能代工業高校バスケ部の最強の歴史!人気漫画「SLAM DUNK」にも登場!
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秋田県立能代工業高等学校をご存知でしょうか。その名の通り秋田県に実在する高校で、バスケットボールの超名門校として知られています。その活躍ぶりは、あの超人気バスケ漫画『SLAM DUNK』に登場する山王高校のモデルにもなっているほど!この記事では、能代工高が最強と呼ばれるに至った歴史を紹介しています。これを読んだあなたもバスケがしたくなってくるかも!?
能代工業高校は 漫画「SLAM DUNK」に登場する 「山王工業高校」のモデルとされる
出典: ja.wikipedia.org
「SLAM DUNK」は 知らない人はいないといっても過言ではない 井上雄彦氏によって描かれたバスケット漫画の金字塔です
主人公は 桜木花道
その桜木の所属する湘北高校の前には多くのライバルが登場しますが 「絶対王者」という最強の存在として立ちはだかるのが 「山王工業高校」です
漫画の中で圧倒的な存在として描かれる山王工業高校ですが そのモデルとなったのが能代工業高校です
しかし その能代工業高校
その強さは 漫画の中の山王工業高校以上と言っても過言ではないのです
「漫画のような」というより 「漫画を超えた存在」
それが 能代工業高校バスケ部なのです!
能代工業高校は 秋田県能代市盤若町にある県立の工業高等学校
出典: ja.wikipedia.org
能代市は バスケの街として知られている
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出典: blog.livedoor.jp
能代工業高校は 秋田県能代市にあります
能代市は 能代工業高校の活躍をきっかけに バスケの街づくりに取り組んでいます
なんと 能代駅にはバスケットゴールが設置してあり 停車中にフリースローに挑戦でき 成功すれば記念品がもらえるそうです
能代市は 「能代カップ」という全国の強豪校を招いたバスケの大会も主催しています
加藤廣志元監督は 身長の低さを攻防の切り替えの速さで補うことをチームづくりの指針とし 高校スポーツ界で比類を見ない全国常勝チームを育て上げた
「バスケットの場合は ゴール下で争ったときに身長差が出る。ゴール下の争いを極力減らす「オールコート」「切り替えの速いバスケット」 これしかないと思った」
出典: www.youtube.com
能代工バスケの礎を築き上げたのが 加藤廣志氏
加藤廣志(かとう ひろし)氏は 1937年秋田県生まれ
自身も能代工バスケ部出身で 1960年に母校に赴任しバスケ部監督に就任しますが 当初は秋田県でも勝てませんでした
当時の能代の選手は みな小柄でずんぐり体型
しかし 中大杉並高校という 当時インターハイを3連覇していたチームに胸を借りたときに 選手たちの特徴を発見します
それが 「ルーズボールの支配」「スタミナ」「粘り強さ」です
そんな 最後まであきらめずにボールを追い続ける能代工選手の特長を活かすために考え出したのが 「オールコート」「切り替えの速いバスケット」でした
「平面のスピードは 立体的高さに勝る」
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監督就任から30年間で 全国タイトルは33回
出典: ja.wikipedia.org
「コートに入った瞬間 そこから練習に入っていく姿勢が大事」
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オールコートとは「オールコートディフェンス」のことで 相手陣内からどんどんプレスをかけてボールを奪い 相手がゴール下で守備を整える前に一気にゴールするという戦い方です
こうすれば 高さで負けていても得点を重ねることができるというわけです
加藤廣志氏は この戦い方で 1967年の埼玉国体での初優勝を皮切りに 退任する1990年までに全国制覇を33回も達成するという偉業を成し遂げます
ただ加藤廣志氏は 技術面の前にしつけの部分を大事にしたといい また何より練習に取り組む姿勢が大事で 練習場に緊迫感がないようではボールへの執着心も生まれないといいます
「自分の後継者として監督を選ぶ時に いろいろと条件を考えました。まず何よりも気心が知れていなければならなかったし 性格的にも明るくなくてはならなかった。リーダーとしての資質があって 「つき」も持ってこなければならない」
加藤廣志氏は 次期監督に教え子だった加藤三彦氏を選び 監督を引退
加藤三彦(かとう みつひこ)氏は 1962年秋田県生まれ
能代工時代にはキャプテンとして三冠を達成し 社会人時代には全日本メンバーにも選ばれるほどの選手でしたが 教員の道に進み 1987年に25歳で母校に赴任
同時に能代工バスケ部コーチに就任し 1990年から指揮を取ることに
性格的な魅力と運の良さという「つき」が重視されて後継者に選ばれた加藤三彦氏でしたが 卓越した指導力で 偉大なる前監督が作り上げたバスケを引き継ぎ 磨き上げていきます
そして迎えた1996年 漫画の世界を超えるような伝説の3年間が幕を開けるのです
史上初の 3年連続三冠 「9冠」を達成
三冠とは 1年間で「高校総体(インターハイ)」「国体」「全国高校選抜(ウィンターカップ)」の3大タイトルを制することです
1年間だけでも達成することが困難な三冠を なんと1996年1997年1998年の3年間 その全てで達成するというとんでもない偉業を成し遂げます
能代工が最初に三冠を達成したのは1975年
高校バスケ史上初の三冠という快挙でした
さらに1976年にも三冠を達成し 2年連続の三冠となり 1992年には通算6度目の三冠を達成しますが 3年連続三冠を成し遂げたことはありませんでした
ただでさえ困難な3年連続三冠ですが このときの3年連続三冠はただのそれではないのです
1996年の主力5人は 1年生が3人 2年生が2人だった
出典: www.youtube.com
驚くべきことに 伝説の9冠達成最初の年の1996年の主力は なんと3人の1年生
田臥勇太(たぶせ ゆうた) 菊地勇樹(きくち ゆうき) 若月徹(わかつき とおる)の3人です
その3人に 2年生の畑山陽一(はたやま よういち) 小嶋信哉(こじま しんや)を加えた5人がスタメンに定着していました
普通は3年生が主力で その卒業と同時にチーム力が落ちるために連続の三冠達成は困難なわけですが 1年生トリオは3年生まで主力として活躍し それゆえに9冠を達成することが可能だったのです
1997年のチームは「史上最強」と呼ばれた
▽ 1997年 3大タイトル決勝戦のスコア
