Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)とは、2025年に発売されたアクションアドベンチャーゲームである。『Ghost of Tsushima』の続編に位置づけられ、同じ日本が舞台だが内容的には独立している。前作から約300年が経過した1603年、幼い頃に家族を殺された女性が蝦夷地(北海道)の羊蹄山に戻り、復讐を果たしていく物語。移り変わる美しい四季を描いたグラフィックや、侍映画を思わせるスタイリッシュな戦闘が魅力である。対応機種はPlayStation 5。

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鎖鎌の達人であり、篤が師事して鎖鎌を学んだ。極寒の地である天塩ヶ丘の梟山に住んでいる。狐の配下である九尾組に追われており、追っ手の筆頭が自身の孫であるため、適当にいなして日々を過ごす。母親を殺された孫が、弟子にしてくれと頼んだのを榎本が断ったため恨まれているという。寒さにめっぽう強く、極寒の中で平然と暮らしている。

松前藩の人々

和田(わだ)

CV:マルヤマタケシ
松前藩で馬廻頭を務める武士で、十兵衛の直属の上役である。篤を仲間に加えたい十兵衛の願いを、騒動の元になるからと冷たく拒絶し続けた。最終的には十兵衛に見限られてしまう。

藤田(ふじた)

松前藩において、足軽大将に当たる物頭を務めている。天塩ヶ丘にある赤鶴屋に滞在し、左遷の憂さ晴らしで女遊びをしていた。酔っぱらって我が物顔に振るまっていたが、篤が拳ひとつで部下を制圧したため、おとなしくなった。

羊蹄六人衆

斎藤成秋(さいとうしげあき)

CV:田中美央
羊蹄六人衆の首領であり、16年前に篤の生家を襲撃して家族を殺した首謀者。篤自身も斎藤の手によって殺されかけており、篤が最も憎んでいる相手である。得意とする武器は刀だが、薙刀・大太刀・鎖鎌など多彩な武器を使いこなす。冷酷かつ残忍な性格で、虐殺や暴力、見せしめのための凄惨な処刑を繰り返し、人々を恐怖の底へ落とし込んだ。その一方で、女性を兵士として雇ったり、鉄砲隊を組織するなど、先進的な一面も伺わせる。
元々は、仕えていた主家が長篠の戦いで滅亡したため、蝦夷地へ逃げのびた侍の1人だった。長篠の戦いで鉄砲の威力を目の当たりにした斎藤は、強力な鉄砲隊を組織して蝦夷地で勢力を伸ばした。最終的には松前藩を倒して新しい国を作り、幕府に認めさせることを狙っている。
篤の父親である謙吾はかつての部下だったが、16年前に発生した飢饉の際、仲間を引き連れて出ていったため恨みを持っている。それを契機に斎藤は妻と娘を亡くしたため、篤の一家を殺害する暴挙に出た。

龍(りゅう)

CV:関智一
羊蹄六人衆の1人で、斎藤の長男。赤い鬼のような翁の面をつけている。得意な武器は刀と薙刀で、力強さとスピードが身上。弟の蜘蛛と共に鉄砲隊を指揮して十勝ヶ峰を治めている。父に認めてもらうことを第一に行動しており、敵からはご機嫌取りと揶揄された。自分でも内心、父に縛られる生き方に忸怩たる思いを抱いている。弟の蜘蛛とは仲が良く、行動を共にすることも多い。蜘蛛が篤たちの人質となった際には、危険を顧みず助けに来る心意気を見せた。

蜘蛛(くも)

CV:杉田智和
羊蹄六人衆の1人で、斎藤の次男。目が4つあるように見える翁の面をつけている。得意な武器は刀と槍。龍と共に鉄砲隊を指揮しており、遠距離攻撃も得意である。残虐非道な振る舞いを、躊躇なく実行できる性格。かつては憧れた女性もいたが、斎藤に認められなかったため怒りを残虐な行動で晴らしている。
戦争の最中に宴会を開くような部類の酒好きであり、酒での失敗が多い。篤に拉致されたのも宴会の席で、それが原因で兄の龍を死なせてしまい、斎藤に見捨てられることとなった。篤との対戦で敗れ去った後は、篤が蜘蛛を殺さずに逃がしたため、改心して篤に協力した。

狐(きつね)

CV:福山潤
羊蹄六人衆の1人で、常に狐の面をつけている忍者。本名は道順(どうじゅん)で、2代目の狐に当たる。鎖鎌を使いこなし、分身と毒を使用した幻覚攻撃が得意技。天塩ヶ丘に展開する「九尾組」という忍者部隊を指揮している。初代の狐はお雪だったが、篤を助けたことで左遷され、道順の謀略によって組織から追い出された。元々は母に捨てられた孤児であり、お雪が世話をして弟子入りもさせていたが、斎藤に出会ってからはその思想に傾倒していくこととなる。

鬼(おに)

CV:宮内敦士
羊蹄六人衆の1人で、16年前に篤の父親を殺害した張本人。父親の反撃で割られた鬼の面を、そのまま使い続けている。左目が濁っているのも、その時の傷が原因である。大太刀を得意としており、大柄な体格を活かした突進技で敵をなぎ倒す。石狩ヶ原を統治しており、兵士すべてが鬼の面をつけた「鬼面隊」を指揮。かつては三方ヶ原の戦いで大活躍した英雄だという自負を持っており、石狩城の城づくりに精を出す毎日に不満を抱いている。いかつい見た目とは対照的に、饒舌で親しみやすい物腰をしており、部下からの信頼も厚い。

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