惡の華の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『惡の華』とは、『別冊少年マガジン』2009年10月号から連載が開始された押見修造による漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画作品である。思春期時代の少年・少女たちの心と体の葛藤を描いた作品だが、その内容は過激で変態的だ。思春期は誰もが通る道だが、ここまで来たら少し異常かもしれない。本作には、エキセントリックな仲村の罵倒をはじめとしたインパクトの強い名セリフ、名シーンが多数登場する。

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女王様のような貫禄と色気を醸し出しながら、「わかったか?」と尋ねる仲村。ちなみにこの時の仲村はノーパンである。

「匂い嗅ぎまくり こすりつけまくりの オメーのクソ体操着体にまとわりつかせてズクンズクンしてたんだよ!!」

仲村が春日に詰問しているところを佐伯に見られたことで、佐伯の体操着を盗んだのが春日であることが佐伯本人にばれてしまった。仲村は佐伯に、「匂い嗅ぎまくり こすりつけまくりの オメーのクソ体操着体にまとわりつかせてズクンズクンしてたんだよ!!」と、とんでもなく下品な言い方で暴露する。この作品の言葉選びのセンスが光ったインパクトのあるシーン。

「これ以上 私の魂をズグズグにしないで」

大雨の中、仲村と佐伯のどちらを選ぶのか迫られた春日だったが、春日はどちらも選ぶことができない。選ぶ権利がないという春日に、仲村も佐伯も呆れてしまう。佐伯は春日にプレゼントされたボードレールの詩集を捨てて帰ってしまった。そして仲村は「これ以上 私の魂をズグズグにしないで」という。そういう仲村の表情は、これまでにないくらい悲しく、感情的なものだった。

「おまえの中身は蝿よりただれてるよ」

嫉妬に狂った佐伯は秘密基地に放火。さらに仲村に、春日と初体験を済ませたことを告げてマウントを取ろうとする。
仲村は取り合わないが、佐伯はさらに「春日くんを取られてどんな気分?」と問い掛けた。仲村が「くだらない」と突き放すと、佐伯は仲村に平手打ちを浴びせ、「私のことそうやって見下して」と声を荒らげる。仲村が無言で佐伯を抱き締めると、佐伯は「悔しいって言ってよ。どうして私は仲村さんじゃないの?」と感情を吐露。そんな佐伯に、仲村は「やっと吐き出したね。でも、おまえの中身は蝿よりただれてるよ。おまえなんかに死んでもわかってたまるか」と軽蔑の眼差しで言い放つのだった。

「一生じぶんでじぶんのうっとり撫でまわしてろ!!!クズぅッ!!!!!!」

一度は春日を遠ざけようとした仲村だったが、再び本領を取り戻し、「一生じぶんでじぶんのうっとり撫でまわしてろ!!!クズぅッ!!!!!!」と春日を罵倒する。

「せっくすせっくす!結局クソせっくすがしたいだけ!!!」

仲村は「せっくすせっくす!結局クソせっくすがしたいだけ!!!」と鬱屈した感情を爆発させる。仲村がよく口にするクソムシとは、自分の中にある変態を隠す良い子の皮のことである。どいつもこいつも一皮むけば変態のくせにと、仲村は感情を爆発させるのだった。中学生の女子がいうセリフではないが、作中でも屈指の名シーンの一つである。

「さっさと来いよ空っぽ人間」

夏祭りの夜、親から外出禁止を言い渡されていた春日の家の玄関を破壊して、仲村は春日を迎えに来た。そして「さっさと来いよ空っぽ人間」と、春日を引っ張っていくのだった。

「春日くん…明日捨てようか これからの人生全部」

佐伯に秘密基地を燃やされ、途方に暮れる春日。しかし仲村のためにも夏祭りの計画を諦めることはできない。仲村は「春日くん…明日捨てようか これからの人生全部」と告げる。

佐伯奈々子の名言・名セリフ/名シーン・名場面

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