ザ・シンプソンズ(The Simpsons)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・シンプソンズ』とは、1989年にアメリカのFOXテレビが放送を開始した大人向けテレビアニメである。アメリカの架空の町に住む一家を通し、労働者階級の生活や社会状況をシニカルに描いており、米国史上最長のゴールデンタイム番組として長年放送されている。時事ネタや痛烈な社会風刺を盛り込む一方、根底には強い家族愛があり、背景や小物に仕込まれた遊び心もファンを魅了する。映画化や数々の受賞歴を誇り、ポップカルチャーに多大な影響を与え続けている。

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リサ・シンプソン(Lisa Simpson)

画像左側がリサ・シンプソン

CV:イヤードリー・スミス/神代知衣(シーズン1 - 14)→ うのちひろ(シーズン15 - )、ベッキー(劇場公開版)

シンプソン家の長女で、8歳の小学2年生。金平糖のような髪型をしており、一家の中で最も知能が高く、大人びた感性を持つ。環境問題や動物愛護に深い関心を寄せるベジタリアンであり、当初はキリスト教徒だったが、後に仏教へ改宗した。成績は常にトップクラスでサックスの演奏を趣味としており、将来はプロのジャズミュージシャンになることを夢見ている。その理屈っぽさと正義感の強さから、同年代の子供たちと馴染めず、友達が少ないことが最大の悩み。同級生のミルハウスから一方的に好意を寄せられているが、本人は全く相手にしていない。理知的でありながらも、人気アニメ「イッチー&スクラッチー」を兄と一緒になって楽しむなど、子供らしい一面も残している。未来のエピソードでは、その知性を活かしてアメリカ初の女性大統領に就任する姿が描かれている。

マギー・シンプソン(Maggie Simpson)

CV:エリザベス・テイラー、ジョディ・フォスター、他/神代知衣 → 川田妙子 → 真柴摩利、世戸さおり(劇場公開版)

シンプソン家の次女で、青いリボンをつけた1歳の赤ん坊。まだ言葉は話さず、口にくわえたおしゃぶりをチュパチュパと鳴らす音が感情表現であり、彼女の代名詞となっている。父親のホーマーからは存在を忘れられがちだが、実は家族の誰よりも高い身体能力と、大人の悪党を出し抜くほどの冷徹な知能を隠し持っている。過去に街の権力者であるバーンズ社長を銃撃した事件の犯人であり、危機的状況では銃器を完璧に使いこなして家族のピンチを救うなど、一家の影の切り札として君臨している。基本的には母親のマージに抱かれて静かに過ごしているが、家族が不適切な行動をとった際には鋭い視線で睨みつけるなど、精神的には非常に成熟している。大人になった未来のシーンでも、周囲の邪魔が入るため彼女の歌声や話し声を聞くチャンスは滅多にない。

ペット

サンタズリトルヘルパー(Santa's Little Helper)

CV:フランク・ウェルカー → ダン・カステラネタ

シンプソン家の飼い犬で、種類はグレイハウンド。もともとはドッグレース専門の猟犬だったが、最下位ばかりでオーナーに捨てられたところを、クリスマスに出会ったホーマーとバートに拾われた。しつけが全く行き届いておらず、家の物を破壊したり言うことを聞かなかったりするバカ犬だが、家族からは深く愛されている。同種のメス犬やヒバート医師の飼い犬との間に、数多くの子供をもうけた経験がある。猫のスノーボール2世とは非常に仲が良く、人間が見ていない場所ではお互いに抱き合ったり毛繕いをしたりして過ごしている。

スノーボール2世(Snowball II)

CV:フランク・ウェルカー、ダン・カステラネタ

シンプソン家の飼い猫。初代スノーボールが事故で亡くなったため、悲しむリサのために新しく迎えられた。作中では3世が水死し、4世がサックスの音に驚いて転落死するなど、リサの飼う猫が次々と災難に見舞われるエピソードがある。現在の猫は厳密には5代目にあたるが、新しく買い直す手間やリサの愛着を考慮し、保健所や猫おばさんから譲り受けたそっくりな猫にそのまま「スノーボール2世」の名前を引き継がせて飼い続けている。普段は犬のサンタズリトルヘルパーと共に、一家の騒動を特等席で見つめている。

基本の親族

エイブラハム・シンプソン(Abraham Simpson)

CV:ダン・カステラネタ/滝口順平(シーズン1 - 14)→ 仲野裕(シーズン15 - )

