7SEEDS(セブンシーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

田村由美により描かれた、日本の少女漫画作品である。隕石の衝突が不可避と悟った各国は人類滅亡を防ぐために様々な作戦を考えた。その一つが7SEEDS計画である。いつの間にか冷凍されて未来に放り出された若者たちは、人類滅亡後の地球で戸惑いながら必死に生き抜いていく。ディストピアものは今までも数多く出版されているが、サバイバルに対する描写がリアルで引き込まれる物語である。

鯛網 ちさ(たいあみ ちさ)

名家のお嬢様。薙刀を習っており、作中でも長い棒があると獣に応戦したりしている。おっとりしているが自己をしっかり持っており、どんなときでも衣食住をきちんとすることを心がけている。祖父が勝手に決めた婚約者は秋チームの秋ヲだが、お互い会ったこともない。日舞もたしなんでいたようで、冬チームの美鶴のことも知っていた。

角又 万作(つのまた まんさく)

寺の4男坊だった。そのためか、いつも袈裟を着用している。大概のことには動じない性格でマイペースであり、もともとは風呂嫌いであったが天然温泉に入浴してから風呂好きになった。論語が好きで、度々詩を詠んだりしているが、とっておきの詩は定住する場所が定まったら詠むと決めている様子。佐渡に行った際、方舟の中に恋人が息子を眠らせていたことが判明した。

雪間 ハル(ゆきま はる)

音楽家一家に生まれたが、スランプに陥っていた間に冷凍された。目覚めたばかりのころはコンクールで結果を残せなかったことを悔いていたが、花により徐々に意識を前向きに変化させた。夏Aの小瑠璃と惹かれあっているが、一時それが原因で安吾に警戒されていたことがある。オカリナや金管なども演奏できるが、本来の専門はピアノである。絶対音感を持っていて、雨音が落ちる音の違いで塩分の濃い潮だまりを見つけたり、暗闇の中で水流がぶつかり合う音で地形を推測したりとかなり凄い能力を発揮している。

野比 桃太郎(のび ももたろう)

以前は神童と周りに言われており、記憶力は常人よりも良い。最初にたどり着いた虫の島で古代生物について解説していたことから、動物に関しては詳しい模様である。夏Aと出会った当初、テストを受けずに未来に来たことを嫌悪され薬草の実験台にされたり獣の囮にされたりと散々な目にあった。

新草 ひばり(にいぐさ ひばり)

解凍に不備があり、何か月か冬眠状態のままだった。洪水により春のチームがばらばらになってしまったあと海に漂っていたが、嵐、ナツ、蝉丸の3人が乗る船に救助され目が覚めた。性格がキツく、おどおどしているナツを少しいじめていた。夏Bの蛍とはいとこ同士である。普段は気をはって強がっている様子だが、本当は故郷がなくなってしまいショックをうけている面が垣間見えていた。

柳 踏青(やなぎ とうせい)

春のガイド。自衛隊出身で、戦争映画などのサバイバルな環境に憧れてガイド役に立候補した。未来に来たことは目覚めてすぐにチームに伝えたようだが、物資シェルターのことは秘密にしていた。チームをかなり横暴なまとめ方をしていたため花とぶつかっていたが、最期にみんなを守るためにガイドになったと自分の志を吐露した。

『7SEEDS』の登場人物・キャラクター(夏のAチーム)

安吾(あんご)

選抜学校の中でも優秀で、成績のトップ争いをしていた。基本的には真面目で仲間思いなのだが、幼いころからの育ち方とテストのトラウマによりやや情緒不安定なところがある。選抜テストの際に親友の茂が目の前で絶壁から転落死したことをずっと悔いていて、夜になると夢遊病のように茂を探すことがある。花と似たもの同士だからかひどくぶつかり、レイプ未遂の末、花を見殺しにしたことで仲間からの信頼を失ってしまう。夏Bのナツの要領が悪いところが茂と重なるらしく、夏Bと合流したときはナツに構っていた。火と水のクラス。

涼(りょう)

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