ワカコ酒(新久千映)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワカコ酒(ワカコざけ)』とは月間コミックゼノンやWEBコミックぜにょんで連載されている新久千映のグルメ漫画及びそれを元にしたテレビドラマやアニメ。主人公のワカコが好きなお酒とそれに合う料理を淡々と食べる作品。そのなかで日常のちょっとした出来事を思い浮かべ一日が終わる、という緩やかな漫画。

料理、酒の肴は食べ方にもこだわるワカコ。少量のお酒で美味しい料理をじっくりと堪能できる。

カロリーを気にしつつも食べたくなる

平気で一人酒をするワカコもやはり女性。見た目を機にすることも。上司から「太った?」という言葉を受け、カロリーを気にするもお酒に合うのは油ものやこってりした料理。太りたくないと言いつつ唐揚げに手を伸ばしてしまう。

お店で食べる料理に納得の味わい

外飲みが多いワカコは自宅で手軽に作れるものでもお店で注文。お店で食べるからこそ違う味わい方がある、と語る。

多種多様な「ぷしゅー」

ワカコが美味しいお酒や料理に出会った時に発せられる「ぷしゅー」にはさまざまな種類がある。「ぷしゅー」という言葉一つで色々な表現をしているのも『ワカコ酒』の特徴。

お酒と料理、納得の組み合わせを再確認した「ぷしゅー」に恍惚の表情。美味しさが伝わってきそうな雰囲気。

ときには連続「ぷしゅー」も。夏の暑い日、カラカラの喉に通っていく冷えたビールのイメージが掴めそう。

『ワカコ酒』名言・名セリフ

ワカコはお酒と料理を楽しんでいるとき、さまざまな名言(迷言?)を生み出している。思わず納得してしまう当たり前のことを再確認させられる名言が多数。

『たかがかきあげ されどかきあげ』

コミック第1巻・25夜の『かきあげ』回でワカコが注文したメニューがかきあげ。そして一口食べた感想。居酒屋風のお店でたまには冒険、といって頼んだが実はメニューにはない注文。お店の方も快く引き受けたものの、かきあげはお店や家庭によって使用する具材が若干異なるもの。それをあえておまかせで注文する。ビールを飲みながらどんなかき揚げが登場するのか心待ちにし、提供されたかきあげに舌鼓を打つ。ワカコ曰く、かきあげは天ぷらのなかではジャンキー、だが厳選された素材によってできたかきあげは『たかがかきあげ、されどかきあげ』と納得のいくもの。

『なんでもいいからビールをあおりたい』

コミック第2巻・35夜の『チーズ天』回。真夏の暑さにとにかくビールを欲するワカコ。これは酒飲みなら共感できること。あまりの暑さにいくらでも飲めそうな気分に。立ち飲み屋に訪れたワカコは取り敢えずビールとチーズ天を注文。冷えた瓶ビールから注がれたビールを一気に煽り、とろける熱さのチーズ天に思わず笑顔で「けしからん!!」と一言。キンキンに冷えたビールにアツアツのチーズ天があまりにも美味しそうな回。

『高級なものでなくても美味しいものは近くにある』

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