日本のラップシーンで話題となったBeef(ビーフ)やDis(ディス)まとめ!漢や般若など
“Beef”(ビーフ)は「争いごと」、“Dis”(ディス)は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ(BEEF)がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。
FUCK SERIOUS JAPANESE
出典: seeda.syncl.jp
トーシロ以上ラッパー未満が
雁首揃えてレペゼンジパング
一人はビッチで後はカス
you are serious? へそが茶を沸かす
OKIのヴァース。
WISEはトラックと水と油
イルマリはトラックと水と油
名前も知らねぇよ 水と油
日本語と英語が水と油
はは 頑張れよ
でも俺に触れたら落ちる言葉の囲い
ほら 聴いてた君等はシリアス
触れてはいけない俺等がリリカル
こちらはSEEDAのヴァース。
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2009年2月19日、DIS曲発表の2日後、SEEDAがブログにて、なぜTERIYAKI BOYZをDISしたかについて説明をしました。
これは人間と人間としての問題じゃなくて、ラッパーとラッパーとしての問題だ。
出典: seeda.syncl.jp
SEEDAがなぜTERIYAKI BEEFを作ったのか…。
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DISされた側のTERIYAKI BOYZは、VERBAL(m-flo)がSEEDAに、自身のPodcastへの出演を依頼し、SEEDAがそれに応じることになりました。
今日バーバルポッドキャストいってくるよ。
番組の意向かなんだか知らないけど、
話す前から2人のツーショット写真を撮らせてくれってのはマジごめんだね
ラジオは編集するし罠かもしれないけど、
俺はラジオのMCでも評論家でもないから、
ラップしたいよ
出典: seeda.syncl.jp
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VERBALのPodcast収録後、SEEDAがブログで心境を明かしました。
あとの4人はノーアンサー
期待してるような名勝負はねえぞ
出典: seeda.syncl.jp
TERIYAKI BOYZはVerbal、RYO-Z、ILMARI、WISE、NIGOの5人。
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2009年3月14日、「TERIYAKI BEEF」発表から約1ヶ月、SEEDAとTERIYAKI BOYZ(VERBAL)とのBeefと認識されつつあったところで、OKI(GEEK)が自身のブログで、個人としてTERIYAKI BOYZをDISする「Shall We Beef?」を発表しました。
しかとはやだ!!
出典: ameblo.jp
APEよかCCGだろ テリヤキBOYZ shall we beef?
自称リリカル4MCなら 水と油でも張る意地
※ APE
NIGOが1993年に立ち上げたブランド「A BATHING APE」のこと。
※ CCG
SEEDAとDJ ISSOによる一連のMIX CDシリーズ「CONCRETE GREEN」のこと。2000年代中盤に無名の実力派若手ラッパーを多数フックアップし、シーンに多大な影響を与えた。2013年、DJ ISSOがtwitterでシリーズ再始動を表明。
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OKIのDISに対しては、TERIYAKI BOYZ側からのアクションはありませんでした。
一方で、SEEDAは、2009年3月18日付けブログで新曲を発表しました。
2、3日前につくったnew shitをアップします。
この曲はTERIYAKI BEEFとはほとんど関係ありません。
ただ一連のラジオ出演や、その後の事務所間のやりとり、ノーアンサーなど、自分にはテレビやネット、新聞でみるニュースの縮図に感じました。
出典: seeda.syncl.jp
この曲は、2009年5月20日にリリースされたアルバム『SEEDA』に「DEAR JAPAN」という曲として収録されました。
QN vs NORIKIYO (2012)
出典: inv-crew.com
出典: i.listen.jp
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2012年6月18日、NORIKIYOがTwitterで、次のようなツイートをしました。
※ すでにアカウント (@nise_norikiyo)は削除されています。
今年、2012ですよ。90年代の音楽も好きだけど、新しさや、進化や成長の無い音楽をDOPEと呼ぶのは違うと思うな。やり尽くしたアートフォームをこねくり回して、新しさを探すふりは止めた方がいいよ。そういう奴らは結局模倣で終わってる感じがする。
出典: togetter.com
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目次 - Contents
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- DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)
- SEEDA & OKI (GEEK) vs TERIYAKI BOYZ (2009)
- QN vs NORIKIYO (2012)
- GUINNESS vs SEEDA (2009)
- RAU DEF vs Zeebra (2011)
- Zeebra vs Kj (Dragon Ash) (2001-2002)
- TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
- 漢 vs DABO (2002)
- MACCHO (OZROSAURUS) vs KREVA
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