パソコン音楽クラブ(PASOCOM MUSIC CLUB)の徹底解説まとめ

パソコン音楽クラブ(PASOCOM MUSIC CLUB)とは柴⽥碧と⻄⼭真登によるDTMユニット。2015年に結成し、2017年に1st EP『PARK CITY』を発売した。テーマは「DTMの新時代が到来する!」。ポケモン音楽クラブ名義でTVアニメ『ポケットモンスター』のEDテーマ「ポケモンしりとり」や「バツグンタイプ」を手がけた。2024年に5thアルバム『Love Flutter』を発売した。

Day After Day(feat. Mei Takahashi / LAUSBUB)

4thアルバム『FINE LINE』(2023年5月10日発売)から先行配信したシングル「Day After Day(feat. Mei Takahashi / LAUSBUB)」(2023年5月2日発売)。北海道・札幌発の2人組ニューウェーブ・テクノポップバンドLAUSBUB(ラウスバブ)のボーカル&ベース髙橋芽衣(Mei Takahashi)をゲストボーカルに迎えている。

Panorama

3rdアルバム『See-Voice』(2021年10月13日発売)の収録曲「Panorama」。KIRINJI(キリンジ)の元メンバー(2013年〜2020年)でもあったギタリスト&シンガーソングライター弓木英梨乃(Erino Yumiki)をゲストボーカルに迎えている。

Child Replay(feat. 柴田聡子)

5thアルバム『Love Flutter』(2024年8月7日発売)の収録曲「Child Replay(feat. 柴田聡子)」。シンガーソングライター柴田聡子(Satoko Shibata)をゲストボーカルに迎えている。

KICK&GO(feat. 林青空)

4thアルバム『FINE LINE』(2023年5月10日発売)から先行配信したシングル(2022年7月27日発売)のタイトル曲「KICK&GO(feat. 林青空)」。シンガーソングライター林青空(Hayashi Aozora)をゲストボーカルに迎えている。

MVの監督はグラフィックデザイナー・VJ(VIDEOBOY名義)・映像ディレクターの杉山峻輔(スケブリ)、Helixes(ヘリクシーズ)・maxilla(マキシラ)所属のクリエイティブドライバー山口悠野(Yuya Yamaguchi)が務めた。

SIGN(feat. 藤井隆)

2022年11月4日に発売したデジタルシングルのタイトル曲「SIGN(feat. 藤井隆)」。ゲストボーカルで藤井隆(Takashi Fujii)、コーラスでMashinomi(ましのみ)が参加している。スケブリこと杉山峻輔(Shunsuke Sugiyama)がMV監督を務めた。

Hello(feat. Cwondo)

5thアルバム『Love Flutter』(2024年8月7日発売)から先行配信したシングル(2024年6月19日発売)のタイトル曲「Hello(feat. Cwondo)」。No Buses(ノーバシーズ)の近藤大彗(こんどうたいせい)ことCwondo(コンドウ)をゲストボーカルに迎えている。MV監督は柴田碧(Aoi Shibata)が務めた。

ゆらぎ(feat. tofubeats)

2024年8月7日に先行配信した5thアルバム『Love Flutter』(2024年8月7日発売)の収録曲「ゆらぎ(feat. tofubeats)」。tofubeats(トーフビーツ)が作詞・共作曲・ボーカルで参加している。

MVのディレクターはmaxilla(マキシラ)の山口悠野(Yuya Yamaguchi)、MVのデザイナーはmimoid(ミモイド)の杉山峻輔(Shunsuke Sugiyama)である。

パソコン音楽クラブ(PASOCOM MUSIC CLUB)の名言・発言

柴田碧「新しい音楽ジャンルっていうか、発想の転換、発明、みたいな」

CINRAのインタビュー記事「パソコン音楽クラブの部活感の秘密。作家性や主張より大事なこと」(2019年9月6日)での柴田碧の発言。2010年代に生まれた電子音楽のジャンル・ヴェイパーウェイヴ(Vaporwave)について語っている。

柴田碧が引き合いに出したヴェイパーウェイヴのアーティストは、アメリカ・オハイオの電子音楽レーベルOrange Milk Records(オレンジ・ミルク・レコーズ)主宰者2人のうちの1人Keith Rankin(キース・ランキン)によるソロプロジェクトGiant Claw(ジャイアント・クロウ)。

「ペナペナのMIDI音源」を使っているところがおもしろいと思ったそうである。ショッピングモールで流れるような大量生産的でチープなBGMやフュージョンをあえておもしろがる感覚がパソコン音楽クラブの音楽性にも通じている。

渡辺和歌
渡辺和歌
@watanabe-waka

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