月刊少女野崎くん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『月刊少女野崎くん』とは橘いづみによるラブコメ4コマ漫画作品及び、それを原作としたアニメ作品である。少女漫画家の野崎梅太郎とアシスタントの佐倉千代を中心に繰り広げられる勘違いコメディ作品だ。高校生活と漫画執筆という離れた2つのジャンルがうまくミックスされた独自の世界観が魅力である。物語は佐倉千代が野崎梅太郎に愛の告白をするシーンから始まるが、気がついたら野崎梅太郎の漫画のアシスタントになってしまう。各キャラのボケとツッコミの入れ替わりが激しいテンポの速さが視聴者を引き込む作品である。

都ゆかりと同じ大学の友人。当初は名前がなかったが5周年企画のアンケートの「モブキャラクターの中で名前をつけてほしいキャラクター」で1位を獲得したことで、正式に名前がつけられた。野崎梅太郎をゆかりの彼氏と勘違いしている。実は彼氏がいる。

『月間少女野崎くん』の用語

『恋しよっ♡』

野崎が連載している学園ものの少女漫画。現在は宮前が編集を担当している。ヒロインのマミコの外見は千代、内面は御子柴がモデルとなっているが当人たちには知らされていない。

たぬき

担当編集の前野の指示によりゆかりの漫画に脈絡もなく登場するたぬきたち

『月間少女野崎くん』のマスコット的存在。編集者の前野がたぬき好きなため、ゆかりの漫画に無理やり登場させている。オープニング映像では投げられたり爆破されたりしている。

『月間少女野崎くん』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

佐倉千代「野崎くん!ずっとファンでした!」

「ずっとファンでした!」と告白した佐倉千代に野崎梅太郎は自分のサインを手渡した

第1話冒頭の佐倉千代の告白シーン。野崎梅太郎に漫画家としてのファンと勘違いをされてしまったきっかけの言葉である。『月間少女野崎くん』の始まりのシーンであり、野崎梅太郎の勘違いの始まりでもある。告白は勘違いを生んでしまったが千代は野崎のアシスタントになることができ話す機会も増やすことができたため、千代は関係を一歩進めることに成功した。

若松「あの人(声楽部のローレライ)は俺の女神様です!」

若松博隆が瀬尾結月のことを「声楽部のローレライ」と知らずに「声楽部のローレライ」への憧れを熱く語るシーン

瀬尾に対しての反撃のつもりで「声楽部のローレライ」と瀬尾を比較し瀬尾を下げることで、瀬尾にダメージを与えようとするが、瀬尾が「声楽部のローレライ」本人であったため逆に喜ばれてしまう。若松の苦難にさらに拍車がかかったできごと。瀬尾は若松の「声楽部のローレライ」への憧れをこの時に知り、若松は瀬尾が「声楽部のローレライ」であることを知らない。この若松の告白は今後の2人の関係と勘違いをより深める出来事となる。瀬尾は若松のことをさらに気に入り、今後の映画デートに繋がっていく。

堀政行「てめえ鹿島、遅れてんじゃねーよ!」

堀政行の部活をサボる鹿島遊へのバイオレンス制裁

部活をサボろうとする鹿島を捉える堀先輩の名言。どんな状況でも鹿島を逃がさない。作中に度々出てくるお約束の展開であり、堀先輩と鹿島の関係性がよく分かるシーンである。鹿島への制裁がきっかけで堀先輩が付箋だらけの『恋しよっ♡』を所持していることが鹿島にバレることになる。その付箋だらけの『恋しよっ♡』を見た鹿島は堀先輩がヒロイン役をやりたいのではないかと間違った推測をすることになり堀先輩と鹿島にも勘違いが生じていくことになる。

瀬尾「私、完璧すぎない!?超良い女!」

自分のことを気遣いができて空気も読めて完璧じゃない?と自分で驚き野崎梅太郎に同意を求める

告白を横切ったり、習字の上を歩いたり、カメラの前を堂々と通ったりと悪行を重ねながら瀬尾は自分のことを「気遣いができて空気も読める完璧な女じゃない?」と評した時のセリフ。一連の悪事を見ていた野崎を困惑させた。瀬尾のがさつで空気の読めない性格をこれでもかと見せつけてくれる名シーンで、瀬尾という人物を理解するにはもってこいの場面である。「声楽部のローレライ」の異名を持つとは思えないような言動を見せることで、実は瀬尾が「声楽部のローレライ」という事実に若松博隆が気付くことができない点を強調している。

鹿島遊「えっ、土下座すれば良いのかな?」

瀬尾に歌を教えてもらうため、躊躇わずに土下座をしようとする鹿島遊とそれを見て引いている野崎梅太郎

実は音痴な鹿島が「声楽部のローレライ」である瀬尾結月に歌の練習をしてほしいと佐倉千代と頼みに来る。瀬尾は冗談半分で土下座を要求する。鹿島は堀政行からの普段の扱いからなのか躊躇いなく土下座しようとする。瀬尾自身もよく歌を教えてほしいと頼まれることに嫌気がさしており、いつしか土下座を求めることで相手が諦めることを学んだ。いつもの癖で鹿島にも鹿島にも要求するも、今回は友人の千代の紹介ということで練習を引き受けることになる。鹿島は躊躇いもなく土下座をしようとするあたり普段、堀先輩からどのような扱いを受けているか想像できる場面である。

『月間少女野崎くん』の裏話・トリビア/エピソード・逸話

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