HoneyWorks(ハニワ)の徹底解説まとめ

HoneyWorks(ハニーワークス)とは、Gom(ゴム)・shito(シト)・ヤマコの3人が結成したクリエイターユニットである。略称は「ハニワ」。総勢11人のサポートメンバーと共に、ネットを中心に音楽活動を行う。代表作は『告白実行委員会~恋愛シリーズ~』。「キュンキュン系」や「青春系」と呼ばれる楽曲を制作し、10代の若者を中心に人気を集めている。歌手のCHiCO(チコ)とのコラボユニット「CHiCHO with HoneyWorks」(チコ ウィズ ハニワークス)としても活動している。

1. ビビっとラブ/CHiCO with HoneyWorks meets まふまふ
2. それいけ!サラリーマン
3. ビビっとラブ(Instrumental)
4. それいけ!サラリーマン(Instrumental)
5. ビビっとラブ -CHiCO ぼっち ver.-(BONUS TRACK)

「HoneyWorks」のコラボユニットCHiCO with HoneyWorksの17枚目(販売枚数としては17枚になるが、公式サイトなどの表記では「18th シングル」と記載されている)となるシングル。発売日は2021年10月13日である。通常盤『CHiCO with HoneyWorks盤』とアニメ盤の2種類で発売された。アニメ盤には、本作の表題作である「ビビっとラブ」がエンディングを務めたアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ』の描き下ろしジャケットとCHiCO with HoneyWorksオリジナルの三角定規型アクリルキーホルダーを封入。この三角定規型アクリルキーホルダーは、通常盤にも封入された。そのほか通常盤には、「HoneyWorks」のイラスト担当であるモゲラッタ描き下ろしジャケットもあわせて封入されている。
今作では、歌手であり自身も作編曲家として活躍しているまふまふがゲストボーカルとして参加している。表題作の楽曲「ビビっとラブ」をCHiCOと共に歌唱しており、後にこのバージョンでのMV公開も行われた。

ヒミツ恋ゴコロ

1. ヒミツ恋ゴコロ
2. ロボット
3. ヒミツ恋ゴコロ(Instrumental)
4 .ロボット(Instrumental)

「HoneyWorks」のコラボユニットCHiCO with HoneyWorksの16枚目となるシングル。発売日は2022年8月3日である。通常盤『CHiCO with HoneyWorks盤』とアニメ盤の2種類で発売された。アニメ盤には、本作の表題作である「ヒミツ恋ゴコロ」がオープニングソングを務めたアニメ『彼女、お借りします』の原作者・宮島礼吏(みやじま れいじ)による描き下ろしジャケットと特製オリジナルアクリルピンバッジを封入。通常盤には、「HoneyWorks」のイラスト担当であるモゲラッタ描き下ろしジャケットと特製オリジナルアクリルシールが封入された。
表題作である「ヒミツ恋ゴコロ」は、「夏に聴きたいポップラブチューン」として制作された1作。好きな女子のためにカッコよくなりたい男子のドキドキハラハラな恋模様を歌った楽曲となっている。

i は自由で、縛れない。

ディスク1
1. リベンジゲーム
2. ヒミツ恋ゴコロ
3. 冒険のVLOG
4. 我武者羅
5. 醜い生き物
6. ハートの誓い
7. ビビっとラブ
8. それいけ!サラリーマン
9. LOVE FIGHT
10. きっと別れるよ
11. あなたは恋してない
12. スーパーアイドル(笑)
13. ハンコウ予告 (カバー曲)
14. ロボット
15. 大人になったね
16. 鬼ノ森

ディスク2(初回生産限定盤A)
1. ヒミツ恋ゴコロ (Bee with U at nakano sunplaza hall)
2. ヒカリ証明論 (Bee with U at nakano sunplaza hall)
3. サイダー (Bee with U at nakano sunplaza hall)

ディスク2(初回生産限定盤B)
1. ヒミツ恋ゴコロ (Bee with U at nakano sunplaza hall)
2. ツノルキモチ (Bee with U at nakano sunplaza hall)
3. ホーリーフラッグ (Bee with U at nakano sunplaza hall)

