
『惡の華』とは、『別冊少年マガジン』2009年10月号から連載が開始された押見修造による漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画作品である。思春期時代の少年・少女たちの心と体の葛藤を描いた作品だが、その内容は過激で変態的だ。思春期は誰もが通る道だが、ここまで来たら少し異常かもしれない。本作には、エキセントリックな仲村の罵倒をはじめとしたインパクトの強い名セリフ、名シーンが多数登場する。
体操着を盗まれた事をクラス中に知られた佐伯が泣くシーン
体操着を盗まれた事をクラス中に知られた佐伯は、「ぐすっ」「うっ」と泣き出してしまう。仲村と春日に影響される前の清純美少女だった頃の佐伯のこの表情が良い。
「体操着のことは…別に…嬉しいよっ!」
仲村と春日の話を聞いてしまった佐伯は、体操着を盗んだのが春日であることを知る。さらに仲村に「匂い嗅ぎまくり こすりつけまくりの オメーのクソ体操着体にまとわりつかせてズクンズクンしてたんだよ!!」と暴露されたが、佐伯は「体操着のことは…別に…嬉しいよっ!」と思いの丈を叫ぶ。佐伯も仲村と春日の間にあるもやもやとしたものに影響され、徐々に様子がおかしくなっていっている。
「春日くんは…石ころだった私を宝石にしてくれたんだもん!!」
仲村に引っ張られるようにして山の向こうを目指す春日。そんな二人を追いかけてきた佐伯は、仲村と言い合いになる。春日が盗んだ体操着を着たままデートしていたことを知っても動じず、「春日くんは…石ころだった私を宝石にしてくれたんだもん!!」とまで言う。普通の少女だったはずの佐伯までもが堕ちて行く。佐伯がなぜここまで春日に執着しているのかわからないが、思い入れが凄まじいシーン。
「もう…ひとりじゃ抱えきれない…」
佐伯は結局春日の暴走を止められなかった。佐伯は「もう…ひとりじゃ抱えきれない…」とどんどん追い詰められていく。
「春日くん 私としよう」
佐伯は春日を秘密基地に呼び出し、招き入れる。そこにいた佐伯は全裸になり、「春日くん 私としよう」と身体の関係を持とうとする。
「春日くん こっち見て」
春日を秘密基地に呼び出した佐伯。なりふり構わない佐伯は、全裸で「春日くん こっち見て」という。痛々しい程に本気である。
「ずっと…一緒にいよ 春日くん」
強引に春日と身体の関係を持った佐伯は、「ずっと…一緒にいよ 春日くん」と言う。
女子中学生のセリフ、行動とは思えないシーン。
「どうして!?どうして私は…仲村さんじゃないの!?」
佐伯は春日と強引に身体の関係を持つが、春日は自分が好きなのは仲村だと訴え、外へ飛び出してしまう。そこへやってきた仲村。
嫉妬に狂った佐伯は仲村に、春日と初体験を済ませたことを告げて挑発。しかし取り合わない仲村に、佐伯は「どうして!?どうして私は…仲村さんじゃないの!?」と感情を吐露するのだった。
Related Articles関連記事

惡の華(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『惡の華』とは、『別冊少年マガジン』(講談社)2009年10月号から連載が開始された、押見修造による漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画作品である。 誰もが一度は経験する、中学生頃の思春期をそのまま形にしたような作品で、テーマは「絶望」。クラスの美少女である佐伯奈々子の体操服を盗んだ春日高男。そしてそれを目撃した嫌われ者の仲村佐和。春日と佐伯、仲村という遣る瀬無い自我を抱える3人の思春期を描く。
Read Article

【エログロ有】鬱アニメ激選8タイトル【残酷描写有】
軽いノリの作品だけでは飽きてきませんか?そんな時は暗くて重い鬱アニメがオススメです。今回はオススメの鬱アニメ8タイトル(エルフェンリート、東京マグニチュード8.0など)を鬱ポイントと共にご紹介いたします。
Read Article

