『大人になったおそ松くん』を紹介!サッポロビールとのタイアップ広告として連載された作品

『大人になったおそ松くん』とは、『おそ松くん』本編から25年後のキャラクターの様子を描いた話である。サッポロビールの「黒ラベル」とのタイアップ広告として、1993年に『ビッグコミックスピリッツ』にて掲載された。ここでは35歳になった6つ子たちの姿や、トト子ちゃんとの過去の恋愛事情、チビ太やイヤミなど、その他の人気人物・キャラクターを紹介していく。

サッポロビールとのタイアップ広告『大人になったおそ松くん』とは

『大人になったおそ松くん』とはサッポロビールの「黒ラベル」とのタイアップ広告で、『おそ松くん』本編から25年後のキャラクターの様子を描いた話である。この作品は1993年に『ビッグコミックスピリッツ』にて掲載された。
同誌に掲載された『おそ松くん』本編では10歳だった6つ子も、『大人になったおそ松くん』では35歳と立派な大人になっていた。

6つ子全員と交際していたトト子ちゃん

『おそ松さん』では6つ子の高嶺の花的存在だったトト子ちゃん。
そのトト子ちゃんが『大人になったおそ松くん』では、「とっかえひっかえ6つ子と付き合ったものよ」と発言しており、6つ子全員と付き合っていたことが発覚。
ちなみに大人になったトト子ちゃんは結婚しており、子供も2人授かっており、夫婦円満で幸せに暮らしている。

名前の通りの振られ方をした6つ子たち

『大人になったおそ松くん』では、6つ子たち全員がトト子ちゃんと交際したものの、みんな振られてしまったことが判明。その理由も散々なものである。

長男のおそ松は名前の通りオソマツだったので別れを切り出されてしまい、次男のカラ松はいつもカラっけつだった為に別れを告げられた。三男のチョロ松は他の異性にチョロチョロと視線を飛ばしていたことが原因で振られ、四男の一松は一抹の不安を感じ、十四松と二股をかけられてしまう。二股相手だった五男の十四松も結局、別れを告げられた。そして最後に残った六男のトド松はトドのつまり付き合い、そしてトドのつまり別れてしまう。誰一人として良い別れ方をしておらず、可愛い顔して無邪気にアイドル活動をしていたトト子ちゃんが、実はこんなに悪女だったとはと驚かされるエピソードである。

他の登場人物・キャラクターの25年後の姿

6つ子

6つ子の父親は既に他界している。『おそ松さん』で破天荒っぷりを見せていた十四松は医者になっている。トド松は魚屋の店主になり、チョロ松は警察になった。おそ松は未だに嫁はいないようで、6つ子の中でただ1人熱心に親の面倒をみる親孝行者として描かれている。ちなみに職業は平社員である。カラ松は八百屋の婿養子となったものの、一緒に住んでいる義母には頭が上がらない。一松は逆玉の輿をして社長令嬢と結婚し、立派な2代目社長になったようだ。

チビ太

新聞配達やガードマンなど色々な職業を経験した後、就職した会社の係長になった。若い女の子が好きらしく、追いかけ回している姿が描かれている。しかし身長150センチ、私立大学中退の良いとこ無しのため、女の子には全くモテない。子供の頃はおでんを持っていたチビ太だが、大人になった彼はサッポロ黒ラベルを片手にしている。「バーロッ!」という口癖は相変わらず健在。

ハタ坊&ダヨーン

ハタ坊は有名コメディアンとしてテレビで活躍し、ダヨーンはそんなハタ坊の付き人になった。ダヨーンは自慢の口を冷蔵庫代わりにし、中にサッポロビールを大量に入れ、常によく冷えたビールをハタ坊に出せるようにしている。ハタ坊に対する言葉は全て敬語、もしくは語尾が「~ダヨーン」「~ヨーン」になっている。

イヤミ

バーテンダーとして働いており、アメリカで修業をしていた時には、彼目当てにバーに来る金髪ギャルが絶えなかった模様。しかし元からカクテルは作れず、サッポロビールの販売だけで店をやり繰りしている。彼曰く「カクテルよりも何倍も美味しいサッポロビールの味を知ってしまったから作らなくなった」とのことである。

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