリランドの歴史や謎を解き明かす鍵となる重要なものも存在している。
こうした宝物は、モンスターが徘徊し、様々な仕掛けが施されたダンジョンに眠っているため、プレイヤーは自身の持つハンターカードや仲間となる「精霊」を強化しながらダンジョンを攻略し、宝探しをこなしていく必要がある。
SNS媒体で公開されたゲームという特性上、他プレイヤーもハンターとしてドリランドを冒険しているため、彼らと協力して敵との戦いに臨んだり、宝物の発見数を競い合ったりするなど、ソーシャルゲームならではの要素も楽しめる仕様となっている。
定期的に開催されるイベントでは、本作の世界観やキャラクターの魅力をより掘り下げて堪能できる、期間限定ダンジョンや特別なストーリー展開も用意されていた。
しかし、ゲーム全体の基本的なストーリーの軸となるのは、「ハンター」と呼ばれる冒険者たちが、「ドリランドのダンジョンを冒険し、世界各地に存在する宝物を求めて旅をする」というシンプルなもの。その背景では、ドリランド各地に存在する個性豊かな村や町、そこに住む様々な人々との出会い、そして宝物を守る強力なモンスターや罠が絡み合い、奥深い冒険譚が繰り広げられる。

『探検ドリランド』のゲームシステム

基本的な遊び方

ハンターカードを使ってダンジョンを探検し、隠された財宝やカードを発掘したり、モンスターとの戦闘やボスを倒し、ステージをクリアするという主旨のゲームである。
実際に行う操作としては、携帯電話のボタンを押してダンジョンを進みつつ、お宝やガラクタを発掘して出会ったモンスターを倒していくというもの。
発掘したお宝やガラクタはそのダンジョンのボスを討伐すると、ゲーム内通貨のベルに換算されて貯まっていくという仕組みになっているが、ダンジョンの途中で脱出してしまうと入手出来ない。しかし、この反面でカードの類は見つけるとその場でもらえる仕様になっている。
ダンジョンの途中、キングやレアキング、イビルモンスターと呼ばれる大型モンスターと出会うことがあり、討伐すると通常のダンジョンでは手に入れることができないハンターやアイテムを入手することができるが、キングは2時間、レアキングとイビルモンスターは30分以内に倒さなければ逃げられてしまうため注意が必要。大型のモンスターと出会った際は、助っ人を9人まで呼ぶことが出来る。

ハンターカード

本作ではプレイヤーの分身として、ハンターカードいうキャラクターカードを使用する。
キャンペーンなどで手に入るプロモーションカードはスペシャルカード枠に入り、売却やトレード、強化素材にすることはできないようになっている。
また、イベントダンジョンでパートナーとなったハンターは、技以外の強化を行うことはできない。

名前

カードの絵柄に紐づけてつけられている名前で、プレイヤー自身で変更することはできない。
また、同じキャラクターでもレアリティごとに名前が異なってくる。
例えば「ラインハルト」というキャラクターであれば 「R(レア)」で聖夜王子ラインハルトとなっており、 「SSR(ダブルスーパーレア)」で軍神ラインハルト 「SSSR(トリプルスーパーレア)」のカードでは雷轟軍神ラインハルト、というように名前が変わっていく。

レアリティ

カードの希少性を示す階級で、本作では、ノーマルカード(N)、レアカード(R)、スーパーレアカード(SR)、ダブルスーパーレアカード(SSR)、トリプルスーパーレアカード(SSSR)という5段階のレアリティが設けられていた。
「S」の数が増えるほど希少度は高くなる。

特殊ハンター

討伐ハンター

キング、レアキング、イビルモンスターといった大型モンスターとの戦闘に使用し、敵に大幅なダメージを与えることができる。
3種類のモンスターそれぞれに対して有効なカードの他に、全てに大幅なダメージを与えられるマルチハンターというカードも存在する。
「キング討伐ガチャ」「ゴールドガチャ」の2種類のガチャで入手できるが、開催されるイベントなどによっては「ノーマルガチャ」からも入手できる。

限定ハンター

イベントごとに用意される限定カードで、イベントが終了すると、二度と入手することはできない。
キング、レアキング戦ではお楽しみ袋の中から出現し、レベル10のイビルモンスターを討伐することでも入手ができる。このほか、イベントの到達報酬やキング祭りのポイント到達報酬などでも入手することが可能。

ダンジョンハンター

イベントダンジョンで力を発揮するカード。ダンジョンを進む速度が増幅するカードや、パートナーのハンターが貰う経験値を増やすカード、オーガモンスターに大幅なダメージを与えることができるカードなど、様々な方面からダンジョン探索を手助けする効果を持つものが存在する。

『探検ドリランド』の登場人物・キャラクター

主要なハンター

ミコト

kairi3215
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@kairi3215

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