荒川アンダー ザ ブリッジ(AUTB・荒川UB)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『荒川アンダーザブリッジ』とは、2004年から『ヤングガンガン』で連載された中村光原作の漫画。2010年にはテレビアニメ化、その翌年にはテレビドラマ化、さらにその翌年には豪華俳優陣により映画化された人気作品。市ノ宮カンパニーの御曹司・市ノ宮行はひょんなことから命を救ってくれた女の子ニノと恋人になり、河川敷に移住する。そこに住む個性的な住人たちに翻弄されながらも、ニノとの絆を深めていくギャグロマンスとなっている。

CV:立木 文彦

頭部がオウムの大柄でいつもスーツを身にまとっているハードボイルド。タイハクオウム4歳。「ロカビリー」の「ビリー」らしい。身長180cm、体重74kg。獅子座のA型。夏でもジャケットをはおっており、胸ポケットにたばこの箱をしまっているが、中身は小松菜が入っている。ジャクリーンの恋人で、元関東最大最強の「国鳥会」の若衆。ジャクリーンのために組長に話をつけケジメをつけるために風切羽をつめた。漢らしい言動や行動に「アニキ」と呼ばれ慕われている。

ジャクリーン(演:有坂来瞳)

CV:後藤 邑子

自らを女王蜂と名乗る美女。ビリーの恋人で元国鳥会組長の女。仕事はエステティシャンをしている。身長165cm、体重47kg。射手座のB型。冬でもミニスカートをはいている。ビリーが「5m以上離れると死んでしまう」らしい。料理が大の苦手であるため、ビリーは無駄にせず食べるが吐いてしまう程。しかし、ジャクリーンは吐き戻しという求愛行動だと思っている。巣には「3万匹の子供と1万匹のダンナ」がいるため、ビリーとは不倫関係にあたる。

亀有(かめあり)

国民的No.1アイドルカツーンの亀有。亀有はファッションブランドイメージをまとわされ過ぎたことにより服が憎いという域にたどり着いて服を着たがらない。そのため、オンエアではCGで服を着せている。市ノ宮カンパニーのイメージキャラクターの報酬として橋の下への永住権がほしいと名乗り出た。服など着ずにありのままでいたいと思っていたところに亀有病が治っていなかった星やラストサムライからの亀有像を押し付けられ逃亡した。その後も何度も移住を試みて最終的には人間をやめてイースト菌の妖精になると言ったことで服を着なくてもいいと橋の下の住人に認められる。新村長になったリクルートから「甘食」と名付けられる。

その他の人物

市ノ宮 積(いちのみや せき/演:上川隆也)

CV:小山 力也

リクの父親。市ノ宮カンパニー社長。妻は市ノ宮 春子。リク同様ネクタイには家訓である「他人に借りを作るべからず」と縫い付け、さらにはパンツにも縫い込んでいる。リクの動向を探るべく、リクの会社Goseの社員島崎に盗聴や盗撮をさせている。リクを溺愛している秘書の高井が苦手。

市ノ宮 春子(いちのみや はるこ)

市ノ宮行の母で、市ノ宮積の妻。結婚する前から病気によりあまり長くない様子だった。リクを出産すると同時に他界する。

高井 照正(たかい てるまさ)

CV:チョー

リクの会社Goseの社員でリクの秘書を務める。リクの身も心も捧げ、忠誠を誓っている。星からは関係を「友達以上のホモ達」と言われる。仕事しか頭になかったことで妻から愛想をつかされ、10年前に離婚。そのことで枯れ木同然となっていた高井に幼少期のリクが「人間は一人の時が一番強い」と言われ、言葉通りいつでも1人のリクを見て、自分が孤独から救ってあげたい、父子のようになれたらと思っていた。リクに「パパ」と呼ばせようとしたりニノとの関係を壊そうとしたりする。

島崎(しまざき)

CV:田中理恵

高井と同じくリクの経営する会社Goseの秘書だが、本当は秘書のふりをしてリクの動向を調べ、父親である積に報告している。リクにとっては仕事が早くて的確で唯一まともでいてくれるオアシスのような存在だったが、シロに恋をしたことでおかしな方向に進んでしまう。シロに夢中になり、用事のない日に河川敷でシロの写真を撮っているところを本人に気付かれてしまう。言い訳にシロの引いた白線を褒めたところ、「白線の話をしながら歩きませんか」と誘われる。その後、シロから白線渡りを習い、ダブルスの世界王者を狙うが妻と娘から届いたシロの荷物をあけたことで妻子持ちだということに気付く。その行為や仕掛けられた盗聴器なども見つかり、河川敷の住人からは「女スパイ」と名付けられた。そこで島崎はリクと父親の積の会社両方の機密を少しずつ流して金をむさぼる産業スパイであることが分かる。シロが妻子持ちだったショックからマルチ商法に騙されカモにされる。その後もくわばらぽてちのアシスタントをしたり、霊能者の所に弟子入りしたり、次々とおかしなものにはまっていく。

謎の男

CV:藤原啓治
常に和装で鼻から下の部分しか出てこない。かなりの大物で国土交通省にかけあい、市ノ宮カンパニーの荒川河川敷再開発プロジェクトを止める力がある。市ノ宮カンパニーからの資金はとめると言われた大臣だったが、代わりにこの謎の男が資金を流すと言ったことからかなりの資金力もあることがうかがえる。ニノのことを大切に思っており、秘密をさぐる島崎には「殺すよ」と脅し、やめさせようとする。アマゾネスからは「ボス」と呼ばれ金星に飛ばすロケットの管理もしている。

くわばらぽてち/地球防衛軍隊長

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