日本のラップシーンで話題となったBeef(ビーフ)やDis(ディス)まとめ!漢や般若など
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“Beef”(ビーフ)は「争いごと」、“Dis”(ディス)は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ(BEEF)がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。
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2014年7月25日、NORIKIYOが『花水木』に続く5枚目のアルバム『雲と泥と手』をリリースしました。
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出典: www.amazon.co.jp
NORIKIYO - 雲と泥と手
01 雲を掴む
02 何かが変
03 衝突の価値 ~Interlude~
04 で、誰だっけ?
05 下衆会開催のお知らせ
06 だから何? ~君等の瞳に乾杯~
07 更に毒盛る料理店 feat.般若
08 欲望と影と私
09 Hey Money
10 過ちの代償
11 仕事しよう(Remix)feat.SHINGO★西成,田我流
12 それは無い
13 今夜はParty(Remix) feat.PUNPEE,SALU&遊戯
14 ホットケーキとマーガリン
15 耳を澄ませば
16 家路
17 約束よりも
18 それでもこの場所に立つ
19 もっと向こう
20 決戦は何曜日?
収録曲のリリックには、『花水木』でのディスを意識したと思われるリリックが確認できます。
本当 馬鹿ばっかじゃね?
くだらねぇな 「つぶやき」ってさそれさRapじゃねぇじゃん
俺でも知ってる意味 「沈黙は金」
でも言いてぇ事言うそんなHIPHOPが好き
聞いてたRhyme Animal ダチと実家で
夢は見えたが あそこまでの地図がねぇ
OK… 村八分? 上等
俺のShowがダメな時は言ってよ「Go Home」
※「THE RHYME ANIMAL」は、1998年にリリースされたZeebraの1stソロアルバム。
俺があの日噛み付いた意味
ソレが解らなきゃさ Don't Fuck With Me
勝負なんねぇ 王冠は地に
だって呟くだけで出来ねぇリリック
そして、『雲と泥と手』リリースにあたってのインタビュー記事で、前作からのディス(ビーフ)に関してコメントをしています。
ビーフっていうのは一過性のモンで結局は何も残らないんじゃないかと思ったので、前作でやったことに対してのケジメ、自分はもうそういうところじゃないよっていうのをアナウンスしておきたいなと思ったんです。
出典: musicshelf.jp
—「で、誰だっけ?」は、Zeebraに向けた歌なんですか?
いや、先輩たち全般ですね。『花水木』で「R.I.P」っていう曲を書いたんですけど、「俺たち死んでねーぞ」みたいに返してくる先輩たちがいるかなと思ってたんです。っていうか、いて欲しかったんですけど、ひとりもいらっしゃらなくて。レジェンドと言われてる人たちがまったくスタイルを更新しないというか、昔の余力だけで生きてる、みたいなのはやっぱりちょっと寂しいんですよ。
出典: musicshelf.jp
おこがましいですけど、僕のアルバムを聴いて、先輩たちのギヤがガチャッと入ってくれたら日本のヒップホップももっと面白くなるんじゃないかなと思って。
出典: musicshelf.jp
猪又孝のvoice and beats NORIKIYO Special Interview
musicshelf.jp
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NORIKIYOの動きに対するリスナーの反応は、以下のとおり…。
ZEEBRAはアンサー曲は次に出すアルバムに入れるって言ったけど、それよりも先にNORIKIYOがもう次のアルバムを出してるって時点で既にもう、残念です。
— sho (@shoohssho) 2014.07.30 21:50
zeebra夏ベスト出すんならボーナストラックでNORIKIYOにアンサー返せ
— 小野妹子 (@onono__imoko__) 2014.07.27 00:39
今更だけど、レーベル運営で忙しいでしょうが、あのお方がNORIKIYOの『雲と泥と手』収録の「で、誰だっけ?」を聞いて奮い立たないわけがないと信じてますよ。あの曲は、ただ単なるDISだけじゃなく所信表明として昇華されてるところがとてもドラマチックで好きです。#鼻息荒いシマウマ
— 佐野 泰臣 (@HETAREME) 2014.08.14 18:02
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さらにさらに、NORIKIYOは、自身のワンマンライブでもこのDISに言及しました。
NORIKIYO 4th Album「花水木」Tour Final
2014年8月31日、NORIKIYOの自身初のワンマンライブ『NORIKIYO 4th Album「花水木」Tour Final』が行われました。
ディス曲"GO HOME"に対してラッパーなのに曲で返答せずTwitterで謝罪したZEEBRAを名指しでそれはダサイとステージで堂々批判したNORIKIYOの覚悟に痺れた。
— 常川拓也 (@tsunetaku) August 31, 2014
ZEEBRA兄さん どうしちゃったの?って言っちゃったよ… #NORIKIYO
— noサステナブル_INA_777 (@_INA_777) August 31, 2014
NORIKIYO最高だったー!!WATTのライブも観れたしシークレットゲストで韻踏に西成にAKLO!!!あとZeebraディス!!!照明も凝っててめちゃくちゃ楽しかった!! 帰りはみんなでお好み焼き食べたし、余裕持って特急乗れたし、今日は最高でしかない\(^o^)/
— ゆかち (@mesh1co) 2014.08.31 22:57
NORIKIYOワンマン「今夜はParty(Remix)」も「一網打尽(Remix)」も"ジブラ兄さんどうなの?"的な発言も般若の嫁が昨日出産したという報告も良かったけどハイライトは間違いなく「2FACE 」でキーくんがBESのヴァースを蹴ったところ。次はSEEDAもヨロ。
— あましっく (@xxxxxmdst) August 31, 2014
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ワンマンライブ後のNORIKIYOのコメントです。
8.31 LIQUIDROOMへ来てくれた皆さん、
ありがとうございました。
僕の音楽やLiveが皆さんの活力の足しになってくれたら
とても嬉しいです。
またどこかのLive会場でお会いしましょう。
感謝。
年末の前に6枚目のAlbum出すよ。
世路詩句
出典: www.facebook.com
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般若(ラッパー)の徹底解説まとめ
般若とは日本のヒップホップアーティスト。東京出身の1978年生まれ。同世代にはAK-69、D.O、漢 a.k.a. GAMIなどがいる。長渕剛を敬愛しており、熱い楽曲やライブに定評がある。現在の活躍としては人気番組「フリースタイルダンジョン」でラスボスを務め、番組内で強い存在感を放っている。
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目次 - Contents
- 般若 vs 宇多丸 / 般若 vs Kダブシャイン (2015)
- NORIKIYO vs Zeebra (2013~)
- DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)
- SEEDA & OKI (GEEK) vs TERIYAKI BOYZ (2009)
- QN vs NORIKIYO (2012)
- GUINNESS vs SEEDA (2009)
- RAU DEF vs Zeebra (2011)
- Zeebra vs Kj (Dragon Ash) (2001-2002)
- TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
- 漢 vs DABO (2002)
- MACCHO (OZROSAURUS) vs KREVA
- 般若 vs ……… (2007)
- 楽団ひとり vs YOU THE ROCK★