キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)とは、アイルランド出身の俳優である。2020年にはアイリッシュ・タイムズ紙が彼を史上最も偉大なアイルランド映画俳優の一人に挙げている。2023年公開の『オッペンハイマー』ではアカデミー賞を受賞しており、アイルランド出身の俳優では初めて主演男優賞を受賞した俳優となった。
キリアン・マーフィーは、独特なオーラの漂う個性派俳優としてハリウッドで活躍している。そのプライベートはほとんど明かされておらず、ミステリアスな魅力を放つ人物でもある。
『オッペンハイマー』とは、2023年に公開されたアメリカ合衆国の映画。「原爆の父」として知られる理論物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画である。伝記『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』を基にしている。キリアン・マーフィーは、主人公のJ・ロバート・オッペンハイマーを演じた。
本作は第96回アカデミー賞で13部門でノミネートされ、アカデミー作品賞、アカデミー監督賞、アカデミー主演男優賞を含む7部門で受賞した。これにより、キリアン・マーフィーはアカデミー主演男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞した初のアイルランド出身俳優となった。
テレビドラマ
『ピーキー・ブラインダーズ』
『ピーキー・ブラインダーズ』とは、キリアン・マーフィー主演のイギリスのテレビドラマシリーズ。シーズン4まではBBC Two、シーズン5からはBBC Oneで放映されており、Netflixでも配信されている。
実在したギャング、ピーキーブラインダーズを元に製作された作品で、キリアン・マーフィー演じる次男のトーマス・シェルビーを中心としたシェルビー家が、ギャングとしてバーミンガムから成りあがっていく様子が描かれている。
キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ベジタリアンをやめた理由は『ピーキー・ブラインダーズ』での役作り
キリアン・マーフィーは15年ほどベジタリアンだったが、『ピーキー・ブラインダーズ』の役作りのために肉食を再開した。悪名高いギャングであるトミー・シェルビーを演じるにあたり身体を鍛え始めたキリアンは、専属トレーナーに体格を良くするために肉を食べるようアドバイスされたのだという。また、製作側にお「痩せ細ったアイルランド人の男に見えては困る」と言われたことも理由だった。
もともとベジタリアンになった理由として、最初は狂牛病が怖かったからと語っていた。しかし2024年のインタビューでは、倫理的な理由と健康上の理由からヴィーガンになることを選んだと回答している。
日本語吹き替えでの担当は内田夕夜
キリアン・マーフィーの日本語吹き替えは、三木眞一郎や遊佐浩二なども担当していた。しかし、2005年の『プルートで朝食を』以降はほとんどの作品を内田夕夜が担当しているため、内田夕夜がマーフィーの吹替声優として定着している。
目次 - Contents
- キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)の概要
- キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)のプロフィール・人物像
- キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)の出演作品
- 映画
- 『28日後...』
- 『真珠の耳飾りの少女』
- 『バットマン ビギンズ』
- 『パニック・フライト』
- 『プルートで朝食を』
- 『麦の穂をゆらす風』
- 『サンシャイン 2057』
- 『インセプション』
- 『TIME/タイム』
- 『トランセンデンス』
- 『ダンケルク』
- 『ANNA/アナ』
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
- 『オッペンハイマー』
- テレビドラマ
- 『ピーキー・ブラインダーズ』
- キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ベジタリアンをやめた理由は『ピーキー・ブラインダーズ』での役作り
- 日本語吹き替えでの担当は内田夕夜
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