ファイナル・デッドシャッター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイナル・デッドシャッター』とは2014年のアメリカのホラー映画。監督はフィリップ・エイドリアン・ブース。遺体写真家だった祖父が亡くなり、資産相続人となった写真家・ブランドン。祖父が住んでいた家で見つけた古いカメラで写真を撮り始めるブランドンに、次々と恐怖が襲い掛かる。理不尽な死の連鎖。逃れられない死の運命。根強い人気を誇るホラーシリーズ、ファイナル・デッドシリーズの流れを組む、衝撃の不条理連続怪死ホラーである。

クロウヘッド(演:ステファニー・グロート)

謎の人物。

ジェナ(演:キャリー・ラザール)

ブランドンの友人。カメラの呪いの犠牲者の一人

刑事カルホーン(演:コーリー・メンデル・パーカー)

一連の不審死事件を捜査する刑事。ブランドンと事件との関わりに気づき始める。

リラ(演:イブリン・ボイル)

ブランドンの友人。カメラの呪いの犠牲者の一人

若い頃のブランドン(演:トビー・ニコルズ)

回想シーンなどに登場する若い頃のブランドン。

『ファイナル・デッドシャッター』の用語

古いカメラ

遺体写真家だったブランドンの祖父の遺品。

『ファイナル・デッドシャッター』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「ファイナルデッドシリーズの流れをくむ」というのは誇大広告

本作はファイナルデッドシリーズの流れを汲んだ作品という触れ込みであった。しかし、その片鱗は見えない。ファイナルデッドシリーズはまるでピタゴラスイッチのような抜群の連鎖で引き起こされる理不尽な死にざまが特徴なのに対し、本作は完全にオカルトである。何もない所で全身の皮をはがれ、何もない所で焼死する。理不尽でグロテスクだが、方向性が違う。

タイトルパクリ作品が多いファイナルデッドシリーズ

ファイナルデッドシリーズは、最初は『ファイナルデスティネーション』というタイトルになっており、「デッド」がついていない。途中からデッドが付きはじめて、それが定着した。
しかしファイナルデッドシリーズの人気にあやかったのか、名前だけ似ているタイトルパクリ映画も多い。
なお、『ファイナルデッドクルーズ』という映画の原題は『Donkey Punch』である。クルーズはギリギリ合っているが、ファイナルでもデッドでもない。

元ネタは本当にあった呪いのカメラ

本作では呪いのカメラがテーマとなっているが、呪いのカメラは本当にあったという。監督のフィリップ・エイドリアン・ブースが新たなホラー映画のテーマを探していたところ、ある過去の新聞記事を見つけた。それは彼の出身国でもあるイギリスの地方新聞の、”CURSED CAMERA(呪いのカメラ)?”というタイトルが付いた記事だった。その記事によると、1985年7月、とある地方都市で説明のつかない不可解な連続怪死事件が発生した。地元警察が捜査を進めていくと、その怪死事件の犠牲になった者たちは全員とあるカメラの被写体になっていたという。この出来事を気味悪がった住民たちは、そのカメラを”呪いのカメラ”としてイタリアの某有名教会の地下に封印してもらった。そして教会の神父は、毎年7月の9日間に渡って聖書を読み聞かせ、呪いを抑え込んでいるのだという。この記事にインスパイアを受けた監督は、それをテーマにした映画の脚本に取り掛かったのだ。

なぜかブラックアウトしない残酷描写

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