【アルスラーン戦記】ダリューンがアルスラーン（殿下）を呼んだ回数を徹底調査！

第15章 シンドゥラの黒豹【[小計]8殿下】

「ラジェンドラめ…まさか殿下に危害を…」
案内人のジャスワントが只者ではない事を見て取ったダリューンは、その場に居ないシンドゥラ王子に怪訝な態度を示す。

「殿下！！」
そう叫んだダリューンは、アルスラーンに凶刃を向けるグジャラート城の主に、遠方から一槍を投じて息の根を止める。
これが俗に言う”殿下専用セコム”である。

「将来アルスラーン殿下が国王となり、エラムがそれを補佐する。そうすれば、良い政治が行えるのではないか？」
ナルサスと回廊で立ち話をするシーンにて。

「ああ、殿下もその事にお気づきだろう。」
アルスラーンがアンドラゴラス王の子ではなく、おそらく王家の血を引いていないだろう――と言うナルサスに対して。

「殿下、冬の夜風はお体に触ります。」
ペシャワール城の一角で、ひとり佇むアルスラーンの後ろ姿を見やりながら。

「殿下の御正体は、このダリューンが存じております。」
「殿下はこのダリューンにとって、何よりも大事な主君でいらっしゃいます。」
「それではいけませんか？殿下。」
自分が何者なのか分からず、底知れぬ不安に呑まれていたアルスラーンの心に、ダリューンが放ったこの言葉は安心感を与えた。
主の精神的な支えにもなる姿は、まさに忠臣の檻である。

第16章 落日悲歌【[小計]1殿下】

「いずれ殿下はヒルメス王子と対峙することになろう。」
シンドゥラ王子・ラジェンドラとガーデーヴィの王位争いを見て、パルスの現状と重ねる。
ダリューンが心配していたのは、アルスラーンが今後、どのような道を選ぶのかだった。

第17章 神前決闘【[小計]8殿下】

「私はアルスラーン殿下の臣下。」
「殿下のご命令がない限り、どのようなご命令もお引き受けできぬ。」
ラジェンドラ直々に、神前決闘の代理人となる事を申し込まれたシーン。
はたはた迷惑そうであった。

「殿下、何を気を使っておられるのです。」
「殿下の命とあらば。」
アルスラーンにラジェンドラと同じ事をお願いされたシーン。
先程とは打って変わり、やる気満々であった。

「バフマン殿が殿下を庇った日、叔父の言葉を考えた。なぜ殿下を俺に託したのか…。」
「殿下の出自がどうであろうと、俺の主君は、アルスラーン殿下だ。」
夜になり、ナルサスと2人で話し込むシーン。
ダリューンの心には、一切の隙も、揺ぎさえも無い様だった。

第18章 ふたたび河をこえて【[小計]2殿下】

「殿下」
そう言って、物思いにふけるアルスラーンの側に寄る。
王太子は、”恩を仇で返すようなラジェンドラを、それでも憎めない”と言う。

「ですが殿下、貴方は貴方です。」
パルスの王太子であっても、アンドラゴラス王の考え方まで継ぐ必要はない、と返答するダリューン。

第19章 冬の終り【[小計]0殿下】

アルスラーン陣営の出番自体が数分だった為、ダリューンの殿下コールは無かった。

第20章 騎士の素顔【[小計]6殿下】

「これほど多くの者が殿下に集うとは…」
ペシャワール城歳には、王太子の発した檄文に応じたパルス各地の諸侯が集っていた。

「殿下…」
数を拡大するパルス軍を率いる責任を感じておいでですか？とナルサスに問われ、黙り込むアルスラーンを、ダリューンは心配する。
未だ未熟な王太子にナルサスが厳しく教育する反面、ダリューンはとことん甘い…。
まさに飴と鞭である。

「殿下？」
ダリューン達側近は、アルスラーンを王太子として立てる事で一致した。
しかしアルスラーンは、思わしげな顔をしており…。

「殿下の荷は重すぎる。まだ14歳でしかないのに…。」
ヒルメスを退け、王位に就かなければならないアルスラーンの行く末を心配するダリューン。

「殿下…」
「ペシャワール城の全ての者が、殿下の目標の力となりましょう！」
パルスからルシタニアを退け、国を取り戻してもヒルメスに王位を譲るつもりはない。
国のため、民のために大道を進もう。
そんな覚悟を決めた主君に跪いたダリューン達は、協力と忠誠を厭わない事を宣言する。

第21章 別れの詩【[小計]2殿下】

「殿下のお優しさに甘えるのもいい加減にしてもらおう！！」
イスファーン卿ら新参者を、悪戯に挑発したギーヴに対して。
ここまでは全て計算通りの芝居であったが、直後にギーヴが口にした
”口を開けば殿下殿下…あんたこそちょっと過保護すぎやしないか？”
が芝居であったのか、本心であったのかで言えば、明らかに後者であろう。

「殿下がお気にやまれることなど、何もありませぬ。」
いくら芝居とは言え、ギーヴには申し訳ないことをした…というアルスラーン。
そこへすかさずフォローするあたりが、ダリューンらしい所である。

第22章 出撃前夜【[小計]0殿下】

アルスラーンとの会話シーンはあったものの、殿下コールは無し。