一方通行/アクセラレータ(とある魔術の禁書目録・とある科学の一方通行)の徹底解説・考察まとめ

一方通行(アクセラレータ)とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』の登場人物であり、主人公格の一人。外伝『とある科学の超電磁砲』にも登場しており、『とある科学の一方通行』では主人公である。学園都市第1位の超能力者(レベル5)で、能力名の「一方通行(アクセラレータ)」は彼の通称。本名は不明。自身の効果範囲に触れたあらゆる力のベクトルを操作する能力を持っており、本編では敵役だったが、その後御坂のクローンの一人である「打ち止め」と出会い、彼女を守ることになる。

御坂美琴(みさかみこと)

本編のヒロインの一人で、外伝作品の主人公。常盤台中学に通っている中学2年生。学園都市最強の称号のレベル5の超能力者であり、第3位の能力「超電磁砲(レールガン)」を持つ。
自身のDNAマップを使って製造されたクローン(妹達)が一方通行によって虐殺されていることを知り、自身の命を懸けて彼女たちを助けようとする。

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打ち止め(ラストオーダー)

御坂美琴のクローン(妹達)の反乱防止用として最後に作られた上位個体「二〇〇〇一号」のこと。ミサカネットワーク上では情報統制能力を持つが、権限としてはミサカネットワーク総体に劣る。製造途中で培養機から出たため、見た目は小学1年生(7歳)ほどにしか見えない。一方通行に出会った打ち止め(ラストオーダー)は、自分を助けてくれた彼に好意を伝え、一方通行の隠された本心について言及する。そのことは一方通行の心を大きく揺さぶり、彼が変わる切っ掛けとなった。その後の一方通行は、「らしくない」と自覚しながらも危機に瀕していた打ち止めを救うという行動に出る。それと同時に脳の損傷という大きなハンデを背負うことになったが、それ以上に一方通行が得たものは大きかっただろう。

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黄泉川愛穂(よみかわあいほ)

上条らが通う高校の体育教師であり、警備員(アンチスキル)の一人。『とある魔術の禁書目録』、『とある科学の超電磁砲』、『とある科学の一方通行』などすべてのシリーズに登場している。
一方通行(アクセラレータ)や打ち止め(ラストオーダー)、番外個体(ミサカワースト)を住居に招き入れ、居候させている。そのため、一方通行にとっては保護者的な立ち位置のキャラクターとなる。
これまで一方通行の周囲にいたのは、彼の力を利用する大人ばかりだった。そんな彼にとって、彼女との出会いは大きなものだった。

一方通行(アクセラレータ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「三下がァ!」

「三下がァ!」とは、一方通行が相手に対して言う決めゼリフの一つ。作中で一方通行がこのように発した相手として、上条当麻、木原数多、垣根帝督などがいる。ただし、最初に一方通行に対して「三下」と発したのは上条当麻であり、一方通行は彼の影響を受けて「三下」と言うようになったと考えられる。

「そもそも俺とお前がどォーして第一位と第二位に分けられてるか知ってるか?その間に、絶対的な壁があるからだ」

このセリフは、一方通行対垣根帝督の戦闘シーンでの一方通行セリフである。垣根帝督の「未元物質(ダークマター)」は一方通行の反射を破ることができる数少ない能力だが、一方通行はそれを上回る演算能力により、垣根帝督を撃破する。そして一方通行は、「そもそも俺とお前がどォーして第一位と第二位に分けられてるか知ってるか?その間に、絶対的な壁があるからだ」と言い放つ。学園都市第1位の圧倒的な強さを表した名セリフである。

一方通行(アクセラレータ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

当初は本当に極悪非道なキャラクター

作者の鎌池和馬によると、当初一方通行は本当に極悪非道なキャラクターとして設定していた。しかし原作3巻を書き終えた時点で「一方通行を裏主人公にすればみんな驚くのでは」と考え、路線を変更したという。さらに、書いているうちに最も予想外に膨らんだキャラクターであり、時間経過によって急速に変化・成長していったキャラクターだという。

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