◎インターハイ 能代工 120 - 58 洛南 (京都)
◎国体 能代工 105 - 80 東京都選抜
◎ウィンターカップ 能代工 134 - 77 山形南 (山形)
※国体には 多くの都道府県が選抜チームで参加する中 能代工は秋田県代表として単独チームで参加
※国体決勝では 田臥1人で50得点の大活躍
※下画像内スコアは ウィンターカップの勝ち上がり
試合会場が満員札止めになることは珍しくなかった
出典: www.joc.or.jp
「能力ではなく 彼らは精神力でやっている」
出典: www.youtube.com
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2年生になり さらに成長した1年生トリオを 3年生になった畑山 小嶋が うまくコントロール
前年の強さにさらに磨きがかかり ダブルスコアや 時にはトリプルスコアの試合もあるなど 出場した大会のほぼ全てで圧勝
さらに おおよそ決勝戦とは思えないようなスコアで三冠を成し遂げ その強さから「史上最強」と呼ばれました
人気も高まり 能代工の試合をひと目見ようと 会場に立ち見が出ることも珍しくありませんでした
加藤三彦氏は とかく能力で語られがちな彼らの強さに関し その源は強い精神力だと言います
強い精神力が 勝ち続けるプレッシャーに打ち克ち 見る人を感動させる ひたむきなプレーを生むのです
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河田美紀男(かわた みきお)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、秋田県代表にしてインターハイ優勝候補筆頭とされる山王工業高校バスケットボール部の1年生。 高校バスケ界屈指のオールラウンダーである河田雅史の弟で、この歳にして210cmという巨体の持ち主。その将来性に期待されてベンチ入りするも、バスケ選手とすればまだ未熟で、ゴール下で戦うための技術しか修得していない。インターハイで自身と同じく素人同然の選手だった桜木花道と対戦し、その技術の拙さを見抜かれ、翻弄される。
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藤真健司(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
藤真健司(ふじま けんじ)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、神奈川県屈指の強豪として知られる翔陽高校バスケットボール部に所属する3年生。 コートの外はクールだが、試合では闘志を剥き出しにする、総合力に長けた優秀で勇敢なプレイヤー。翔陽高校には監督業ができる人間が不在なため、普段は自身がそれを兼任しており、「自分が入らないと勝てない」と判断した時だけ選手として試合に出る。去年のインターハイ全国大会で、豊玉高校の南烈により負傷し、その時の傷がまだ額に残っている。
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
神宗一郎(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
神宗一郎(じん そういちろう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、「神奈川の王者」の異名で知られる海南大学附属高校バスケットボール部に所属する2年生。 常に冷静で言動も穏やかだが、バスケに対しては並みならぬ情熱を持つ。入学当初はセンターだったが、監督の高頭力から「素質が無い」と諭され、一時はベンチ入りからも遠ざかる。しかし1日に500本のシュート練習によって3Pシューターとしての才能を開花させ、海南高校のスターティングメンバーの座をつかみ取った。
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流川楓(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
流川楓(るかわ かえで)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部の1年生エース。 スピード、テクニック、得点感覚に精神力と、バスケットボールの選手として求められるあらゆる能力に長けたオールラウンダー。一方的にライバル視してくる桜木花道を含め、その実力は同校のバスケ部の誰もが認めている。さらなる高みを目指す飽くなき向上心の持ち主だが、それを別にすればマイペースを極めた唯我独尊な少年で、自分のプレイ以外にはほとんど興味を示さない。
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宮城リョータ(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
宮城リョータ(みやぎ リョータ)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部に所属する2年生。 スピードを武器とする切り込み役で、ボールを敵陣に運び攻撃の起点となる存在。バスケの選手としては背が低く、シュートも不得意と弱点は多いが、チームメイトのコンディションに合わせてプレイスタイルを変える聡明さを持つ。マネージャーの彩子に惚れており、バスケに打ち込む理由の何割かは彼女に振り向いてほしいからだが、今のところいい返事はもらえていない。
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THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファースト・スラムダンク)とは、井上雄彦の漫画『SLAM DUNK』を原作とする、2022年に公開されたアニメ映画。『SLAM DUNK』のキャラクターである宮城リョータを主人公に据え、原作で最後の試合となった山王工業との一戦を描いている。 インターハイ2回戦に進出した神奈川県代表の湘北高校は、優勝候補筆頭の山王工業との試合に臨む。リョータにとって「山王工業を倒すこと」は、仲間たちと夢見た全国制覇に必須の大仕事にして、今は亡き兄の悲願でもあった。
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堀田徳男(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
