日本のラップシーンで話題となったBeef(ビーフ)やDis(ディス)まとめ!漢や般若など
“Beef”(ビーフ)は「争いごと」、“Dis”(ディス)は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ(BEEF)がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。
******************************************************
2014年7月25日、NORIKIYOが『花水木』に続く5枚目のアルバム『雲と泥と手』をリリースしました。
出典: www.amazon.co.jp
収録曲のリリックには、『花水木』でのディスを意識したと思われるリリックが確認できます。
本当 馬鹿ばっかじゃね?
くだらねぇな 「つぶやき」ってさそれさRapじゃねぇじゃん
俺でも知ってる意味 「沈黙は金」
でも言いてぇ事言うそんなHIPHOPが好き
聞いてたRhyme Animal ダチと実家で
夢は見えたが あそこまでの地図がねぇ
OK… 村八分? 上等
俺のShowがダメな時は言ってよ「Go Home」
※「THE RHYME ANIMAL」は、1998年にリリースされたZeebraの1stソロアルバム。
俺があの日噛み付いた意味
ソレが解らなきゃさ Don't Fuck With Me
勝負なんねぇ 王冠は地に
だって呟くだけで出来ねぇリリック
そして、『雲と泥と手』リリースにあたってのインタビュー記事で、前作からのディス(ビーフ)に関してコメントをしています。
ビーフっていうのは一過性のモンで結局は何も残らないんじゃないかと思ったので、前作でやったことに対してのケジメ、自分はもうそういうところじゃないよっていうのをアナウンスしておきたいなと思ったんです。
出典: musicshelf.jp
—「で、誰だっけ?」は、Zeebraに向けた歌なんですか?
いや、先輩たち全般ですね。『花水木』で「R.I.P」っていう曲を書いたんですけど、「俺たち死んでねーぞ」みたいに返してくる先輩たちがいるかなと思ってたんです。っていうか、いて欲しかったんですけど、ひとりもいらっしゃらなくて。レジェンドと言われてる人たちがまったくスタイルを更新しないというか、昔の余力だけで生きてる、みたいなのはやっぱりちょっと寂しいんですよ。
出典: musicshelf.jp
おこがましいですけど、僕のアルバムを聴いて、先輩たちのギヤがガチャッと入ってくれたら日本のヒップホップももっと面白くなるんじゃないかなと思って。
出典: musicshelf.jp
猪又孝のvoice and beats NORIKIYO Special Interview
musicshelf.jp
******************************************************
NORIKIYOの動きに対するリスナーの反応は、以下のとおり…。
ZEEBRAはアンサー曲は次に出すアルバムに入れるって言ったけど、それよりも先にNORIKIYOがもう次のアルバムを出してるって時点で既にもう、残念です。
— sho (@shoohssho) 2014.07.30 21:50
zeebra夏ベスト出すんならボーナストラックでNORIKIYOにアンサー返せ
— 小野妹子 (@onono__imoko__) 2014.07.27 00:39
今更だけど、レーベル運営で忙しいでしょうが、あのお方がNORIKIYOの『雲と泥と手』収録の「で、誰だっけ?」を聞いて奮い立たないわけがないと信じてますよ。あの曲は、ただ単なるDISだけじゃなく所信表明として昇華されてるところがとてもドラマチックで好きです。#鼻息荒いシマウマ
— 佐野 泰臣 (@HETAREME) 2014.08.14 18:02
******************************************************
さらにさらに、NORIKIYOは、自身のワンマンライブでもこのDISに言及しました。
ディス曲"GO HOME"に対してラッパーなのに曲で返答せずTwitterで謝罪したZEEBRAを名指しでそれはダサイとステージで堂々批判したNORIKIYOの覚悟に痺れた。
— 常川拓也 (@tsunetaku) August 31, 2014
ZEEBRA兄さん どうしちゃったの?って言っちゃったよ… #NORIKIYO
— noサステナブル_INA_777 (@_INA_777) August 31, 2014
NORIKIYO最高だったー!!WATTのライブも観れたしシークレットゲストで韻踏に西成にAKLO!!!あとZeebraディス!!!照明も凝っててめちゃくちゃ楽しかった!! 帰りはみんなでお好み焼き食べたし、余裕持って特急乗れたし、今日は最高でしかない\(^o^)/
— ゆかち (@mesh1co) 2014.08.31 22:57
NORIKIYOワンマン「今夜はParty(Remix)」も「一網打尽(Remix)」も"ジブラ兄さんどうなの?"的な発言も般若の嫁が昨日出産したという報告も良かったけどハイライトは間違いなく「2FACE 」でキーくんがBESのヴァースを蹴ったところ。次はSEEDAもヨロ。
— あましっく (@xxxxxmdst) August 31, 2014
******************************************************
ワンマンライブ後のNORIKIYOのコメントです。
8.31 LIQUIDROOMへ来てくれた皆さん、
ありがとうございました。
僕の音楽やLiveが皆さんの活力の足しになってくれたら
とても嬉しいです。
またどこかのLive会場でお会いしましょう。
感謝。
年末の前に6枚目のAlbum出すよ。
世路詩句
出典: www.facebook.com
Related Articles関連記事
般若(ラッパー)の徹底解説まとめ
般若とは日本のヒップホップアーティスト。東京出身の1978年生まれ。同世代にはAK-69、D.O、漢 a.k.a. GAMIなどがいる。長渕剛を敬愛しており、熱い楽曲やライブに定評がある。現在の活躍としては人気番組「フリースタイルダンジョン」でラスボスを務め、番組内で強い存在感を放っている。
Read Article
きみの瞳が問いかけている(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。
Read Article
目次 - Contents
- 般若 vs 宇多丸 / 般若 vs Kダブシャイン (2015)
- NORIKIYO vs Zeebra (2013~)
- DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)
- SEEDA & OKI (GEEK) vs TERIYAKI BOYZ (2009)
- QN vs NORIKIYO (2012)
- GUINNESS vs SEEDA (2009)
- RAU DEF vs Zeebra (2011)
- Zeebra vs Kj (Dragon Ash) (2001-2002)
- TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
- 漢 vs DABO (2002)
- MACCHO (OZROSAURUS) vs KREVA
- 般若 vs ……… (2007)
- 楽団ひとり vs YOU THE ROCK★