
『キズナイーバー』とは、アニメ制作会社TRIGGERと脚本家の岡田麿里によるオリジナルアニメである。またそれを原作とした漫画も刊行されている。アニメは2016年4月から9月にかけて全12話放送された。「キズナイーバー」として選ばれた阿形勝平たちが相互に痛みを共有し、傷を背負いあいながら数々の試練を乗り越えて絆を深めていく青春群像劇である。独特な世界観やアニメーションの力強さが魅力であり、少年少女たちの葛藤や人間関係の複雑さが見どころの作品である。

CV:島崎信長
勝平のクラスメイトで、「キズナイーバー」の1人。現代日本の七つの大罪では「狡猾リア」とされている。
キザな性格で容姿も整っているため特に女子に人気がある。基本的に女の子には優しいが、男には冷たい態度で接する。
実は中学生の頃まではかなりぽっちゃりしてた体型であり黒歴史となっている。しかしキズナイーバーとしての最初のミッションで、その秘密がキズナイーバー達に知られてしまった。
嫌な過去があるため容姿至上主義で、性格よりも見た目を重視して人を判断する。そのため性格が悪いと言って穂乃果に対して、顔が良くて胸が大きいという理由からアタックしている。それでもキズナイーバーとして一緒にいる時間が増えていくと、内面にも惹かれていった。
牧穂乃香(まきほのか)

CV:佐藤利奈
勝平のクラスメイトで「キズナイーバー」のメンバーの1人。現代日本の七つの大罪では「上から選民」とされている。
容姿至上主義の由多も認める美人で胸も大きい。他人と群れることを嫌うクールな性格で、いつも無愛想であり毒を吐くことも多い。
中学生の頃、親友の瑠々(るる)と一緒に「シャルル・ド・マッキング」という名前で漫画家として活動していた。お互い孤独だった2人は気が合い急激に仲が深めていく。
しかし瑠々には持病があり、医者には長くは生きられないと告げられてた。距離が近づきすぎて、瑠々を失った時の喪失感に耐えられないと感じた穂乃果は、最終話を描き終える前に瑠々を突き放す。その後瑠々は1人で最終話を描いたが、病気が悪化して亡くなってしまった。
そんな過去から自己嫌悪や瑠々への罪悪感があり、友達を作るを避けておりキズナイーバーの仲間にも冷たい態度で接していた。しかし一緒に過ごす時間が増え、本音をぶつけ合い勝平たちを友達と認めるようになる。
新山仁子(にいやまにこ)

CV:久野美咲
勝平のクラスメイトで「キズナイーバー」のメンバーの1人。現代日本の七つの大罪では「不思議メンヘラ」とされている。
妖精が見えると公言するなど典型的な不思議ちゃんだが、キズナイーバーの最初のミッションで実は妖精は信じていないと暴露する。
親が医者でお金持ちな上に可愛くて頭も良いと嫌味に思われると思い、不思議ちゃんを演じているのだった。
他人を想って泣く優しい心の持ち主だが、嫌がる穂乃果と絶対に友達になろうとするなど頑固なところもある。また、天河のことを好きになるが、天河は千鳥が好きなのだと察すると潔く振られようとする強い心も持っている。
日染芳春(ひそむよしはる)

CV:西山宏太朗
勝平のクラスメイトで「キズナイーバー」の1人。現代日本の七つの大罪では「インモラル」とされている。
学校にはほとんど通っておらず、勝平達ともキズナイーバーの仲間になって初めて会った。
美しい顔立ちで、物腰柔らかく穏やかな性格をしているが、痛みを感じることに快感を得る変態である。キズナイーバーから共有される痛みに度々奇声をあげ、由多や穂乃果に引かれている。
痛みの中でも、想像のつかない突発的な痛みを好む。そのためキズナイーバーになったことは肯定的だった。またみんなと知り合いにならない方が想像できない痛みを感じられると思い、最初は逃げ回っていた。後に勝平のことを気に入り、勝平の家に入り浸るようになる。
キズナの会
山田一直(やまだかずなお)

CV:諏訪部順一
勝平達のクラスの担任であり、キズナの会のメンバーでもある。
愛称は「やーまだ」で、勝平や園崎が幼い頃に参加していたキズナイーバーの実験では、下っ端研究員として子ども達の世話係をしていた。
実験に失敗して人形のようになってしまった子ども達や園崎に対しての罪滅ぼしとして、園崎に協力している。園崎が暴走してしまっても止めずに味方であり続けた。
授業は自習にしてスマホゲームに勤しむなどかなり不真面目である。
漆原睦(うるしばらむつみ)

CV:園崎未恵
勝平達が通う高校のスクールカウンセラーであり、キズナの会のメンバーである。
愛称は「うるしー」で、勝平や園崎が幼い頃に参加していたキズナイーバーの実験では下っ端研究員として子ども達の世話係をしていた。
山田同様に園崎達への罪滅ぼしで園崎に協力しているが、勝平達のことも気にかけており、彼らの気持ちを弄ぶようなミッションには嫌悪感を示し実験を中止させようとしたこともある。
ゴモリン

洲籠市のマスコットキャラクター。中身は全てキズナの会のメンバーで、勝平達を拉致したりミッションでは襲いかかったりと、園崎に協力している。
その他
洲籠市長
CV:家中宏
洲籠市の市長。園崎のことを「のりちゃん」と呼び気にかけている様子だが、キズナイーバーの実験中止を言い渡した。
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目次 - Contents
- 『キズナイーバー』の概要
- 『キズナイーバー』のあらすじ・ストーリー
- 7人の「キズナイーバー」
- 絆の新たな境地
- 「キズナイーバー」の真実
- 『キズナイーバー』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 阿形勝平(あがたかつひら)
- 園崎法子(そのざきのりこ)
- 高城千鳥(たかしろちどり)
- 天河一(てんがはじめ)
- 由多次人(ゆたつぐひと)
- 牧穂乃香(まきほのか)
- 新山仁子(にいやまにこ)
- 日染芳春(ひそむよしはる)
- キズナの会
- 山田一直(やまだかずなお)
- 漆原睦(うるしばらむつみ)
- ゴモリン
- その他
- 洲籠市長
- 吉澤(よしざわ)
- 釜石(かまいし)
- 和田(わだ)
- 安見(やすみ)
- 瑠々(るる)
- 福澤(ふくざわ)
- 瑠々の両親
- あすか、しおり
- 『キズナイーバー』の用語
- キズナシステム
- キズナイーバー
- キズナの会
- キズのキズナ
- その他
- 七つの大罪
- 実験都市
- 『キズナイーバー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 牧穂乃香「痛みを分け合って心を分け合って、それって友達より恋人よりある意味近い存在なんじゃない?」
- 阿形勝平「かつての仲間の変わり果てた姿に涙する勝平」
- 新山仁子「それでも繋がりたかったら、待ってるだけじゃなくこっちからちゃんとつながろうとしなきゃだめなんだよ!」
- 『キズナイーバー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 舞台のモデルはサレジオ工業高等専門学校
- 元は々引きこもり設定だった日染
- 園崎役の山村響だけが知っていた園崎の秘密
- 『キズナイーバー』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):BOOM BOOM SATELLITES「LAY YOUR HANDS ON ME」
- ED(エンディング):三月のパンタシア「はじまりの速度」