ディスク3(初回生産限定盤A)
1. 鬼ノ森(Music Video)
2. 醜い生き物(Music Video)
3. 冒険のVLOG(Music Video)
4. 我武者羅(Music Video)
5. ビビっとラブ(Music Video)
6. ヒミツ恋ゴコロ(Music Video)
7. 幸せ。(Music Video)
8. ぐる恋(Music Video)
9. Marie(Music Video)
10. 私を殺さないで(Music Video)
11. 世界は恋に落ちている/THE FIRST TAKE(Music Video)
12. 幸せ。/THE FIRST TAKE(Music Video)
13. LOVE FIGHT -女子力高めな獅子原くんコラボver.-(Music Video)

ディスク3(初回生産限定盤B)
ライブ映像「CHiCO with HoneyWorks ONLiNE LiVE @BUDOKAN『COME!COME!ONiON』」
1. 今日もサクラ舞う暁に
2. ハートの主張
3. アイのシナリオ
4. ミスター・ダーリン
5. 私、アイドル宣言
6. 世界は恋に落ちている
7. 私を殺さないで
8. BGM
9. 贈り歌
10. 決戦スピリット
11. ぐる恋
12. プライド革命
13. 幸せ。
14. ヒカリ証明論
15. ホーリーフラッグ

「HoneyWorks」のコラボユニットCHiCO with HoneyWorksの3枚目となるアルバム。発売日は2020年10月26日である。通常盤と初回生産限定盤AとBの3種類で発売された。初回生産限定盤Aには、MVを収録したDVDやライブ音源をまとめたCD、スペシャルアクリルスタンドや缶バッジ、さらにはCHiCO描き下ろしのマスキングシートを封入。初回生産限定盤Bにも、缶バッジとマスキングシートは封入されている。この他、Aとの違いとして、そちらとは異なるライブ音源をまとめたCDやライブ映像をまとめたDVD、同じくAと異なったデザインのアクリルスタンド、さらに楽曲「ハートの誓い」を小説化したライトノベルも付属と、より豪華な特典つきでの発売となった。
本作はCHiCO with HoneyWorks活動休止前最後に出たアルバムである。前アルバムリリース後に発売されたシングルの楽曲達にくわえ、新曲と「HoneyWorks」の楽曲をカバーしたカバーソングが収録されている。また、CHiCO with HoneyWorksの活動休止前最後とだけあってか、初回生産限定盤の特典も非常に豪華なラインナップとなっており、彼らの集大成といっても過言ではないアルバムだ。

HoneyWorks(ハニワ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

可愛くてごめん

2022年11月18日に公開された「HoneyWorks」の楽曲。楽曲シリーズ『告白実行委員会』の1つであり、本シリーズに登場する少女・ちゅーたんについて歌った曲となっている。
ちゅーたんは、自身と同じく『告白実行委員』のメインキャラであるアイドルユニット「LIP×LIP」の大ファンの少女だ。普段は地味な高校生として大人しく生活をしているが、実は地雷系ファッションと呼ばれるコーデを好み、「LIP×LIP」を推す為にメイドカフェでアルバイトをしている。「LIP×LIP」ガチ恋勢である彼女は同担を受け入れられず、自分と同じ彼らのファンである人々の事を敵視している節があるほか、メイドカフェでもお金になるお客以外に対しては態度が冷たいところがあり、店員の間では浮いてしまうなど、あまり周囲との関係がよくない。しかし、推しを推すこと(いわゆる「推し事」)に全力な彼女は、周囲の反応などはもろともせずに自分磨きを続けていく。本楽曲では、そんなちゅーたんの揺らぐ事がない推しへの愛と自分に対する自信の強さが歌われている。
そんなちゅーたんの自己肯定感の高さや、歌詞の中に出てくるワードの親しみやすさからか、TikTokをきっかけに若者の間で人気となる。公開から2年後の2024年5月には日本音楽の著作権に携わっている法人団体・JASRACが主催する賞・JASRAC賞にて銀賞を受賞した。
歌ってみたや弾いてみた等のカバー動画はもちろん、メイクアップ動画のBGMとしても使用する者が多い。また、本楽曲は公式でも「同人」「公式カバー」の2つでカバー動画をあげている。同人は歌い手のかぴが、公式カバーは「HoneyWorks」がプロデュースしたアイドルグループ「高嶺のなでしこ」が歌唱を務めた。かぴ歌唱の同人版はその後、音楽チャート・Billboard JAPANにて、TikTokのウィークリーチャートである「TikTok Weekly Top 20」にて6週連続1位を獲得している。

