ワカコ酒(漫画・アニメ・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワカコ酒』(ワカコざけ)とは、『月刊コミックゼノン』で2011年から連載されている新久千映のグルメ漫画、及びそれを元にしたテレビドラマやアニメ作品である。主人公の村崎ワカコが好きなお酒とそれに合う料理を淡々と食べる。その中で、日常のちょっとした出来事を思い浮かべ、一日が終わる、という緩やかな作品である。2015年1月よりテレビドラマ化、同年7月からテレビアニメ化されている。

厚切りベーコン

4巻第99夜に登場するのが厚切りベーコン。豚キムチに厚切りベーコン。4巻は凶暴なおつまみの比率が高い。

分厚い肉の塊は気分が上がる。
それが目の前の鉄板で焼かれ、焼けた匂いが鼻先をくすぐっていったら、それだけでビールが飲める。
そして、作中のワカコはさらにその上を行く。
「誰かが言っていた。鉄板焼きが焼ける間、目を閉じて待つと、音で美味しさを感じられると!」

『ワカコ酒』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ワカコはお酒と料理を楽しんでいるとき、さまざまな名言(迷言?)を生み出している。思わず納得してしまう当たり前のことを再確認させられる名言が多数。

多種多様な「ぷしゅー」

ワカコが美味しいお酒や料理に出会った時に発せられる「ぷしゅー」にはさまざまな種類がある。「ぷしゅー」という言葉一つで色々な表現をしているのも『ワカコ酒』の特徴。

お酒と料理、納得の組み合わせを再確認した「ぷしゅー」に恍惚の表情。美味しさが伝わってきそうな雰囲気。

ときには連続「ぷしゅー」も。夏の暑い日、カラカラの喉に通っていく冷えたビールのイメージが掴めそう。

村崎ワカコ「たかがかきあげ されどかきあげ」

コミック第1巻・25夜の『かきあげ』回でワカコが注文したメニューがかきあげ。そして一口食べた感想。居酒屋風のお店でたまには冒険、といって頼んだが実はメニューにはない注文。お店の方も快く引き受けたものの、かきあげはお店や家庭によって使用する具材が若干異なるもの。それをあえておまかせで注文する。ビールを飲みながらどんなかき揚げが登場するのか心待ちにし、提供されたかきあげに舌鼓を打つ。ワカコ曰く、かきあげは天ぷらのなかではジャンキー、だが厳選された素材によってできたかきあげは「たかがかきあげ、されどかきあげ」と納得のいくもの。

村崎ワカコ「なんでもいいからビールをあおりたい」

コミック第2巻・35夜の『チーズ天』回。「なんでもいいからビールをあおりたい」と、真夏の暑さにとにかくビールを欲するワカコ。これは酒飲みなら共感できること。あまりの暑さにいくらでも飲めそうな気分に。立ち飲み屋に訪れたワカコは取り敢えずビールとチーズ天を注文。冷えた瓶ビールから注がれたビールを一気に煽り、とろける熱さのチーズ天に思わず笑顔で「けしからん!!」と一言。キンキンに冷えたビールにアツアツのチーズ天があまりにも美味しそうな回。

村崎ワカコ「高級なものでなくても美味しいものは近くにある」

コミック第4巻・100夜『まぐろの山かけ』回。マグロだけよりも高級感は下がるものの嬉しさがあがるマグロの山かけ。付けすぎたわさびの刺激が謎に癖になると冷酒とともに食べるワカコ。「高級なものでなくても美味しいものは近くにある」。高いものでなくても身近にある味で十分美味しいことを悟っている。

『ワカコ酒』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『ワカコ酒』の主題歌・挿入歌

アニメ主題歌:上野優華「幸せの帰り路」

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