『僕らの地球の歩き方』とは、ソライモネによる恋愛コメディの漫画作品である。WEBコミック配信サイト「マグコミ」にて2019年から2025年まで連載され、単行本は7巻まで発売された。同性カップルの鈴村朝日と佐山深月が、2人で世界一周できたら結婚するという約束を交わして旅に出て、異国での出会いや文化に触れ少しずつ変わっていく旅ドラマである。旅雑誌のように各国の料理や観光スポットなどが紹介されており、読者も旅行してみたくなる内容が魅力である。
『僕らの地球の歩き方』の概要
『僕らの地球の歩き方』とは、ソライモネによる同性同士の恋愛と旅をテーマとした漫画作品である。WEBコミック配信サイト「マグコミ」にて2019年から2025年まで連載された。単行本は「マッグガーデン」より全7巻が出版されている。また2026年からスピンオフ作品が連載開始することが決定している。
結婚を約束して世界一周の旅に出た同性カップルの鈴村朝日(すずむらあさひ)と佐山深月(さやまみつき)が、異国で色々な人に出会い、文化に触れて価値観が少しずつ変化していく旅ドラマを描いた作品となっている。
ドタバタで楽しい朝日と深月の旅の様子や訪れた国の料理や観光スポットなども説明つきで紹介されており、読者が旅行したくなるようなストーリーが魅力である。
『僕らの地球の歩き方』のあらすじ・ストーリー
アジア・ヨーロッパ・アフリカ編
真面目で心配性な鈴村朝日(すずむらあさひ)は体調を崩して仕事を辞め、いつも前向きでマイペースな恋人・佐山深月(さやまみつき)と共に世界一周の旅に出た。朝日は過労で体を壊して入院したことをきっかけに深月にプロポーズされたが、自分自身や同性で付き合っていることなどに自信を持てず、2人で世界一周できたら結婚しようと提案したのである。
2人が最初に訪れた国はタイだった。タイでは元男性のレイラとその友達・メイに出会う。同性で付き合っていることを後ろめたく感じている朝日は、2人と出会い話すことで少しだけ自分を受け入れられるようになる。
タイの後には、散々だが不思議な魅力のある国・インドとワイン発祥の国・ジョージアを巡った。
ジョージアを出た2人はヨーロッパへ向かう。フィンランドでサウナに入りオーロラを見て、ドイツでは深月が高熱で倒れるが、素敵な出会いのおかげで楽しむことができた。
フランスでは詐欺に悩まされながらも美しい街や美術館を見てまわる。イタリアでは深月の祖父がイタリア人であることが発覚した。イタリア語が話せる深月が活躍して様々な名所を回り、深月の祖父が住んでいたヴェネツィアも観光する。
その後はイギリス、スペイン、モロッコを巡り、深月の親友に会って一緒に観光したり、歴史的な建造物を見たりなどした。
ヨーロッパでは多くの人との出会いがあり、その全ての人が朝日と深月の関係を受け入れ励ましてくれた。そのおかげで、恋愛対象が同性でずっと自分で自分を受け入れられなかった朝日も少しずつ自信がつく旅となったのである。
アメリカ大陸編
南アメリカではブラジル・ボリビア・ペルーを巡った。
ブラジルには朝日の弟・空斗(そらと)と彼女のアリシアも偶然旅行で来ており、一緒にビーチで遊び滝を見に行く。朝日は空斗に深月と付き合っていることを打ち明けた。空斗はずっと話してくれなかったことにショックを受けるが、2人の交際を受け入れる。そして朝日に何があっても自分は味方だと伝え、兄弟の絆を深めたのだった。
ボリビアでは深月の憧れだったウユニ湖へ行くことができ、ペルーでは、日本では食べないような動物の料理を食べ、マチュピチュなど様々な遺跡を楽しむ。
パナマでゆったりとした時間を過ごし、次に向かったメキシコでは結婚しているという同性カップルのルカとウィルと仲良くなる。朝日と深月は2人が堂々と付き合っている姿や、ウィルのずっと一緒にいたいからルカと結婚したという言葉に勇気をもらった。
アメリカでは、朝日が自分と一緒にいたら一生深月は子どもが望めないのだと悩んでしまう。しかし深月は結婚の先が子どもに繋がる必要はなく、自分は朝日とずっと生きていくことが大事なのだと伝えた。そして2人が同じ気持ちであることを確かめ合うことができたのである。
