Extreme(エクストリーム)の徹底解説まとめ
「Extreme」とはゲイリー・シェローンとヌーノ・ベッテンコート、パット・バッジャー、ケヴィン・フィグェリドによるアメリカの4人組ハードロックバンドだ。1985年にボーカルのゲイリー・シェローンと、ドラムのポール・ギアリーが、ギターのヌーノ・ベッテンコートに声をかけて1985年に結成。1989年に1stアルバム『Extreme』でデビューを果たした。2ndアルバム『Pornograffitti』の収録曲「More Than Words」が全米チャートで1位に輝き、世界的に有名なバンドになった。
ギターを担当。1966年9月20日生まれ、ポルトガル・アゾレス諸島出身。4歳のときにアメリカ・マサチューセッツ州ハドソンに家族で移住し、1985年にゲイリー・シェローンとポール・ギアリーに誘われてバンドに加入。Extremeを結成した。
メロディカルなギターと速弾きのテクニックなどで、ほかのミュージシャンからも高い評価を受けており、ハイセンスな作曲能力、プロデュース能力も加わり“ミュージシャンズ・ミュージシャン”と呼ばれている。歌唱力も高くソロでアルバムをリリースしており、ギターヒーローとしても大きな存在となっている。
パット・バッジャー(Pat Badger)
ベースを担当。1967年7月22日生まれ、アメリカ・マサチューセッツ州ボストン出身。ヌーノ・ベッテンコートの超絶ギターを引き立てるパワフルなベースライン、テクニカルなリフにユニゾンで合わせるテクニックで、Extremeの大きな柱的な存在となった。メタルバンドでは珍しいファンキーなベース奏法を融合させ、独特なリズムとサウンドを生みだしている。
ケヴィン・フィグェリド(Kevin Figueiredo)
ドラムを担当。1977年1月12日生まれ、アメリカ・マサチューセッツ州ハドソン出身。10歳のときに祖父からドラムキットを買ってもらったことでドラムを演奏し始め、ジャズドラマーのボブ・ガロッティと、エクストリームのドラマーでもあったマイク・マンジーニに師事。ジャズやハードロック、オルタネイティブロックなど幅広いスタイルのドラミングを得意とする。マイク・マンジーニの後任として2007年からExtremeに加入した。
旧メンバー
ポール・ギアリー(Paul Geary)
ドラムを担当。1961年7月24日生まれ、アメリカ・マサチューセッツ州メドフォード出身。Extreme結成時のメンバーであり、1ndアルバムから3thアルバムまでバンドのドラムを務め、ファンキーな16ビートのメタルサウンドを支えた。1994年に脱退してからはアーティイストマネジメントに尽力しており、The Smashing PumpkinsやHoobastank、Scorpionsなどといった有名バンドのマネジメントを務めた。
マイク・マンジーニ(Mike Mangini)
ドラムを担当。1963年4月18日生まれ、アメリカ・マサチューセッツ州ニュートン出身。Extremeが3rdアルバム『III Sides to Every Story』をリリースした1992年から2年後、1994年にオリジナルメンバーのドラムのポール・ギアリーがミュージシャンを引退したため、それを引き継ぐ形で同バンドに加入。高速かつ正確なドラミングを得意としており、ドリーム・シアターやスティーヴ・ヴァイなど大物バンドやミュージシャンのドラムを担当するなど、音楽業界の中でもその実力の高さが評価されている。
カール・レスティヴォ(Carl Restivo)
2004年のExtremeメンバー2人のプロジェクト公演でベース、バックボーカルを担当。アメリカ・カリフォルニア州出身。ギタリストやベーシスト、シンガーソングライター、レコードプロデューサー、オーディオエンジニアなど、マルチな才能を持ち、トム・モレロやペリー・ファレルなど、ミュージシャンの楽曲の共同制作なども行っている。経済的に恵まれない音楽学校の生徒が授業料を支払うための慈善団体、ロック・スクール奨学金基金を共同設立など、音楽業界の発展にも力を入れている。
スティーヴ・フェラッツォ(Steve Ferlazzo)
2004年のExtremeメンバー2人のプロジェクト公演でキーボード、バックボーカルを担当。アメリカのエクスペリメンタル・メタルバンドScience Factionのデビュー・アルバムで、ゲストキーボーディストを務めたほか、アヴリル・ラヴィーンのツアーにも参加するなど、多くのミュージシャンのサポートなどを行った経験を持つ人物だ。
Extremeのディスコグラフィー
アルバム
『Extreme』
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目次 - Contents
- Extremeの概要
- Extremeの活動経歴
- Extremeの原点
- バンド結成からデビューまで
- 1996年にヌーノ・ベッテンコートが脱退
- ゲイリー・シェローンがVan Halen加入でExtremeは解散
- 2005年に日本限定でExtreme再結成ライブを開催
- Extremeのメンバー
- 現メンバー
- ゲイリー・シェローン(Gary Cherone)
- ヌーノ・ベッテンコート(Nuno Bettencourt)
- パット・バッジャー(Pat Badger)
- ケヴィン・フィグェリド(Kevin Figueiredo)
- 旧メンバー
- ポール・ギアリー(Paul Geary)
- マイク・マンジーニ(Mike Mangini)
- カール・レスティヴォ(Carl Restivo)
- スティーヴ・フェラッツォ(Steve Ferlazzo)
- Extremeのディスコグラフィー
- アルバム
- 『Extreme』
- 『Pornograffitti』
- 『III Sides to Every Story』
- 『Waiting for the Punchline』
- 『Saudades de Rock』
- 『Six』
- ライブ・アルバム
- 『Take Us Alive』
- 『Pornograffitti Live 25』
- コンピレーション・アルバム
- 『The Best of Extreme: An Accidental Collication of Atoms?』
- Extremeの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Decadence Dance
- Get The Funk Out
- More Than Words
- Rest In Peace
- Tragic Comic
- Kid Ego
- Hole Hearted
- Extremeの名言・発言
- ヌーノ・ベッテンコート「デモは作らない、デモは嫌なんだ。最初に曲をレコーディングしたときの魔法のような感覚・サウンドを完全には再現できないからだよ。」
- ヌーノ・ベッテンコート「僕らがやってうまくいったら、それで終わり。そうでないならもう良い、潔く諦めるんだ。」
- ヌーノ・ベッテンコート「サウンドは機材(ギター)でなく指で全てが決まる。昔、エディ・ヴァン・ヘイレンのギターを弾かせてもらったけれど、同じ音はだせなかったからな。」
- ヌーノ・ベッテンコート「ギターを始めたのなら最初は努力して練習を積まなきゃいけない。こう見えても俺だっていろいろ苦労しているんだからな。」
- ヌーノ・ベッテンコート「全てのミュージシャンは、最初にドラムの叩き方を学ぶべきだと思う。ドラムはリズムが学べる宝庫のようなものだし、グルーブなども含めてバンドでの演奏方法を学ぶことにもつながる。そうすればギターソロだけでなく曲の中でもっと多くのものが表現できるようになるからだ。」
- Extremeの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- Extremeが獲得した評価は“クイーンの最大の理解者”
- カセットデモをそのまま採用して完成した「Hole Hearted」
- 嵐「ランナウェイ・トレイン」のギターはヌーノ・ベッテンコートが担当
- 松坂大輔選曲のコンピアルバムの楽曲を制作
- リアーナの全世界ツアーにヌーノ・ベッテンコートが参加