ミケランジェロ・プロジェクト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミケランジェロ・プロジェクト』とは、2014年のアメリカのドラマ映画である。製作・監督・脚本・主演、ジョージ・クルーニー。第二次世界大戦時、ナチスに奪われた美術品を奪還するため、奮闘する特殊部隊「モニュメンツ・メン」の活躍を描いた実録サスペンスである。ロバート・M・エドゼルの『ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争』を原作とした作品。

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日本語吹替:高宮俊介

フランス人の連絡員。英語も話すことができ、グレンジャーをパリまで送り届けた。

フランクリン・ルーズベルト大統領(演:マイケル・ダルトン)

日本語吹替:伊藤和晃

ストークスの直訴を聞き入れ、「モニュメンツ・メン」の結成を認め、ストークスの参加を要請した。

ハリー・S・トルーマン大統領(演:クリスチャン・ロドスカ)

日本語吹替:小島敏彦

戦後、ストークスに対し、美術品のために命をかける価値や、その功績が人々に記憶される可能性について問いかけた。

軍医(演:グラント・ヘスロヴ)

野営地で負傷兵を診ている医師。ストークスとエプスタインが連れてきた瀕死の兵士に、可能な限りの治療を行った。

『ミケランジェロ・プロジェクト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

戦争映画というよりもコメディ風味の軽い物語

戦争映画というには雰囲気が明るいため、コメディ風と言ったほうが正しいだろう。確かに舞台は第二次世界大戦末期で、それなりに痛ましいシーンもあるものの、全体的な空気感は明るい。音楽も軽快なリズムのものが多い。そもそも戦争を描いたというよりも、裏で活躍した美術商たちを描いた作品であるため、そこまで暗くする必要がないのだ。
戦争の新たな一面を発見できる作品である。作中では美術品などは二の次だと豪語する人も出てくるが、決してそんなことはなく、作品は文化の結晶であり、だからこそ美術商たちは命を賭してまでもそれらを守ろうとしたのだろう。

面白いが退屈でもあり感心するが感動はしない

良くも悪くも退屈な映画で、ハラハラしない代わりに安定感がある。コメディ要素も散りばめられており、軽い気持ちで観ることができるだろう。つまらないと言えばそれは違うが、目を離せないかと言われればそうでもない。片手間でも割と観られる作品。重厚なストーリーがあるわけでもなく、また奇抜なアイデアで美術品を奪還するといったシーンも皆無であるため。
しかし、最終的に面白かったと感じてしまうのはやはり俳優たちの演技のおかげなのかもしれない。感動するシーンはないが、こんな人たちもいたんだなと感心できる。コミカル歴史映画だと思えば良いかもしれない。

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@keeper

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