月刊少女野崎くん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『月刊少女野崎くん』とは橘いづみによるラブコメ4コマ漫画作品及び、それを原作としたアニメ作品である。少女漫画家の野崎梅太郎とアシスタントの佐倉千代を中心に繰り広げられる勘違いコメディ作品だ。高校生活と漫画執筆という離れた2つのジャンルがうまくミックスされた独自の世界観が魅力である。物語は佐倉千代が野崎梅太郎に愛の告白をするシーンから始まるが、気がついたら野崎梅太郎の漫画のアシスタントになってしまう。各キャラのボケとツッコミの入れ替わりが激しいテンポの速さが視聴者を引き込む作品である。

作者の椿いづみは教員免許を持っている

椿いづみは小、中、高の教員免許を持っている。

最初の設定では野崎夢子がヒロインだった

『月間少女野崎くん』の構想段階では佐倉千代ではなく、野崎夢子がヒロインで夢子の同級生の男子高校生を主人公にする予定で野崎梅太郎は脇役の位置付けであった。正式に設定が固まった後に、夢子は高校生から中学生と設定が変更され本編に登場予定がないものの存在はしているという立ち位置になった。その後、2015年12月17日に『ガンガンONLINEミニ』のアプリ限定版(8巻収録)で初登場を果たした。

アニメはアフレコ方式ではなくプレスコ方式で製作された

2014年7月〜9月に放送された『月間少女野崎くん』のアニメではアフレコ方式ではなく、プレスコ方式で製作された。アフレコとは絵を作ってから声優が絵に合わせて声を当てる収録方法であるのに対して、プレスコはアフレコの逆で声を先に収録した後に絵をつける方式である。

アニメ中に出てくる作中作の『恋しよっ♡』は実際にプロの漫画家が描いている

アニメ中に出てくる『恋しよっ♡』の原稿は原作の絵ではなく、コンペを通じて選ばれたプロの漫画家によって描かれている。視聴者のいる現実世界とアニメの世界が繋がっている世界にアニメのキャラクターが存在しているという印象を持たせるための工夫である。そのため、原稿に下書きや修正の後などを残すことで生原稿らしく見せる描写がされている。

『月間少女野崎くん』は作者の椿いづみが持ち込んで正式採用された作品

作者の椿いづみが初めて描いた4コマ漫画作品を『ガンガンONLINE』の編集部に持ち込み採用となった経緯がある。採用にあたって『ガンガンONLINE』の2011年7月から実施している「毎週新連載16作品プロジェクト」の第9弾として連載が開始された。

『月間少女野崎くん』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):オーイシマサヨシ『君じゃなきゃダメみたい』

ED(エンディング):佐倉千代(CV:小澤亜季)『ウラオモテ・フォーチュン』

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