堀田徳男(ほった のりお)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、主人公桜木花道が通う湘北高校の不良たちのリーダー。 無骨な顔立ちに大柄で屈強な体格と、見るからに迫力のある少年。不良たちのリーダーなだけのことはあり、常に周囲を威圧し、暴力を振るうことへの抵抗感も薄い。一方で友情に厚く、身内と認めた相手には親身に接する。不良仲間にして友人の三井寿と共にバスケ部を襲撃するが、それが彼のバスケへの未練からの行動であることを知ると部に復帰するよう勧め、彼を応援し続けた。
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谷沢龍二(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
谷沢龍二(やざわ りゅうじ)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、かつて大学バスケットボール界で天才として注目された選手。物語開始時点で故人。 日本人離れした2メートルの長身に優れた運動能力の持ち主で、大学バスケ界屈指の名将と呼ばれた安西光義に「日本一の選手になれる」と期待される。しかしその安西の課す地味な練習に嫌気が差し、逃げ出すようにアメリカへとバスケ留学を決め、挫折した末に自殺に近い形で事故死した。安西の「まるで成長していない…」のシーンで有名なキャラクター。
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森重寛(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
森重寛(もりしげ ひろし)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、インターハイ愛知県代表の名朋工業高校バスケットボール部に所属するスーパールーキー。 バスケの経験は中学2年生の夏からとまだ浅いが、1年生ながら2メートル近い巨体の持ち主で、その上で並外れた運動神経を併せ持つ。その才能と実力は驚くべきものがあり、全国クラスの選手である愛和学院高校の諸星大を圧倒し、そのままチームを勝利に導いている。全国大会でも活躍するが、作中では特にそれが描かれることはなかった。
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河田雅史(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
河田雅史(かわた まさし)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、秋田県代表にしてインターハイ優勝候補筆頭とされる山王工業高校バスケットボール部のレギュラー。 全国クラスの有力選手ひしめく山王工業において不動のセンターを務め、その中核としてチームを引っ張る。そのプレイスタイルは「おっきくてうまい」と称され、センター以外の役割すら全国屈指のレベルで完全にこなす器用さを持つ。向上心の塊で、自分に向かってくる選手を好み、主人公桜木花道の才能にも気付いて注目する。
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安西光義/安西先生(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
安西光義/安西先生(あんざい みつよし/あんざいせんせい)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部の監督。 でっぷりとした初老の紳士で、性格は至って温厚。かつては大学バスケ界で鬼コーチとして名を馳せていたが、現在は生徒の自主性に任せた指導を行う。今もなおその監督としての手腕と名声は衰えておらず、多くの選手から慕われ、他校の監督など多くのバスケ関係者からの尊敬を集めている。主人公桜木花道の才能を見抜き、期待し、その日々の成長に注目していく。
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三井寿(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
三井寿(みつい ひさし)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部に所属する3年生。 3Pシュートを得意とするオールラウンダーだが、ブランクのためスタミナには問題を抱える。中学生の頃に神奈川県MVPに選ばれるほどの選手として活躍し、恩人でもある安西光義が監督を務める湘北高校バスケ部に入部。しかし怪我と擦れ違いの末にバスケ部を去り、不良仲間と共にバスケ部と敵対するに至った。紆余曲折の末にバスケ部に復帰し、以降はチームの一員として活躍する。
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牧紳一(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
牧紳一(まき しんいち)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、「神奈川の王者」の異名で知られる海南大学附属高校バスケットボール部の主将。 貪欲に勝利を求め、「怪物」とも称される神奈川最強のプレイヤー。コートの中ではそのカリスマとリーダーシップを発揮して王者のごとく振る舞うが、試合を離れれば意外と面倒見の良いところを発揮する。趣味はサーフィンで、肌が浅黒いのはそれが理由。老け顔であることを気にしており、作中でそれを指摘された時はムキになって反論していた。
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宮城カオル(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ
宮城カオル(みやぎ カオル)とは、『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファーストスラムダンク)の登場人物で、同作の主人公である宮城リョータの母親。 沖縄で家族と共に暮らしていたが、夫に先立たれ、その心痛から完全に立ち直れない中で海難事故により長男も失う。相次ぐ家族の死を受け止められず、逃げるように神奈川へと引っ越した。兄のことを決して忘れまいとするリョータを疎ましく感じるも、母としての愛情も持ち続け、バスケに熱中する彼を距離を置きながらも見守り続けた。
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