ゼイチョー!(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼイチョー! ~納税課第三収納係~』とは2016年から2017年まで慎結が『BE・LOVE』(講談社)で連載した漫画、およびそれを原作としたドラマ作品。東京都にある架空の市役所、幸野(みゆきの)市役所を舞台に、新人市役所職員である百目鬼華子が、納税課に配属され、徴税吏員として市民と関わっていく中で、税金を払うことができない市民のそれぞれの事情や思いを知り、葛藤しながらも理想の徴税吏員を目指し、成長していく姿を描く。

第三係で、華子の先輩職員であり、饗庭の同僚。もとは饗庭とペアを組んでおり、饗庭と華子のペアを見守る。どんなときも微笑んだ表情を崩さず、冷静な視点から華子や饗庭に助言をするが、5歳の娘のことになると、相好を崩す。増野とペアを組む。

増野環(ますのめぐる/演:松田元太)

26歳で華子に年齢が一番近い第三係の若手職員。優しい人柄ゆえ、過酷な納税課の業務に体の不調を訴えているが、滞納者の話をよく聞き、滞納者の個々の事情に合った提案をし、華子の手本となる。

市役所関係者

相楽義実(さがらよしみ/演:本郷奏多)

幸野市に副市長として就任した、財務省からの出向のキャリア官僚。財務省にいた頃の饗庭の同期で、華子の異母兄。父と華子の母は離婚しているため、苗字が異なる。表情や行動からはわかりにくかったが、妹の華子なら武谷に対する強制執行をやり遂げられると信じ、また父の葬儀にお別れを言いに来た華子を親類縁者の悪口から遠ざけるため、わざと傷つけるような言動で華子を遠ざけるなど、華子を思っていたことが明らかになる。

工藤(くどう)

納税課第一収納係に所属している。加藤に対する強制執行に耐えられなかった華子に対し、苦言を呈してきたが、武谷に対する強制執行の際は、華子を認めるようになり、秘密裏に第三係に協力することを持ち掛ける。

羽生詩織(はにゅうしおり/演:市川由衣)

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華子の母の家の家宅捜索に立ち会っていた幸野市役所の女性職員。強制執行に怯えて隠れる華子を外に連れ出し、励ました。その後も、華子の母が生活で困っているときに親身に相談にのり、立ち直れるようにサポートした。華子は彼女に憧れて市役所職員を目指した。今でも華子とメッセージのやり取りをしている。

幸野市の市民

湯生麻子(ゆぜあさこ/演:沢井美優)

ドラマ版では「百目鬼麻子(どうめきあさこ)」。華子の母。相楽と華子の父と離婚後、慰謝料も養育費も渡されなかったため、華子と苦しい生活を送っていた。現在は再婚し、苗字が変わっている。

浅川真名美(あさかわまなみ)

華子の同級生。専門学校を卒業したが、就職先が見つからなかった。母が働いて育ててくれていたが、母が病気になり、真名美がコンビニ店員のバイトで生計を支えているが、税金を支払う余裕がなく、生活に困っている。病気の母についていなければならないことからバイトのシフトも増やせず、友人たちからお金を借りるも、返せずに再びお金に困り無心したことから、友人たちにも拒絶され、孤独を感じていたときに、臨宅に訪れた華子に出会う。

福田(ふくだ)

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