烏は主を選ばない(八咫烏シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『烏は主を選ばない』とは、阿部智里の和風ファンタジー小説「八咫烏(やたがらす)シリーズ」の2作目、およびそれを原作とする漫画、テレビアニメ作品である。人の姿をした八咫烏が支配する世界「山内(やまうち)」を舞台に、次代の后選びがきっかけで巻き起こる事件や陰謀を、緻密な世界観の元に描き出しているのが魅力。2012年に原作の小説本が発売されたのに続き、2018年に漫画家・松崎夏未によりコミカライズされ「コミックDAYS」での連載がスタートした。2024年にはNHKでテレビアニメ化されている。

路近(ろこん)

CV:白熊寛嗣
長束の護衛を務める勇猛な大男で、智謀にも優れている。自分の信念を曲げず、目的を果たすためには汚れ仕事も辞さない性格で、気に入った相手にはとことん執着する一面を持つ。

敦房(あつふさ)

CV:河西健吾
長束の側近で、路近とは功績を競い合う関係にある。忠誠心はあるものの、思い込みの激しい性格が災いして、独断で若宮の暗殺を企て失敗する事件を起こした。事件後も、若宮を殺すことは長束のためになると信じ続けている。

大紫の御前(おおむらさきのおまえ)

CV:田中敦子
皇后で、長束の生母。実の息子である長束が、若宮に皇太子の座を奪われたことを苦々しく思っており、若宮を排除したいと考えている。若宮が常に命を狙われる状況にあるのは、大紫の御前が陰で糸を引いているからだと見る向きもある。

藤波(ふじなみ)

CV:青山吉能
内親王であり、若宮の実の妹にあたる。あせびとは姉妹同然に育てられており、「おねえさま」と呼んで慕ってきた。后選びに際しては、あせびが選ばれるよう助力していたが、その想いをあせびに利用され、結果的に侍女の早桃を転落死させることとなる。

后候補の4人

あせび

CV:本泉莉奈
東家の后候補。箱入り娘で常識をあまり知らないため、事あるごとに物笑いの種となってしまう。純粋無垢に見えるが、実際はすべてを自分の都合の良い方向に解釈する厄介な性格をしている。

浜木綿(はまゆう)

CV:七海ひろき
南家の后候補。背が高く凛々しい見た目に男っぽい口調が特徴で、さっぱりした性格をしている。若宮とは幼なじみであり、后にふさわしくない言動を行っているが、ひそかに若宮を守るため動いている。

真赭の薄(ますほのすすき)

CV:福原綾香
西家の后候補。美しくて自尊心が高く、勝ち気な言動が目立つ。その一方、濡れ衣をかけられたあせびを助けたり、宮廷を追われた浜木綿を陰でかくまったりと、人情家の側面も持つ。

白珠(しらたま)

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