日本のラップシーンで話題となったBeef(ビーフ)やDis(ディス)まとめ!漢や般若など
“Beef”(ビーフ)は「争いごと」、“Dis”(ディス)は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ(BEEF)がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。
今回のビーフの話題を多く拾っていたKダブシャインへのDIS!
般若、RHYMESTERが出演予定のSUMMER BOMBには、キングギドラも出演することになっていました。
般若からKダブシャインへの思わぬDISに対して、KダブシャインはTwitterで次のようなつぶやきをしました。
しかし皆ビーフに関してのリテラシー低いなw アンサーって言われた文句にいちいち答えるものじゃねえだろ!この際、映画の評価(オレは楽しんだけど)はどうでもいいw せっかくなんでどっちがドープなMCか二人の対決が見たい!!
— Kダブシャイン🎤 (@kw5hine) August 10, 2015
もうめんどくさいから明日行くのやめた!悪しからず
— Kダブシャイン🎤 (@kw5hine) August 14, 2015
というツイートをSUMMER BOMB前日に行っていたKダブシャインでしたが……。
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2015年8月15日、ZEPP DIVERCITYでイベント「SUMMER BOMB」が開催されました。
参加しないと思われたKダブシャインが、KGDRで登場し、パフォーマンス後に般若に対して新たに録音した音源でアンサーを行いました。
ケーダブ氏靖国参拝後に「やられっぱなしじゃ癪に触る」との事でアンサーを作成。サマボムのKGDRタイム後にジブさんはけた後にケーダブ氏残りオアシス氏にそのアンサー曲をかけさせる。
— K.EG (@K_EG) August 15, 2015
K DUB SHINEのすごいところはサマボムに駆けつけた点ではなく、「マジで来ないつもりだぞ…」と衆目に本気で思わせた点。
— たける (@nunchack) August 15, 2015
沸き立つ観衆を前に、ステージ上でK DUB SHINEが満を持してぶちかましたアンサーソングが「音源を流すスタイル」というところが最高。
— たける (@nunchack) August 15, 2015
未確認→大掃除→見回そう→FFB→平成維新fat.UZI→空からの力、最後にこっちゃんの般若と宇多丸ビーフ(?)へのアンサー。大満足。これに2000円でもいいぐらい
— TOM-METAL (@kafkaonthemic) 2015.08.15 18:52
ゆるいビーフ見せられ退屈
プロレスごっこ 般若とライムス
エンタメにしちゃ物足んねぇ
ぬるま湯イチャイチャビーフ反対
遊びでディスるのヒップホップと違う
適当なバトル ストリートは嫌う
聴いたことねぇのか BUSY BEE MOE DEE
ああいうバトル ウィットあり超良い
宇多丸甘いからこんな展開
アイドルマニアで有名な変態
おめえ自身も一度きちんと
区別覚えろ ビーフ チキンと
宇多丸に対して苦言を呈しつつ…
ついでにディスんのは レゲエ好き漁師
目開き過ぎ しないで病死
ゾンビになっちまえばよかったのに
キム兄に撃たれりゃおもろかったのに
死んだら乗り移ってやるよ
ママ 老婆 抱き続けてやるよ
「Zアイランド」での般若の役回りを引用してアンサー…
野次馬のみなさん おめえらこそSHINE
間違えんな シャインだ 輝いて
ただ“死ね” D.Lの専売特許
パクんな リスペクトしろ 先輩もっと
コンちゃん見てるか?このちょいビーフ
あの勝負を忘れないぜ R.I.P.
そして、D.L(コンちゃん)と自身のビーフを引用しつつ、野次馬リスナーに一喝。
※D.LとKダブシャインとのビーフは後記「DEV LARGE vs K DUB SHINE」参照
ラッパー同士のバトルは、ビーフっていう言葉が生まれる前からあって、80年前後に行われたBUSY BEEとKOOL MOE DEEのバトルなんかはとくに有名。
ただし、ここで言う「バトル」は相手を一方的にけなすんじゃなくて、相手に比べて自分の方がどれだけ凄いかをアピールする健全な闘いのこと。
ビーフっていうのは本来、そこに相手に対するディスや、主義主張のぶつかり合いが入った抗争を指す言葉なんだよ。
以前、KダブシャインがBUSY BEEとKOOL MOE DEEのバトルについてこのように言及していました。
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そして、KGDRの後に登場した般若は、北野武監督映画『菊次郎の夏』のメインテーマ「SUMMER」(Produced by 久石譲)のメロディにのせて、Kダブシャインに対するメッセージを読み上げました。
前略、Kダブシャイン様へ
あなたは、5月16日公開、映画「Zアイランド」舞台挨拶後の関係者打ち上げの席において、何の前触れもなく謎に参加し、主役である哀川翔さんが、構ってちゃんこと般若に「知り合いか?」と尋ねたところ、「僕の業界の先輩です。」と般若は答え、出演者およびスタッフの方々のお心遣いのもと、般若・窪塚洋介・Kダブシャインという前代未聞のテーブルをご用意していただきました。
多少気まずい空気が流れる中、2次会、3次会と居座り続けた挙句、タダ飯、タダ酒を食らい、3次会のスナックでのカラオケにおいて、「般若、Zeebraやってよ?」とおっしゃいましたよね?
その際、“UNSTOPPABLE”しか歌えなかったことは、この場を借りて謝罪したいです。
「UNSTOPPABLE」は、キングギドラの2002年の楽曲。
また、あなたからしたら究極の雑魚・構ってちゃんこと般若が「Kダブしね」と言ったことに気分を害し、お得意のTwitterで、「もう面倒臭い。明日行かない。あしからず」と上から目線をかますのは一向に構いませんが、あなたを心待ちにしているファンの方々がいることは決して忘れないでください。
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目次 - Contents
- 般若 vs 宇多丸 / 般若 vs Kダブシャイン (2015)
- NORIKIYO vs Zeebra (2013~)
- DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)
- SEEDA & OKI (GEEK) vs TERIYAKI BOYZ (2009)
- QN vs NORIKIYO (2012)
- GUINNESS vs SEEDA (2009)
- RAU DEF vs Zeebra (2011)
- Zeebra vs Kj (Dragon Ash) (2001-2002)
- TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
- 漢 vs DABO (2002)
- MACCHO (OZROSAURUS) vs KREVA
- 般若 vs ……… (2007)
- 楽団ひとり vs YOU THE ROCK★