死亡遊戯(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『死亡遊戯』とは、1978年に公開されたロバート・クローズ監督、ブルース・リー主演の香港映画である。
スター俳優のビリー・ローはシンジケート組織からの契約を迫られるが、それを頑なに断る。ある日の撮影中に、ビリーは銃弾を浴びて銃弾を受けて殺害されたと思われたが、実はビリーは死んでおらず、単身でシンジケート組織へ戦いを挑む。
1972年にアクション場面を撮影後、ブルース・リーが急逝。
数年後に代役スタントマンを起用して追加撮影したうえで1978年に制作された。
ブルース・リー代役の壮絶な人生
本作品におけるビリー役(ブルース・リーの代役)のドラマ、及びアクション場面の多くは、韓国出身のタン・ロン(本名:キム・テジョン)が演じた。彼はオーディションを通して役を獲得するも、8ヶ月に及ぶ撮影期間中はスタジオと宿泊ホテル以外を一切出かける事ができなかったうえ、ブルース・リーの撮影済みフィルムや台本すら見せてもらえなかったとの事。
また1980年に制作の『死亡の塔』でも、ブルース・リー役と、リーの弟役の二役を演じる。しかし、「ブルース・リーの亡霊に苛まれた」という理由で、スキンヘッドにして撮影を6ヶ月間ストップさせた。
その後は、故郷である韓国で制作されたアクション映画に幾つか出演した後、単身アメリカに渡り永住権を取得する。1986年の『シンデレラ・ボーイ』でブルース・リーの亡霊役として久々に映画出演し、キレのあるアクロバティックなアクションを披露した。
以降は目立った活動記録が無く、長らく沈黙を守ってきたものの、2010年に韓国で開催されたブルース・リー生誕70周年記念イベントに出席し、多くのファンを驚かす。またイベントにて、『死亡之路/THE WAY OF DEATH』という作品の準備をしており、この作品で引退すると告げた。しかし作品の脚本が完成していた矢先の2011年8月、54歳の若さで病により死去。
『死亡遊戯』の主題歌・挿入歌
主題歌:ジョン・バリー『死亡遊戯メインテーマ』
本作品のメインテーマを、映画『007』シリーズ等を手掛けた作曲家ジョン・バリーが制作した。
国際版主題曲:コリーン・キャンプ『Will This Be The Song I'll Be Singing Tomorrow』
本作品にも出演したコリーン・キャンプが、国際版の主題歌も歌唱した。
香港版主題曲:ロマン・タム『死亡遊戯』
香港公開版の主題曲を、香港の歌手で俳優のロマン・タムが歌唱している。
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目次 - Contents
- 『死亡遊戯』の概要
- 『死亡遊戯』のあらすじ・ストーリー
- 組織の黒い影
- ビリーの「死」、傷心のアン
- 復讐劇の開始
- アジト内での激闘
- 『死亡遊戯』の登場人物・キャラクター
- ビリー・ロー(演:ブルース・リー)
- アン・モリス (演:コリーン・キャンプ)
- ジム・マーシャル (演:ギグ・ヤング)
- ドクター・ランド(演:ディーン・ジャガー)
- スタイナー(演:ヒュー・オブライエン)
- カール・ミラー(演:ボブ・ウォール)
- ハキム(演:カリーム・アブドゥル=ジャバー)
- 棒術の達人パスカル(演:ダニー・イノサント)
- 合気道の達人(演:チー・ハンツァイ)
- カールの試合相手(演:サモ・ハン・キンポー)
- ヘンリー・ロー(演:ロイ・チャオ)
- 『死亡遊戯』の用語
- ヌンチャク
- トラックスーツ
- 撮影スタジオ・控え室
- 『死亡遊戯』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アン・モリス 「どうしてあなたたちは意気地なしなの!組織がやったと分かってても、それを口に出す人がいないんだから!」
- ビリー・ロー「お前の負けだ、カール!」
- ビリー・ロー「ランドはどこだ!」
- 『死亡遊戯』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 元々の題は『死亡的遊戯』だった
- ロケ地に使われたレストランが2020年に閉店
- ブルース・リー代役の壮絶な人生
- 『死亡遊戯』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ジョン・バリー『死亡遊戯メインテーマ』
- 国際版主題曲:コリーン・キャンプ『Will This Be The Song I'll Be Singing Tomorrow』
- 香港版主題曲:ロマン・タム『死亡遊戯』