東京サマーセッション

2015年7月24日に公開した「HoneyWorks」の楽曲。楽曲シリーズ『告白実行委員会』の1つであり、同年に販売されたメジャー3枚目となるアルバム『好きになるその瞬間を。』の収録曲でもある。
歌手のsanaとCHiCOによる歌唱版を起点に、ボカロセルフカバー版や『告白実行委員会』のアニメ版にてキャラを演じた声優達による声優カバー版などの歌唱動画も公開されている。声優歌唱版は動画サイトでの公開後、2017年2月22日に発売された「HoneyWorks」の4枚目となるアルバム『何度だって、好き。~告白実行委員会~』に収録された。
本作は、『告白実行委員会』の初期のメインキャラとなった6人の高校生達が登場する曲となっている。『告白実行委員会』にてそれぞれに恋愛や青春をくり広げた6人が、花火大会に行く様子を歌う。また、MVはこれまで「HoneyWorks」の活動に携わってきた事があるイラストレーター達による合同作となっており、本作は『告白実行委員会』の集大成といっても過言ではない。ファンからも「夏になったら聴きたくなる・聴く曲」と人気を集めており、「HoneyWorks」ファンに刺さる1曲となっている。

金曜日のおはよう

2014年7月2日に公開された楽曲。同日に発売された歌い手・Geroの2ndアルバム『SECOND』に書き下ろされた楽曲である。動画投稿サイトでは、歌い手Gero版とボカロ歌唱版の2つのバージョンを公開。ボカロ歌唱版は、2017年3月27日には、ニコニコ動画で100万回再生を達成した。
GeroがMCを務めていたフジテレビ系番組『めざましテレビ』のコーナー『ミドリgaマドグチ』をきっかけに生まれた楽曲であり、当初は『告白実行委員会』シリーズとはまた別の1作品として作られた模様。後に本MVに出てきた女の子・成海聖奈(なるみ せな)がモデルとして活躍する楽曲が『告白実行委員会』の1つとして作られ、そちらはいくつもの後続楽曲が存在する。本楽曲の主人公である男子高校生・濱中翠(はまなか みどり)も、彼女関連の楽曲の多くに登場する。
本作はこの翠の片思いを綴った楽曲となっており、毎朝通学時に同じ電車に乗っている聖奈と仲良くなるために、「おはよう」の一言をかけようと奮闘するさまを描いている。「キュンキュン系」「青春系」の楽曲を生み出す「HoneyWorks」らしい1曲だといえる。

HoneyWorks(ハニワ)の名言・発言

Gom「自然と情報過多になれる時代ということもあって、そこから自分が何をどう切り取っていくかを考えている気がしますね」

Gomのこの名言が載せられた音楽情報サイト『リアルサウンド』のマーク。

「HoneyWorks」の作編曲やプロデュース担当のGomの名言。音楽情報サイトの『リアルサウンド』にて掲載された「HoneyWorks」のインタビュー記事内で彼が述べた発言である。
この発言をした時、Gomはインタビュアーから「他のアーティストの楽曲も日頃聴いているのか」といった質問を受けていた。Gomはプレイリストなどを使ってさまざまな曲を聴いてる事をそこで明かす。いわく「1曲聴くとオススメ機能などで無限に曲が出てくる」ため、それをプレイリストを使ったりして聴いてるとのこと。
サブスクが誕生し、誰もがスマホやPC1台でさまざまな曲が聴ける現代。曲そのものもサブスクがおすすめを選んでくれるため、自分で選ばなくても次から次に勝手に自分好みの曲を聴く事ができる。しかし、「自然と情報過多になれる時代ということもあって、そこから自分が何をどう切り取っていくかを考えている気がしますね」という名言からは、そんな時代だからこそ自分の力で必要なものを選んでいく事が大事だとGomが考えている事が窺える。
時代の最先端を生きる若者達に響く楽曲を作り上げている「HoneyWorks」のコンポーザー・Gom。こうした情報の取捨選択能力があるからこそ、若者に刺さる歌詞やメロディーの参考になるものを見つけ出せる事が推測できる。Gomが普段からどのような考えを基に楽曲を作っているのかが、垣間見える名言だ。

shito「曲のテイストが違っても、歌詞は全て共作だし、イラストもあるので世界観はHoneyWorksになるんですよね」

shitoの名言が載ったインタビュー記事『アニメ!アニメ!』にて使われた、『告白実行委員会』シリーズの映画版の画像。本作の映画化に伴い行われたインタビュー記事であった。

shigetotoro
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@shigetotoro

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