E.T.(イーティー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『E.T.』は1982年公開のアメリカのSF映画。迷子になってしまった宇宙人「E.T.」と、地球人の少年「エリオット」との交流を描く、スティーヴン・スピルバーグ監督の代表作。
この作品は、公開直後には、アメリカ国内だけでおよそ3億ドルという当時の映画史上最大の興行収入を記録する超ヒット作品となり、全世界で長きにわたり興行収入の歴代1位であった作品である。

E.T.の捕獲をたくらむNASAの科学者。常に腰にカギをぶら下げていることからこう呼ばれる。

グレッグ(演:K・C・マーデル)

マイケルの友達の1人。

スティーブ(演:ショーン・フライ)

マイケルの友達の1人。

タイラー(演:トム・ハウエル)

マイケルの友達の1人。

『E.T.』の用語

宇宙人

作中ではE.T.たち地球外生命体を指している。脚が短いものの、腕や首が長い。体毛は(ほぼ)なく、茶色っぽい肌が露出している。顔の形はハートマークのようにも見える。

エキストラ・テレストリアル

英語表記は「Extra Terrestrial」。「地球圏外の」という意味で、異星人を指している。作中ではマイケルの友達が、宇宙人のことを信じてはいなかったものの、「ではエキストラ・テレストリアルだな」といったことで、頭文字をとって宇宙人は「E.T.」と名付けられた。

『E.T.』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

エリオット「僕が守ってやる」

エリオットがマイケルたちにE.T.を紹介した際のセリフ。エリオットは兄のマイケルやその友達に、ゲームに混ぜてもらえずに孤独感を感じていた。また父親が愛人を作りメキシコに行っていたことから家庭内にはどこかぎくしゃくした空気があった。だからこそ、独りで地球に取り残されてしまったE.T.に対して共感した。そこで出たのが「僕が守ってやる」という言葉だった。父親に対するエリオットの思いが裏に隠れているセリフである。

エリオット「僕たちは元気だ」

兄のマイケルがE.T.のことを「あいつ元気ないよ」と心配した時の、エリオットのセリフ。エリオットとE.T.は交流するうちに互いに感覚を共有するようになっていく。「僕たちは元気だ」という言葉からは、エリオット自身もそれを自覚し、受け入れていることが分かる。

自転車が空を駆けるシーン

政府機関の科学者たちから逃げだしたエリオットたちだが、やがて追いつかれて絶体絶命のピンチに陥ってしまう。しかしそこで、自転車のカゴに乗っていたE.T.が念力で自転車ごと子供たちを浮遊させた。夕日や青白い月をバックに自転車が飛んでいるところはとても幻想的で、この映画を代表するシーンの1つになっている。

『E.T.』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『E.T.』が生まれた場所

脚本はスピルバーグ監督が、ハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズ』の撮影中に、当時ハリソンの妻であった脚本家のメリッサ・マシスンとともに、インディの撮影スタジオ内で書き上げたといわれている。

E.T.はもともとは、「グレムリン」を思わせる、地球人を襲う悪のキャラクターとして描かれる構想だったが、最終的には心優しい宇宙人の設定となった。
スピルバーグ監督は、自身の子供の頃の経験をもとに、両親の離婚と、それを受け入れていく少年の姿を描きたかったのだといわれている。

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