その後はニューヨークへ行って自由の女神を見て、少しおしゃれをして夜のタイムズスクエアやブロードウェイミュージカルへ行き、最後には夜景の綺麗なレストランへ行って久しぶりのデートを楽しんだ。
橋を渡って国境を越えたカナダでは、メキシコで友達になったルカとウィルに再会する。2人が住んでいるバンクーバーの家に泊めてもらい一緒に観光して回った。
これまでの旅では朝日が自分を受け入れられるようになった旅だったが、アメリカ大陸を回った今回は朝日と深月の将来について深く考える旅となった。
しかし旅の中で出会った人たちと話して考えを聞き、励まされたことで家族に認めてもらえなくても、子どもは臨めなくても2人で一緒にいたいのだと2人は改めて感じることができたのである。
オーストラリア・帰国編
世界一周最後の国はオーストラリアだった。最後の国も変わらず現地の料理を食べたり、動物園でコアラやクォッカワラビーなどオーストラリアの動物たちと触れ合ったりして観光を楽しむ。これまでと違ったのは、朝日が人目を気にせず深月と手を繋いで歩けるようになっていたことだった。たくさんの国を回って色んな人たちと出会い、そしていつでも変わらずに愛情を伝えてくれる深月のおかげで、朝日は確実に自信を持てるようになったのである。
旅行最後の日には地球のへそと言われるエアーズロックを見に行き、2人で最後の場所だということを噛み締めて抱き合った。
日本に帰ってきた2人は、旅が始まった場所へ移動する。そこで深月はどうして世界一周だったのかを朝日に尋ねた。当時は結婚なんてできるわけがないと思っていた朝日は、2人で長く旅をすれば価値観のズレやお互いのダメな部分が出て、そのうちに諦めがつくかもしれないと考えていた。しかし旅を経て本当の自分と向き合えて、ダメなところも含めて深月の全部が大好きなのだと気づくことができたと語る。そうして今度は朝日から深月にプロポーズをした。深月は涙を流して喜び、2人は人目も気にせず抱き合い、キスをして結婚を誓い合った。
『僕らの地球の歩き方』の登場人物・キャラクター
主要人物
鈴村朝日(すずむらあさひ)
恋人の深月と共に世界一周の旅をする29歳男性。弟が1人いる。
プログラミング系の仕事に就いていたが、過労で倒れたことをきっかけに仕事を辞めた。倒れた時は手術を要するほどに悪化しており、しばらく入院していた。
真面目で心配性な性格である。恥ずかしがり屋でツンデレ気味なところもあり、深月に対し素直になれないこともよくある。
すぐネガティブな思考になってしまうため、いつでもポジティブな深月に救われている。
色々調べることが好きで、旅行でも世界遺産の建物や自然に関することなど様々な知識を披露していた。また英語を話すことができ、旅で出会った人たちとも難なく会話することができるほどである。
恋愛対象は同性で、高校生の頃などは人と違う自分を受け入れられず、大人になって深月と付き合うようになってからもずっと自信がなかった。
深月とは高校の同級生であり、ほとんど会話もしたことがない仲だったが好きだった。社会人になってしばらくしたあるクリスマスの日、偶然再会したことをきっかけに仲良くなり深月に告白されて付き合う。
深月にプロポーズされるが、結婚などできないと思っていた朝日は、いずれ深月と離れてしまっても生きていけるようにと一生の思い出を作るつもりで世界一周旅行を提案する。
そしてそれができたら結婚しようと約束した。
深月が好きだと言ってくれるおかげで自信にもなり、同性が好きである自分を受け入れられるようになるが、自分と付き合うことで深月や家族を傷つけてしまうのではないかと恐れていた。
世界一周の旅を通して色んな人に出会い、色んな文化に触れて自分の気持ちと向きあうことができ、何があっても深月と一緒にいたいという自分の気持ちに気づくことができた。
佐山深月(さやまみつき)
朝日と深月の家族
