HoneyWorks(ハニワ)の徹底解説まとめ

HoneyWorks(ハニーワークス)とは、Gom(ゴム)・shito(シト)・ヤマコの3人が結成したクリエイターユニットである。略称は「ハニワ」。総勢11人のサポートメンバーと共に、ネットを中心に音楽活動を行う。代表作は『告白実行委員会~恋愛シリーズ~』。「キュンキュン系」や「青春系」と呼ばれる楽曲を制作し、10代の若者を中心に人気を集めている。歌手のCHiCO(チコ)とのコラボユニット「CHiCHO with HoneyWorks」(チコ ウィズ ハニワークス)としても活動している。

「HoneyWorks」の作編曲やプロデュース担当のshitoの名言。アニメ情報サイトの『アニメ!アニメ!』にて掲載された「HoneyWorks」のインタビュー記事内で、彼が述べた発言である。
「HoneyWorks」にはshitoだけではなく、もう1人作編曲とプロデュースを担当するメインメンバーのGomがいる。それを見たインタビュアーが「作曲家が2人いると音楽の方向性がブレるのではないか、と思った事はないのか」といった質問をした。それに対するshitoの答えが「曲のテイストが違っても、歌詞は全て共作だし、イラストもあるので世界観はHoneyWorksになるんですよね」といったものだった。ただ曲を作るだけではなく「動画」もあわせて作るユニットであった為、世界観が統一しやすいだろうという考えがshitoの中にあった模様。
実際、「HoneyWorks」は楽曲制作において、動画制作を担当しているヤマコの絵に曲作りを引っ張ってもらう事もあると明かしている。絵があるからあえて歌詞で何も語らない事もあるそうだ。shitoのこの発言からは、そんな「HoneyWorks」の楽曲制作に対する価値観が感じられ、彼らが曲ばかりにこだわるのではなく、MVやPVといった動画も含めて1つの作品を作り上げようとしている事がよく伝わってくる。「HoneyWorks」というクリエイターユニットのメンバーならではの名言だ。

ヤマコ「『曲を歌えることが嬉しい』と言ってもらえるようになったのは、ずっと活動を続けてきたからこそだな、と思っています。」

ヤマコのこの名言が載った記事内で使用された、ヤマコのイラスト。『告白実行委員会』シリーズのキャラクター・涼海ひより(右の少女)と白波渚(右の男子)を描いた絵となっている。

「HoneyWorks」のイラスト・動画制作担当のヤマコの名言。音楽情報サイト『リアルサウンド』に掲載された「HoneyWorks」のインタビュー記事内で、彼女が述べた発言である。
この発言がされた当時、「HoneyWorks」はボカロや歌い手だけではなく声優とのコラボも果たすようになっており、「HoneyWorks」の代表楽曲シリーズ『告白実行委員会』を中心に、多くの声優陣が「HoneyWorks」の楽曲の歌唱を務める事が増えていた。そのなかには「『HoneyWorks』のファンだった」という声優もおり、ヤマコはそれが嬉しかったのだという。
ヤマコいわく、「HoneyWorks」の活動当初には「自分達が好きな声優・憧れの声優さん達に仕事をお願いする」といった目標があったとのこと。そんな目標の中で、実際に声優と仕事をするようになり「ファンだった」とまで言ってもらえるようになったのは、彼女にとって嬉しい以外の何ものでない事は容易に推測できる。「『曲を歌えることが嬉しい』と言ってもらえるようになったのは、ずっと活動を続けてきたからこそだな、と思っています。」というヤマコの言葉からは、自分達が長年夢見てきた事が叶った事への喜びと同時に、ずっと続けてきた「HoneyWorks」の活動に対する深い思い入れが感じられる。「HoneyWorks」の長年の活動が、確かに実を結んでいる事がわかる名言である。

HoneyWorks(ハニワ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

SNSから受ける楽曲作りへのインスピレーション

「HoneyWorks」の楽曲の1つ「東京サマーセッション」の動画の1シーン。こうした人気楽曲を作り上げるに際して、SNSから大きな影響を受けているという。

楽曲の制作において、「HoneyWorks」の作曲作詞やプロデュースを務めるGomは「SNSに影響を受けてる事が多い」と明かしている。Gomいわく「SNSで見る文章は時代によって少しずつ変わっていると思う」とのこと。SNSを通して、その時代の若者特有の言葉遣いや話題を見る事で、インスピレーションを受けているようだ。
またこれは、同じく「HoneyWorks」の作編曲とプロデュースを担当するshitoも似たようなものだという。shitoの場合はSNSに加え、ブログやニュースに対する人々の反応などからも影響を受けているとの事で、これらを通して「今」という時代を生きる様々な人々がどのような事を考えているかを見ているという。
「HoneyWorks」の楽曲は、10代の若者を中心に人気を集めている。この年代は、時代の最先端を行く年齢層といっても過言ではない。時代の最先端で使われる言葉や文章、話題に常に気を配り続けている「HoneyWorks」だからこそ、多くの若者を惹きつけてやまないといえる。

実は幼馴染だったshitoとOji

shitoとOjiが幼馴染であった事が明かされたインタビュー記事の写真。左がshitoで右がOji。

「HoneyWorks」のサポートメンバーとして活躍するギタリストのOji。彼が「HoneyWorks」に携わるきっかけになったのは、実は自身の幼馴染であった「HoneyWorks」のメインメンバー・shitoであった事が明かされている。
shitoいわく、Ojiとは小学生時代からの幼馴染なのだという。音楽活動そのものは別々にやっており、どちらもネット上で活動をしていた。こうした繋がりから、Gomと「HoneyWorks」を結成する事になったshitoが彼にOjiの事を紹介する形で、Ojiは「HoneyWorks」のサポートメンバーとして活躍するようになる。
なおshitoのブログによると、中学生の頃はOjiとバンドを組んでいたという。また、同ブログ記事にて、当時好きだったバンドがライブハウス「zepp東京」(ゼップとうきょう)で演奏を行っており、自分達にとって夢のステージだった事も明かしている。zepp東京は「HoneyWorks」がライブを行った会場の1つでもあるため、shitoは「HoneyWorks」としてzepp東京に立てた事を喜んでいた。

ヤマコとモゲラッタの2人が開設したYouTubeチャンネル

ヤマコとモゲラッタのYouTubeチャンネル「へちゃげるちゃんねる」のアイコン。

「HoneyWorks」のイラスト担当として活躍するヤマコとモゲラッタの2人。メンバー内でも仲が良い事で知られる2人は、2022年に2人でコラボする形でYouTubeチャンネルを開設した。
チャンネルの名前は「へちゃげるちゃんねる」。概要欄に記載された「ゆるーいチャンネル」という説明通り、投稿頻度は低め、配信内容も雑談配信や視聴者からのお便りに答える配信、ゲーム配信がメインと、全体的にゆるゆるとしたスタンスの活動が行われている。また動画内では名義も変えており、ヤマコは「やーこ」、モゲラッタは「もちこ」という名で互いを呼び合う。「HoneyWorks」の活動を追うだけでは見られない、2人の仲良しな姿が見られるチャンネルとなっている。

shigetotoro
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@shigetotoro

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