いぬまるだしっ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『いぬまるだしっ』とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』2008年から2012年まで連載されていた、大石浩二によるギャグ漫画である。またたび幼稚園を舞台に、常に下半身が露出状態の園児・いぬまると、彼にパンツを履かせようと奮闘する新任教諭・山田たまこのやりとりを中心に描かれる。下ネタや時事ネタ、シュールな笑いが満載の作風で、一部読者からは『クレヨンしんちゃん』の後継と評された。2011年にはショートアニメも配信されている。園児と大人たちが織りなす、予測不能で賑やかな日常が特徴だ。

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『いぬまるだしっ』の概要

『いぬまるだしっ』とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』2008年39号から2012年27号まで連載されていた、大石浩二による日本の漫画作品である。
本作はまたたび幼稚園すみれ組を舞台に、常に下半身が露出した状態で生活する園児・いぬまると、彼にパンツを履かせるべく奮闘する新任教諭・山田たまこ(やまだ たまこ)のやり取りを軸に、先生や園児たちの賑やかな日常を描いている。常に下半身丸出しのいぬまるが、園児らしからぬ予測不能な言動で周囲を巻き込んでいく実力派ギャグ漫画であり、キャラクターが自由に駆け回ることで作中が無法地帯になることも多い。

本作は下ネタを中心に、パロディや時事ネタ、社会風刺などがふんだんに盛り込まれている。回りくどい長文の言い回しやインパクトの強いセリフで笑わせる一方で、絵面を最大限に活かしたシュールな笑いも盛り込むという二段構えの構成が特徴である。幼稚園という日常的な空間で繰り広げられる非日常的な出来事が中心に描かれ、本心という名の欲望に従う園児たちと、先生という名の殻を被った大人たちの間で珍事件が続発する。

連載形式は、作者の前作『メゾン・ド・ペンギン』と同様、原則として毎号の2色刷りページ後の定位置に10ページ前後(特別編では15ページ前後)掲載されるスタイルをとっていたが、2010年27号以降は掲載順が前後する場合も見られた。単行本は同誌の他作品と同じく190ページ前後で構成されているが、1話あたりのページ数が少ないため、約4か月に1回というペースで刊行されていた。その過激な作風から、一部の読者からは「『クレヨンしんちゃん』の正統な後継者」や「同作を凌ぐほど下品である」と評されることもあった。

メディアミックスとしては、2011年6月にWebサイトなどでショートアニメが配信されている。連載終了後、2013年には同誌36号にて、タイを舞台とした番外編読み切り『〜タイでもまるだしっ〜』が掲載された。

『いぬまるだしっ』のあらすじ・ストーリー

またたび幼稚園の日常

またたび幼稚園すみれ組を舞台に、新任教師の山田たまこ(やまだ たまこ)と、常に下半身を丸出しにしている園児・いぬまるくんを中心に描かれる日常物語である。たまこ先生や周囲の園児たちが、いぬまるくんの予測不能な言動や、園児らしからぬ振る舞いに翻弄されるドタバタ劇が展開される。

園内行事と翻弄される人々

ストーリーは、身体検査、おままごと、登園時の送迎、運動会といった幼稚園の恒例行事を基盤として進行する。たまこ先生は、初日の送迎バスで出会ったいぬまるくんにパンツを履かせようと奮闘するが、彼が引き起こすおかしな日常に巻き込まれていく。
下ネタの中にも、パロディ、時事ネタ、社会風刺などがふんだんに盛り込まれている。長文の言い回しやインパクトの強い単語による笑いと、絵面を活かしたシュールな笑いの二段構えが特徴である。幼稚園という日常的な空間を舞台にしながら、非日常的な出来事が次々と巻き起こる。

『いぬまるだしっ』の登場人物・キャラクター

またたび幼稚園すみれ組(年中組)

いぬまるくん

本作の主人公。またたび幼稚園すみれ組(年中組)に所属する4歳の園児。
社交的な性格だが、その分下ネタもオープン。園児らしからぬ言動で、周囲を翻弄していく。
初期設定では全裸だった。冒険家で好奇心旺盛な性格。休日は怪しげな集会に参加したり、たまこ先生の自宅に侵入したり、自分で予約した美容室に行って丸刈りにされるなど、非常にアクティブに活動している。

園長曰く、入園式の日から今日までいぬまるくんがパンツを履いているのを見た事がない。パンツを履くのに強い拒絶反応を見せており、堪り兼ねたたまこ先生がパンツを履かせようと試みるも「パンツ履くくらいなら痛車に轢かれて死んだほうがマシ!」と叫びながら逃亡した。生後まもなくオムツの使用を拒否し続けて現在に至る。しかし、暑い夏の日に他の園児たちが裸で遊んでいた際には、逆に着用していたことがある。
担任の山田たまこ先生には非常に懐いており、休日も行動を共にすることが多い一方で、彼女の自宅へ侵入したり、視力検査の際に彼女の体型について指摘したりすることもある。
ませた発言やギャグで周囲を混乱させる一方で、妙なことに詳しかったり、時折良い行いをしたりする一面も持つ。普段は「いぬまろくん」という犬のぬいぐるみを抱えているが、稀に日本人形の「サダミチャン」を持参することもある。
いぬまろくんという犬のぬいぐるみを抱えているが、希に日本人形のサダミチャンを持参する。

山田 たまこ(やまだ たまこ)

またたび幼稚園すみれ組の新米担任。22歳の独身女性。
子供と一緒にいられるという理由から幼稚園教諭を目指した子供好きだが、初めて受け持ったクラスにいぬまるくんがいたことで、彼の予測不能な言動に翻弄される日々を送っている。性格は基本的には常識人であり、いぬまるくんや周囲の登場人物に対してツッコミを入れる役割を担っているが、自身も天然な節があり、時として常識から逸脱した言動で周囲を困惑させることもある。

熱心なゲーム好き。教員応募時の履歴書の趣味・特技欄に「格ゲー、RPG、横スクロール」と記載するほどである。自室には格闘ゲームのコマンド表が貼られており、恋愛関係よりもゲームを優先する傾向がある。
また、焦っている時や気を抜いた際に服装が乱れやすく、タグ付きの服を着用して登園したり、着席時にパンツが露出したりといった失態を演じることも少なくない。

すずめちゃん

またたび幼稚園・すみれ組の園児。
恋愛ごとに目がないおませな性格で、大人顔負けの悩みを持ちかけ、たまこ先生を困惑させる。
当初は子供っぽいいぬまるくんを馬鹿にしていたが、おもらしを誤魔化してくれたのを期に好意を抱く。その後、デートに誘うなど積極的にアプローチするが、いぬまるくんが好意に気づいているかは定かではない。

ふとしくん(本名:たかし)

またたび幼稚園・すみれ組の園児。
いぬまるくんから「いじめっ子のふとしくん!!」と呼ばれるが、実際は同年代のヤンキーにビビるチキン。言動にそぐわず素直な性格で、いぬまるくんが仕掛けた罠にハマリ、窮地に陥る事も少なくない。
「ふとしくん!!」と呼びかけるいぬまるくんに対して「俺ふとしじゃなくてたかしだから」と静かに抗議するも、無視される。

けんたくん

またたび幼稚園・すみれ組の園児。スポーツ万能でお金持ち。けんたくん、モッちゃんと3人で登場する。

モッちゃん

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