アニマル横町(アニ横)のネタバレ解説・考察まとめ
『アニマル横町』とは、前川涼によるギャグ漫画作品及びそれを原作としたテレビアニメ作品である。少女漫画雑誌『りぼん』・『りぼんオリジナル』・『りぼん増刊』・『あみーご!』に1999年から連載されている。新しい家に引っ越してきた主人公の松崎 あみ(まつざき あみ)は、自分の部屋に異世界「アニマル横町」(通称アニ横)へと繋がる扉を見つける。そこからウサギのイヨ、クマのケンタ、パンダのイッサが登場し、ドタバタ劇が繰り広げられていく。少女漫画だが昭和ネタやシュールなネタが多く、大人にも人気の作品である。
あみとイヨの入れ替わり
第98話、あみは幼稚園で同じクラスのタケルくんに嫌われていると思い、悩んでいた。幼稚園に行きたくないというあみの代わりにイヨが行くと言い出し、アニ横の住人であるヤマナミさんの通販グッズを使って2人の中身を入れ替えてしまった。
あみの姿になったイヨは幼稚園で大暴れする。その様子を見ていたイヨの姿になったあみは、タケルくんに見つかってしまい、ぬいぐるみと勘違いされて家に持ち帰られてしまう。そこでタケルくんの意外な一面が明らかになった。タケルくんは、人前では緊張してしまってうまく話せないのだという。ぬいぐるみが相手なら緊張しないようで、イヨの姿のあみとは普通に話すことができた。
そこにヤマナミさんとアニ横トリオが登場し、あみとイヨを元通りにした。ヤマナミさんがタケルくんに催眠術をかけ、みんなでタケルくんの家から脱出した。
翌日、タケルくんは恥ずかしそうにしながらも、あみに挨拶をしてくれたのだった。
アニ横らしい最終回
第101話で、イヨがお菓子を増やそうと耳からビームを出す。しかし、そのビームがアニ横の扉に当たってしまい、扉が大量に増えてしまった。扉はそれぞれ別の時空間に繋がっており大混乱に陥ったが、結局本物の扉はケンタの頭の後ろにくっついていた。
無事に本物の扉を見つけ、最終回である第102話では、「アニ横らしい最終回にしよう」とみんなで話し合いを始める。出てくるのはハチャメチャなアイデアばかりだったが、話し合いの末、イヨ・ケンタ・イッサをあみの両親に紹介することになった。正装したアニ横トリオは、あみの両親と対面する。
『アニマル横町』の登場人物・キャラクター
人間
松崎 あみ(まつざき あみ)
CV:江里夏
本作の主人公。5歳の幼稚園児だが、しっかりとした大人っぽい性格やファミコンネタを知っていることなどから、しばしば年齢を疑われる。幼稚園では生徒会長を務めている。
誕生日が訪れるたびに5歳になり、作中でネタにされることがある。基本的にアニ横トリオに対してツッコむことが多いが、まれにボケることがある。
趣味はお菓子作りで、将来の夢はケーキ屋さんである。『愛と哀しみのドスコイ』という漫画を愛読している。
全体的に『ムーミン』のミィを意識したキャラクターデザインで、普段着は同じく『ムーミン』のスナフキンがモデルになっている。名前の由来は、作者の幼馴染の娘の名前である。
竹田 久美子(たけだ くみこ)
CV:福原香織
あみの幼稚園の友達で、「くーちゃん」と呼ばれている。天然だがとても優しい性格。
イヨとイッサが生きていると知っても、驚くことなく普通に接している。ケンタのことは電池で動くぬいぐるみだと思っており、バレンタインデーに手作りの乾電池を渡したことがある。
ヤマナミさんのことが苦手で、一目見ただけで泣き出したり気絶したりする。
趣味はハンドベルと編み物で、いろいろな物のカバーを作るのが得意。「うさぎ」という名前のウサギを飼っている。
名前の由来は、あみのモデルになった子の叔母である。
タケル
CV:大浦冬華
あみとくーちゃんと同じ幼稚園のクラスメイト。少し表情が乏しく、シャイな性格で人と会話することが苦手。人形相手なら普通に話すことができる。
松崎 あやこ(まつざき あやこ)
CV:鈴木菜穂子
あみの母親。アニメでは声のみだが、原作では第16巻で素顔と人物設定が明らかになった。ヤクルトレディらしい。
あみパパ
CV:羽多野渉
あみの父親で、名前も素顔も明らかにされていない。作者のブログによると、「名前はもちろんあるけどあみママの許可をとってないんでヒミツ」。
普通のサラリーマンらしい。あみの部屋のクローゼットの奥に巨大な立体すごろくを作ったり、部屋を温泉に改造してしまったりと、大胆なリフォームをすることがある。
松崎 光太郎(まつざき こうたろう)
CV:大浦冬華
あみの1歳の弟で、「光くん」と呼ばれている。アニメには登場していないが、ゲームで声があてられている。
ケンタのことを自分の持っているお気に入りのフランス人形の「プリンちゃん」だと思っている。そのため、ケンタを「ぷーしゃ」と呼んで慕っている。
青森 あこ(あおもり あこ)
目次 - Contents
- 『アニマル横町』の概要
- 『アニマル横町』のあらすじ・ストーリー
- あみとイヨ・イッサ・ケンタとの出会い
- みんなでケーキ作り
- あみの宿題
- 風邪をひいたあみ
- ケンタのマフラー
- イヨの記憶喪失
- アニ横すごろく
- くーちゃんとアニ横トリオ
- ケンタとメカケンタ
- みんなでプール遊び
- あみとイヨの入れ替わり
- アニ横らしい最終回
- 『アニマル横町』の登場人物・キャラクター
- 人間
- 松崎 あみ(まつざき あみ)
- 竹田 久美子(たけだ くみこ)
- タケル
- 松崎 あやこ(まつざき あやこ)
- あみパパ
- 松崎 光太郎(まつざき こうたろう)
- 青森 あこ(あおもり あこ)
- アニ横トリオ
- イヨ
- ケンタ
- イッサ
- アニマル横町の住人
- ヤマナミさん
- マッチ&ピッチ
- 弥生くん(やよいくん)
- マツモトさん
- Mr.のんこちゃん
- ガル
- リエちゃん
- メルちゃん
- まぐろの抱き枕
- しゃちほこ
- しま シマ子
- ポテテチュート
- 『アニマル横町』の用語
- アニマル横町
- 扉
- ナンチャコフ
- メイジ村
- メイジ幼稚園
- イヨ特製ダイエットジュース
- 着ぐるみ
- メカケンタ
- チェンジロベエ
- 『愛と哀しみのドスコイ』
- 『アニマル横町』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ケンタ「まあ、あれだ。友達なんてすぐできるって。つうかほら、もうできたじゃん。俺たち。」
- ヤマナミさんからのギャル文字メール
- 『アニマル横町』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作表紙のケンタ
- 連載までの経緯
- 『アニマル横町』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):江里夏、宍戸留美、永澤菜教、佐藤ゆうこ(あみ with イヨ・ケンタ・イッサ)「飛んでもNothing 〜どき☆どき アニマル横町のうたの巻〜」(第1話~第26話)
- OP(オープニング):りぼんガール「ラブ chu ユー!!」(第27話~最終話)
- ED(エンディング): the Indigo「ファンタジスタ★ガール」(第1話~第26話、最終話)
- ED(エンディング): 折笠富美子「Sweetie」(第27話~最終話)