寄生獣のネタバレ解説・考察まとめ

『寄生獣』とは、岩明均による漫画作品、及びそれを原作とするアニメ、実写映画。人間に寄生し、人間を食らう寄生生物。そんな生物(ミギー)が右手に寄生してしまったため、数奇な運命に翻弄されることになった泉新一。単なるモンスター物、ホラー物ではなく高度な哲学性、テーマ性が物語を彩っており、今なお根強い人気を誇っています。

後藤は死ぬ予定ではなかった

本編では涙と共に新一に討たれた後藤ですが、作者は当初新一に彼を殺させるつもりはなかったそうです。新一が去った後の案として、二つあったと10巻巻末に書かれていました。

【案その1】完全復活。巨大な翼に変形。汚染された日本を嫌って、美しい自然を求め飛び去っていく。

【案その2】完全復活できず、無害な生き物としてひっそり生きていく。

どちらも「何か違うし、甘っちょろい」と感じ、現行の最期となったのです。

他作家による『ネオ寄生獣』

20年以上の時を経て、人気漫画家が『寄生獣』を独自の手法、目線で執筆したアンソロジー本です。ギャグあり、シリアスあり、ホラーあり。萩尾望都先生や真島ヒロ先生等も執筆なさっています。

関連商品

書籍

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

アニメ・DVD

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

実写映画・DVD

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

えどまち
えどまち
@edono78

Related Articles関連記事

寄生獣の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

寄生獣の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『寄生獣』は、岩明均による日本のマンガ。人間を捕食する寄生生物と右手に寄生生物を宿した高校生シンイチの数奇な運命を描く。 人間の存在が地球に害であるというテーマを掲げており、タイトルの「寄生獣」は前述の寄生生物ではなく、地球に害をなす人間を指している。 その重厚なテーマを背景に、キャラクターによるメッセージ性の強いセリフが多く、作中で多くの名言が登場している。

Read Article

ヒストリエ(Historie)のネタバレ解説・考察まとめ

ヒストリエ(Historie)のネタバレ解説・考察まとめ

2003年から「月刊アフタヌーン」で連載されている岩明均による歴史漫画。マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた実在の人物である書記官エウメネス。古代オリエント世界を舞台に、名家の息子として育てられた彼が陰謀によって一時は奴隷に身を落としながらも徐々にその才能を開花させていく様が描かれる。

Read Article

深夜枠放送名作アニメの悲喜こもごも

深夜枠放送名作アニメの悲喜こもごも

「何で深夜枠…何ですぐ終わる…」そう思わせる名作漫画「アニメ化作品」の数々。規制のせいか!?などと短絡的に思ってしまいましたが、カンタンに録画で見られる時代です。それに名作はアニメになったって名作…とは限らないのが、原作ファンにとっては哀しいところ。せっかく色や音、動きがつくのだから原作並みのクオリティで突っ走ってほしいものです。

Read Article

目次 - Contents