ホーマーの実父で、通称エイブ。現在は軽度の認知症を患っており、退屈な老人ホームで日々を過ごしている。寂しがり屋な性格で、自分の過去やシンプソン家の歴史について、嘘か本当か分からない矛盾だらけの長話を始めるため、家族からは煙たがられて無視されがち。しかし、実は第二次世界大戦を戦い抜いた元軍曹であり、戦時中はヒトラーの狙撃作戦に参加した(部下のバーンズのヘマで失敗)という輝かしい経歴を持つ。また、秘密結社「ストーンカッターズ」の古参会員でもある。息子のホーマーに腎臓を片方分け与えたことで一命を取り留めた過去があり、お互いに文句を言い合いながらも血の繋がりを感じさせる親子関係を築いている。

パティ・ブービエ(Patty Bouvier)

CV:ジュリー・カブナー/鈴木れい子(シーズン1 - 14)→ 柴田浩味(シーズン15 - )

マージの実姉であり、セルマとは双子の関係にあるブービエ家の長女。妹の夫であるホーマーを「太った役立たず」と激しく嫌悪しており、彼に嫌がらせをすることに無上の喜びを感じている。スプリングフィールド車両局に勤務しており、常に不機嫌で愛想がない。大のヘビースモーカーであり、海外ドラマ『冒険野郎マクガイバー』の熱狂的なファン。誰に対しても辛辣な態度を崩さないが、バートやリサなど妹の子供たちに対しては比較的優しい一面も見せる。男性への興味が極端に薄いキャラクターとして描かれていたが、シリーズの途中で自身がレズビアンであることを正式にカミングアウトした。

セルマ・ブービエ(Selma Bouvier)

CV:ジュリー・カブナー/一城みゆ希(シーズン1 - 14)→ 柴田浩味(シーズン15 - )

マージの実姉で、パティの双子の妹(次女)。容姿はパティと瓜二つだが、髪型が左右に分かれていることで区別できる。姉と同様にホーマーを嫌っているが、パティよりもやや感情が柔らかい。これまでにサイドショー・ボブやエイブラハム・シンプソンなどを含め、計6回の結婚と離婚を繰り返している恋多き女性。孤独を癒すためにペットのイグアナ「ジャブジャブ」を我が子のように可愛がっていたが、更年期を迎えて自身での出産を諦めた際、一念発起して中国から孤児の女の子「リン」を養子として引き取り、現在は母親として奮闘している。

リン・ブービエ(Ling Bouvier)

CV:ナンシー・カートライト

セルマが中国から養子として引き取った幼い女の子。マギーとほぼ同年代だが、母親となったセルマの強い期待を背負い、幼児期から非常に厳しい詰め込み教育を受けさせられている。「バック転をしながら笛を吹き、同時に油絵を描く」という、子供の域を超えた驚異的な英才教育の成果を披露する。しかし、その私生活は過酷そのものであり、周囲に人がいなくなった隙を見計らってホーマーやマージに対して「助けて」と本音を漏らすなど、教育ママとなったセルマの過保護ぶりと厳しさに密かに苦悩している。

モナ・シンプソン(Mona Simpson)

CV:マギー・ロズウェル → グレン・クローズ、トレス・マクニール(一部)/吉田理保子 → 平ますみ(シーズン15 - )

ホーマーの実母。1960年代にヒッピー運動に傾倒し、バーンズ社長が所有する生物兵器研究所を破壊した事件の首謀者として警察から指名手配された。そのため、幼いホーマーを残して失踪し、長年にわたり偽名を使って逃亡生活を続けていた。夫のエイブからは「ドブに落ちて死んだ」と教えられていたホーマーだったが、大人になってから奇跡的な再会を果たす。息子への愛は非常に深かったが、警察の追手から逃れるために再び姿を消すなど、数数年の波乱に満ちた人生を歩んだ。その後、息子の元へ戻り和解したものの、シーズン19にて静かに息を引き取った。

ジャクリーン・ブービエ(Jacqueline Bouvier)

CV:ジュリー・カブナー/鈴木れい子 → 棟方真梨子(シーズン35)

マージ、パティ、セルマの実母。現在は娘たちの父親であるクランシーと死別し、老人ホームで暮らしている。かつて娘の義父であるエイブと、街の富豪であるバーンズ社長の二人から同時にアプローチされ、高齢者同士の三角関係に発展したことがある。二人が彼女を巡って激しく争い、バーンズ社長との結婚式までこぎつけたが、式の最中に乱入したエイブの説得とバーンズの強欲さに呆れ、最終的に「どちらの男も選ばない」という決断を下して式場を去った。名前の由来は、ケネディ大統領夫人のジャクリーン・ケネディの本名から。

クランシー・ブービエ(Clancy Bouvier)

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