日本のラップシーンで話題となったBeef（ビーフ）やDis（ディス）まとめ！漢や般若など
“Beef”（ビーフ）は「争いごと」、“Dis”（ディス）は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ（BEEF）がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。
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そして、これが、Dragon Ashが1999年5月1日にリリースした「Grateful Days feat. ZEEBRA, ACO」での共演に繋がりました。
Dragon Ash - Grateful Days feat. ACO, ZEEBRA
www.dailymotion.com
Zeebraは、「Grateful Days」でのKjのラップに違和感を覚え、同日リリースされた「I ♥ HIPHOP」では、ヒップホップを代表するかのようなKjの姿勢に疑問を抱いたとのことです。
@gogonyanta 続1。問題は模倣具合。それに尽きます。Greatful Daysの段階では自分でも教科書のつもりで作っていた「真っ昼間」の模倣だったので特に気にかけませんでしたが、その後の作品は実際会ったヒップホッパー全員にその点を指摘されました。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) December 26, 2009
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そして、2000年7月12日、Dragon Ashのシングル「Summer Tribe」でのKjのパフォーマンスが、ZeebraがKjディスに踏み切る決定打となったようです。
Dragon Ash - Summer Tribe (digest)
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2001年3月14日にリリースされたDJ OASIS「ハルマゲドン feat. ZEEBRA, K DUB SHINE」において、Zeebraのヴァースが明らかにKjを意識したリリックとなっていました。
DJ OASIS - ハルマゲドン feat. K DUB SHINE, ZEEBRA
どこの坊ちゃんか知らねぇが
俺のサルマネだけなら要らねぇな
BEATS TO THE RHYME 理屈じゃない
ダセエくせに人前でキックすんじゃない
出典： sound.jp
3:09～
※ 「どこの坊ちゃん」：Kjは俳優・古谷一行の息子
※ 「俺のサルマネ」：KjがZeebraを模倣していることを指す
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そして、2002年10月17日にリリースされた、Zeebraが所属するキングギドラのアルバム『最終兵器』において、Kjを名指しでDISした「公開処刑 feat. BOY-KEN」が収録されました。
キングギドラ - 公開処刑 feat. BOY-KEN (live)
この先は通さねぇぜフェイク野郎
この俺が自ら手ぇ下そう
出典： music.goo.ne.jp
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Zeebraは後に次のように、「公開処刑」をした目的を明かしています。
へー、そうか。一般の人はKJディスを「若手いじめ」だと思ってんのか。「ヒップホップ界の若手」に対してやった的な。まず「ヒップホップ界の若手」では無いし、模倣に対する文句っていう揺るぎない理由があるのに。うぜえ。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) May 20, 2011
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Amazon.co.jp： ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE: ZEEBRA
www.amazon.co.jp
「公開処刑」に纏わる一件については、本書でZeebra自身が経緯について語っています。
TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
出典： blog.height.jp
TOKONA-X
ILLMARIACHI / M.O.S.A.D.
出典： natalie.mu
ILL-BOSSTINO a.k.a. BOSS THE MC
THA BLUE HERB
THA BLUE HERB - A SWEET LITTLE DIS
www.nicovideo.jp
XXX DISとONE LOVEで 本音100で堂々と闘うぜ
オレのHIPHOPは あの日お前が捨てたマスじゃなく
コアでタイトでラフで
D.O.I. - EQUIS.EX.X feat. TOKONA-X
www.nicovideo.jp
「A SWEET LITTLE DIS」の「XXX」（トリプルエックス）にかけてこのタイトルが付けられたといわれることがあります（“EQUIS”“EX”いずれも“X”を意味する→つまり“XXX”）。
さすが青臭くてトベねーのは
駄草の名産地ならではのお方
目指せ直木賞だなまるで
掘られて味しめたどこぞのおカマ
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目次 - Contents
- 般若 vs 宇多丸 / 般若 vs Kダブシャイン (2015)
- NORIKIYO vs Zeebra （2013～）
- DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)
- SEEDA & OKI (GEEK) vs TERIYAKI BOYZ (2009)
- QN vs NORIKIYO (2012)
- GUINNESS vs SEEDA (2009)
- RAU DEF vs Zeebra (2011)
- Zeebra vs Kj (Dragon Ash) (2001-2002)
- TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
- 漢 vs DABO (2002)
- MACCHO (OZROSAURUS) vs KREVA
- 般若 vs ……… (2007)
- 楽団ひとり vs YOU THE ROCK★