【惡の華】ネタバレ注意!変態漫画のあらすじ・ストーリーまとめ【過激】
『惡の華』といえば、ものすごく過激で変態すぎる漫画として有名ですよね。本作は思春期真っ只中の少年/少女たちの心と体の葛藤を描いた作品ですが、もはや中学生とは思えないような犯罪級にヤバい描写もあって、いろんな意味で話題になりました。この記事では、そんな『惡の華』のあらすじ・ストーリーを、ネタバレありきで紹介しています。簡単に内容に触れるだけでも、変態漫画ってことがわかっていただけるでしょう。
Read Article

マニアックな惡の華の裏設定・都市伝説・トリビアまとめ
『惡の華』とは、『別冊少年マガジン』2009年10月号から連載が開始された押見修造による漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画作品である。『惡の華』といえば、子どもたちには読ませたくないような過激な内容が多いことで有名だが、実は単なる変態漫画というだけではない深い意味が込められている。作品の中に隠された裏設定や都市伝説、豆知識、トリビアなどを知っておけば、また違った目線で本作を楽しめるだろう。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『惡の華』の概要
- 春日高男の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「シャンプーの…匂い…」
- 佐伯の胸に突っ込むシーン
- 仲村に体操着を着させられるシーン
- 体操着を着たまま佐伯とデートさせられる春日
- 仲村か佐伯かどちらを選ぶか迫られるシーン
- 「僕は誰よりも最低なクソムシ野郎なんだっ!!」
- 春日が高まるシーン
- 「がんばる!!がんばって本物の変態になる!!」
- 春日が秘密基地に女子のパンツを吊るして仲村を招き入れるシーン
- 「ここは…ここだけはこの町の中の"向こう側"なんだ」
- 仲村佐和の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「うっせークソムシが」
- 「私見てたんだよ 春日くんが佐伯さんの体操着盗んだところ」
- 「春日くんがど変態体操着ドロボーの豆やろうだってこともバラさないでやる…誰にもね」
- 「そのかわり私と契約しよう」
- 「私は!がーーッと!!ぐわーーーッと!!!春日くんのそのまんまが出たぐっちょぐちょの作文が読みたかったの!!」
- 「私もきっと変態なの」
- 「もうずっと前からムズムズしてるの」「体の下の方の中の方が叫び声をあげたくなるほどモヤモヤしてるの」
- 「春日くんは 大事なモノを私に奪われるの」
- 「春日くんはずぶずぶのど変態やろうだから 私にその中身全部剥かれる契約」
- 春日に簡単に暴力ふるうシーン
- 「バカにするのもいい加減にしろよクズ鉄」「頭わいてんじゃないの?あ?」
- 「春日くんのかぶってる皮 私が全部剥がす」
- 「わかったか?」
- 「匂い嗅ぎまくり こすりつけまくりの オメーのクソ体操着体にまとわりつかせてズクンズクンしてたんだよ!!」
- 「これ以上 私の魂をズグズグにしないで」
- 「おまえの中身は蝿よりただれてるよ」
- 「一生じぶんでじぶんのうっとり撫でまわしてろ!!!クズぅッ!!!!!!」
- 「せっくすせっくす!結局クソせっくすがしたいだけ!!!」
- 「さっさと来いよ空っぽ人間」
- 「春日くん…明日捨てようか これからの人生全部」
- 佐伯奈々子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 体操着を盗まれた事をクラス中に知られた佐伯が泣くシーン
- 「体操着のことは…別に…嬉しいよっ!」
- 「春日くんは…石ころだった私を宝石にしてくれたんだもん!!」
- 「もう…ひとりじゃ抱えきれない…」
- 「春日くん 私としよう」
- 「春日くん こっち見て」
- 「ずっと…一緒にいよ 春日くん」
- 「どうして!?どうして私は…仲村さんじゃないの!?」
- 「…不幸にするのは 私だけにしたら…?」
- 木下亜依の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「みんなにバラしてやる!!」「仲村とふたりで犯罪者の変態になればいいッ!!」