ワカコ酒(新久千映)のネタバレ解説・考察まとめ
『ワカコ酒(ワカコざけ)』とは月間コミックゼノンやWEBコミックぜにょんで連載されている新久千映のグルメ漫画及びそれを元にしたテレビドラマやアニメ。主人公のワカコが好きなお酒とそれに合う料理を淡々と食べる作品。そのなかで日常のちょっとした出来事を思い浮かべ一日が終わる、という緩やかな漫画。
『ワカコ酒(ワカコざけ)』とは
2011年から月間コミックゼノンで連載され、2017年1月現在で既刊8巻。2015年1月にテレビアニメ化、同年7月にアニメ化もされた。2016年にドラマ2期『ワカコ酒season2』が放送。主人公・ワカコのキャラデザは担当の推薦で作者の似顔絵が元となっている。
ファンや複数メディアから「女性版・孤独のグルメ」と称されている。
あらすじ・ストーリー
主人公・村崎ワカコ、26歳OL。お酒が好きで日々美味しいお酒とそれに合う料理を探し求めている。気になるお店は初めてでも戸惑うこと無く入店。それはお店に限らず屋台も同様。美味しい料理とお酒の相性が合えば感嘆の吐息「ぷしゅー」が漏れる。ビールからワイン、日本酒、焼酎などアルコールであればなんでも飲み、それに見合った酒の肴を一日の終わりに楽しんでいる。悪いことや嫌なことがあった日でもお酒を飲めばすべて水に流せてしまう。ときに友人や同僚との食事やスポーツ観戦などもするが、基本的に自由気ままに1人で美味しいお酒と料理を堪能するために街を彷徨う。それでも一人酒が好き、というだけでたまに同僚や友人との食事やお出かけもそれなりに楽しんだりもして日々を過ごしている。
『ワカコ酒』の登場人物・キャラクター
『ワカコ酒』に登場するのは主人公である「ワカコ」のみと言っても過言ではないほど登場人物が少ない。お店のお客など背景として人物描写はあるものの、キャラ設定されているのはほんのわずか。
村崎ワカコ(むらさき ワカコ)
『ワカコ酒』主人公・村崎ワカコ。人並みに仕事を進めるが、基本マイペースな性格。あまり多くを語らず物静かな印象を受ける。しかし一方で会社の上司に「ゲテモノ好き」とも言われている。これは酒の肴に内臓系などを躊躇なく食すことにもつながっている。
仕事帰りに1人で酒場に立ち寄り美味しい料理とお酒を嗜むのが至福の時。休日でも出かけることがしばしば。お酒はビールや日本酒、焼酎、ワインと種類問わず嗜む。
ヒロキ
ワカコの恋人・ヒロキ。作中に登場することは少なく、メールでの登場が多い。多少お酒を嗜むが、ワカコほどではないため一緒に飲みに行くことは少ない。
みぃさん
ワカコの同僚・三村。通称・みぃさん。明るく朗らかでワカコに美味しいお店を紹介したり野球観戦に誘うなど社交的。時間にルーズで待ち合わせによく遅れるが、性格上あまり嫌われたり怒られることは少ない。
ホッシー
ワカコの同僚・中野。通称・ホッシー。しっかりした性格で気配り上手。周囲をよく見て配慮できる。
さちこ
ワカコの友人で元同僚。豪快な性格をしている。
お酒と料理へのこだわり
ワカコがお酒と一緒に味わう料理にはワカコなりのこだわりが。このお酒にはこの料理、と定番の組み合わせからお腹の好き具合に合わせた料理など臨機応変。そして好きなものを好きなように食べたいことから一人酒をしているようにも思える。