鈴村空斗(すずむらそらと)
朝日の弟で、いつも自分の味方をしてくれる朝日のことが大好きである。おとなしめな朝日とは対照的にテンションが高く明るい。
朝日と深月がブラジルに着いたタイミングで同じくブラジルに彼女と旅行に来ており、一緒にビーチで遊んだり観光したりした。
その時に朝日から深月と付き合っていることを打ち明けられるが、最初は驚いて逃げ出してしまう。しかし後に朝日がずっと話してくれなかったことがショックだったことに気づいた。
そのことを朝日に伝え、自分の態度で朝日や深月を傷つけてしまったことを謝罪し和解する。朝日からも黙っていたことを謝られ、嫌われるのが怖かったと言われると、嫌いになるわけない、ずっと自慢の兄だと伝えた。
ジーナ
深月の祖父の妹。ヴェネツィアでゲストハウスのオーナーをしている。
朝日と深月がヴェネツィアに来た際に部屋を貸してくれた。
実は同性の恋人がいたことがあり、朝日と深月の雰囲気から2人が恋人だと察する。
恋人とはお互いに愛し合っていたが厳しい時代でもあり、世間体や家族のために男性と結婚するために彼女を手放してしまい後悔していた。
朝日から深月を自分に縛っていていいのかという悩みを打ち明けられた時には、かつての後悔から、愛する人の手を放してはいけないと助言する。
旅で出会った人たち
レイラ
目次 - Contents
- 『僕らの地球の歩き方』の概要
- 『僕らの地球の歩き方』のあらすじ・ストーリー
- アジア・ヨーロッパ・アフリカ編
- アメリカ大陸編
- オーストラリア・帰国編
- 『僕らの地球の歩き方』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 鈴村朝日(すずむらあさひ)
- 佐山深月(さやまみつき)
- 朝日と深月の家族
- 鈴村空斗(すずむらそらと)
- ジーナ
- 旅で出会った人たち
- レイラ
- メイ
- かよ
- ニーナとマリッカ
- ティモ
- レオン
- ユリコ
- 堤下薫(つつみしたかおる)
- ポール
- 坂元アリシア(さかもとアリシア)
- 三崎(みさき)
- ルカとウィル
- ダニエル
- オリビア
- 小山内聖(おさないひじり)
- 『僕らの地球の歩き方』の用語
- 各国の料理・お菓子
- チュルヘチラ
- ハチャプリ
- ヒンカリ
- ハギス
- ピンチョス
- タパス
- タジン
- フェイジョアーダ
- シルパンチョ
- ピスコサワー
- セビーチェ
- 観光名所
- トゥルッリ
- サン・マルコ寺院
- カサ・ミラ
- カサ・バトリョ
- タンネリ・ショワラ
- セブンシスターズ
- イグアスの滝
- レコレータ墓地
- ウユニ湖
- チンチェーロ遺跡
- モラ遺跡
- マラス塩田
- オリャンタイタンボ要塞
- チチェン・イッツァ遺跡
- セノーテ
- セノーテ・イキル
- セノーテ・ドスオホス
- ホワイトサンズ
- ガスタウン
- ミコマスケイ
- 文化
- クリスマスマーケット
- プレセピオ
- モラ刺繍
- トーテム・ポール
- その他
- マイペンライ
- トムボーイ
- アウトバーン
- バブーシュ
- 『僕らの地球の歩き方』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 佐山深月「絶対約束だよ。一緒に最後まで世界一周できたら結婚してね」
- メイ「あなたはあなた。自分の心に誇りを持って」
- 鈴村空斗「オレ何があっても兄ちゃんの味方だから。あんまり思いつめないで」
- 鈴村朝日「オレと結婚してください」
- 『僕らの地球の歩き方』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 他の巻とは違った雰囲気の服装が描かれた第3巻の表紙
- 作者はカバー製作時に担当とケンカ
- 朝日と深月の服はユニクロ
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