乱歩奇譚 Game of Laplace(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

推理作家「江戸川乱歩」が書き上げた作品群の中から「人間椅子」、「影男」、「怪人二十面相」、「ラプラスの島」などを題材として、主人公のアケチ、コバヤシ少年を中心に現代の世界観で起こった怪事件を解決していくアニメオリジナル作品である。
2015年7月~9月までフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された。アニメーション制作はLerche(ラルケ)。

事件を解決することで国家から不登校を許可されている宮内庁公認特定未成年の少年探偵。
17歳、1月21日生まれのB型。
身長180cm 体重64kg
冷静で無愛想な性格で「怪人二十面相」による事件を追い続けている。
缶コーヒー依存症で、錠剤(睡眠薬?)を服用する際もコーヒーで流し込んでいる、ブラック愛飲家。
高校には入学式以来、一度も通学していない、しかし高校入試でオール100点を取る程の天才的な頭脳を持つ。
猫アレルギーで嫌いなのだが、猫から好かれているようだ。

コバヤシ(CV:高橋李依)

男子中学生。13歳。9月12日生まれの乙女座B型 身長154cm、体重45kg。
中性的な見た目で、小学生の頃から女の子に間違われる事がある。
他人に無関心でありクラスでは浮いた存在だが、クラスメイトのハシバとだけは仲良くしている。
日々の存在を空虚に感じなんとなく毎日を過ごしていたが、「人間椅子」で担任教師殺害の容疑をかけられたことから楽しさを感じるようになり、少年探偵アケチのことを知って彼の助手になろうと思うようになる。

アケチ探偵の事務所に出入りが許可されるようになってからは、テスト期間中であるにも関わらずにずっとアケチの仕事に首を突っ込む。
それを友人のハシバは非常に心配して探偵事務所まで顔を出すようになる。
制服のネクタイ部分がリボン結びになっていたり、常時内股だったり、女の子座りや椅子に腰かけて足をバタつかせるなど、狙っているのか本当は女の子なのかと思わせられる部分が各所に見受けられる。
コバヤシ少年の犯人の行動が理解の範疇を超えた愛情や趣味嗜好だとしてもそれを汲み取り、嬉々として推理を展開する姿は探偵側というより、むしろ犯人側の人間と受け取られかねない怖さを感じさせる。

ハシバ(CV:山下大輝)

4月2日生まれのA型、14歳。身長166cm、体重55kg。
正義感の強いかなりの現実主義。

クラス委員を務めており、財閥の御曹司である。
コバヤシ少年を心配してついてきて、お願いされて協力したりとコバヤシ少年に大しての面倒見がいい。しかしその分コバヤシ少年やアケチにいつも振り回されている苦労人。
しばしばコバヤシ少年に喜ばれて顔を赤らめたり、「人間椅子」事件の被害者担任がコバヤシ少年に好意を持っていた事を知って僅かに表情を歪めるなど、コバヤシ少年に対して異常な好意を持っているのではないかと彷彿とさせてくる。

財閥の御曹司という理由からクラスから浮いていて友達もいなかった小学4年の時期にコバヤシ少年から声をかけられた事を機に親友となったらしい。

カガミ(CV:小西克幸)

新宿警視庁捜査一課のエリート警視。
26歳。8月20日生まれのA型。 身長178cm、体重69kg。
正義感が非常に強く、真面目な性格。

トキコという妹と二人暮らしをしていて、その事でアケチからは「シスコン」だと言われている。
家事全般が苦手なので、妹に任せきりになってしまっている。
趣味は剣道、トレーニング。

怪人二十面相の模倣犯の一人。
自分が逮捕した男が報復の為に妹のトキコを惨殺され、警察のやり方は犯罪の抑止力足り得ない、と考え、彼は「怪人二十面相」として犯罪者の私刑を実行した。

ナカムラ(CV:チョー)

11月3日生まれのO型、38歳。身長171cm、体重60kg。
新宿警視庁捜査一課のベテラン刑事であり現在はカガミの部下になっている、以前はカガミの上司だったがカガミがスピード出世したため、サポート役に回っている。やる気がないように見えるがその実質は正義の警官。
常に猫背状態。

黒蜥蜴(くろとかげ CV:日笠陽子)

特殊犯罪者専用の独房「新宿プリズン」に収監されている女賊。
身長176cm、誕生日は5月18日(自称)。
収監されていても牢屋の中にはソファがあり、下僕を従えて、ワインも飲んでいる。本人が露出度の高いコスチュームをしているのでSM嬢のように見えなくもない。
アケチに対して異常な執着と反応を示す。彼の辛辣な言葉を聞いただけで身悶え、終いには粗相をする始末になってしまう。
情報収集には長けており、アケチたちの手助けになる場面が多い。

影男(かげおとこ CV:子安武人)

紙袋を被った変装の達人であり、稀代の怪盗でもあり、少女愛好家。
プロフィールは不明。

姿が特徴的で、頭に紙袋を被ったスーツ姿を基本ベースとしているが、変装の名人なので声も姿も様々に変えることができる。
彼が唯一変装できないのは少女の姿のみで、女の子に対しての執着は強い。だが黒蜥蜴とは違い、物腰は非常に紳士的で、少女に危害を加えるような真似は絶対にしない。
普段は女子小学生の通学路パトロールをしている。
頭も良く、行動力もあるのだが、他の登場人物に比べると戦闘能力が低いのでオチやギャグに使われやすい。

ミナミ(CV:藤田咲)

警視庁の検視官、6月6日生まれのO型、25歳。
身長151cm、体重40kg。

司法解剖の結果を死体くんと共に伝えてくれる「三分間ショッキング」で犯人役を演じている。
話数が進むにつれ、検視官だけではなく物語の重要位置にいるキーパーソン「怪人二十面相の一人」であることがわかる。
ナミコシの計画に加担していた彼女は、逮捕後、二十面相の協力者達によって渡された薬物で自殺する。

死体くん(したいくん CV:山口勝平)

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