『パープル・ハート』(Purple Hearts)とは2022年にNetflixで配信されたアメリカのロマンス映画。主人公のキャシー・サラザールは音楽の道へ進むことが夢。しかし持病のせいで多額のお金が必要で、困り果てていた。そんな時、軍人ルーク・モローに出会う。彼と偽装結婚をして、国からもらう支援金で生活することを思いつく。アメリカの貧困と政治問題を抱えた”偽”のパートナーが生活を支え合い、苦しみを乗り越えて2人で人を愛することを学んでいく。
キャシーを演じるソフィア・カーソンは女優であり、シンガーソングライターであり、この映画『パープル・ハート』(Purple Hearts)の総指揮も務めた。ソフィア・カーソンはかすれたハスキーボイスを持ち、さらに時に力強く歌う2面性のある歌手。作詞の才能もあり、ジャスティン・ビーバーやレディー・ガガの曲の作詞に関わったこともある。歌ではプロフェッショナルな彼女だったが、作中に出てくるロック調の音楽は今まで作成したことがなかった。また、キャシーのキャラクター性を3年かけて練り、音楽と女優の2つの立場から映画の総指揮となった。作成を終えたソフィア・カーソンは「私の人生で、最もエキサイティングで充実した体験の1つ」と、やりがいを感じていた。
サウンド・トラックがチャートランキング1位
映画『パープル・ハート』は、Netflixで配信されるとすぐに日本、アメリカ、スペイン、フランスなど、世界各国でNetflix内の『今日の映画TOP10』入りを記録する。また、オリジナル・サウンドトラックはアメリカのiTunesアルバム・チャートでビヨンセの新作に次ぐ2位にランクイン。さらにはアメリカやヨーロッパの国のiTunesサウンドトラック・チャートで1位をマークした。
アメリカの社会的問題を含んだ映画
本作にはアメリカで古くから社会的問題として挙げられていることが散りばめられている。1つは、軍隊について。軍人になれば、配偶者と軍人は生活資金を政府から支給される。言い換えれば、貧困者を盾にして国を守っていることとも言える。貧困の格差はアメリカでずっと挙げられている社会的問題。2つ目は、移民問題。キャシーの母親はアメリカよりもさらに貧富の差が激しいメキシコから逃れて、不法にアメリカに移住した。不法移民でも一生懸命働いて経済に貢献する者もいるが、政府は不法移民を排除しようとしており、社会問題になっている。
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目次 - Contents
- 『パープル・ハート』(Purple Hearts)の概要
- 『パープル・ハート』(Purple Hearts)のあらすじ・ストーリー
- キャシーとルークの出会い
- キャシーの命の危機
- キャシーの夢が実現
- フランキーとの別れ
- キャシーの母を襲った薬物売人
- 詐欺罪にかけられるキャシーとルーク
- 『パープル・ハート』(Purple Hearts)の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- キャシー・サラザール(演:ソフィア・カーソン)
- ルーク・モロー(演:ニコラス・ガリツィン)
- 主要人物の友人
- フランキー(演:チョーズン・ジェイコブス)
- ノラ(演:カトリーナ・カニンガム)
- ヤーヴィス(演:アサンテ・ジョーンズ)
- その他
- トビー(演:ジョン・ハーラン・キム)
- ジェイコブ・モロー(演:リンデン・アシュビー)
- ジョノー(演:アンソニー・イッポリート)
- ジェイコブ・モローJr.(演:スコット・デッカート)
- ヘイリー(演:サラ・リッチ)
- スペンサー(演:テオ・ローゼンバウム)
- アーマンド(演:ニコラス・デュヴァーネイ)
- ブランドン(演:ダスティン・ジョーンズ)
- マリソル(演:ローレン・エスカンドン)
- マックス(演:イーサン・エストラダ)
- 『パープル・ハート』(Purple Hearts)の用語
- 1型糖尿病
- ザ・ロイヤル
- 憲兵隊
- 『パープル・ハート』(Purple Hearts)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キャシー・サラザール「私は自分の足で道を歩いてる。少しでこぼこだけど」
- フランキーが生還できなかったことに動揺するキャシー
- キャシーを庇って全ての罪を受ける覚悟をしたルーク
- 『パープル・ハート』(Purple Hearts)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画に全力を注いだ総指揮ソフィア・カーソン
- サウンド・トラックがチャートランキング1位
- アメリカの社会的問題を含んだ映画
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