キタニタツヤ(こんにちは谷田さん)の徹底解説まとめ
「キタニタツヤ」とは、日本のシンガーソングライターである。歌手、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとしても活動。「こんにちは谷田さん」として、ボカロPとしても活動していた。独特の世界観と歌詞の表現力、高い作曲センスが魅力。アニメなどとのタイアップ、楽曲提供も精力的に行っている。2015年からはYouTubeにオフィシャルチャンネルも設けており、多数のMVを公開している。
青のすみか
キタニタツヤの代表曲といえばやはりこの楽曲である。『呪術廻戦 懐玉・玉折』への解釈の深さが高い評価を受けたほか、この楽曲で紅白歌合戦にも出演することとなった。
1度聞けばつい口ずさんでしまうようなメロディーラインと歌詞が魅力といえるだろう。
まずはこの曲から聴いてキタニタツヤの世界観にのめり込んでいくファンも多い。
ずうっといっしょ!
幸せな結婚の楽曲と思いきや、絶望と束縛に満ちたぎょっとする歌詞が特徴的な1曲だ。
平仮名の多さ、ずうっといっしょ!といった無邪気で幼い歌詞がより不気味な印象を加速させている。
嬉しそうに微笑んでいる花嫁の印象が最後まで視聴するとひっくり返ること間違いなしのミュージックビデオである。
プラネテス
雪原や水中でもがき苦しむキタニの姿が印象的なMVとなっており、深い絶望とその中にある希望を感じさせる。
苦しむことがあっても、絶望の淵にあっても誰かと一緒にいたい、という気持ちが表現された楽曲となっている。
旅にでも出よっか
疲れた心を優しく包み込み、「休んでもいいんだよ」と言ってくれるような楽曲。
日々に疲れきってしまった時に聴くとよりキタニの世界に引き込まれることだろう。
サビに入ると元気にキャラクターがスキップをし始めるシンプルなMVもかわいらしい。
私が明日死ぬなら
「私が明日死ぬなら」という絶望感すら感じさせるタイトルだが、キタニの「あなたに生きてほしい」という想いが込められた楽曲である。
明日からも生きていくと約束してほしい、明日もより楽しく、幸せに過ごしてほしいという気持ちで聴く人を優しく包んでくれる。
生きている中で訪れる「死んでしまいたい」「消えてしまいたい」と絶望した瞬間にぜひ聴いてほしい楽曲である。
キタニタツヤの名言・発言
「キモすぎる歌詞を書いている時が1番俺だ!!って感じがする 昨晩出来たが、今朝起きて聴き直してちゃんとキモいねと思えている こういうキモさが加齢とともに漂白されることが怖くて堪らないので、キモい言葉(や、キモいギターのフレーズ等)が自分から出てくると愛おしいと思う」
X(旧Twitter)での発言。
キタニの独特の感性から生み出される歌詞の根本について触れることができるような発言である。
作品を読んで"俺はこういうことを言いたいな"と思ったところを抽出して歌にしているので、やり方としてはあんまり変わらないですね。どれだけ強い作品のタイアップがついたとしても、今の自分の切り抜きになるようにはしたいから、そこはブレないように意識していて。
『BLEACH』のタイアップについてインタビューを受けた際の発言。
もともと『BLEACH』の愛読者でもあったといい、作品から多大な影響を受けているため自然と”BLEACH的”になる部分もあるのではないかとのこと。
「どっちかだけでもよくないじゃないですか。"このアニメの曲ではあるけど、誰が歌ってもよくない?"というのも悲しいし、"全然作品に合ってないな"というのも最悪だし。そのバランスっていうのはすごく気を使いました。」とも発言しており、タイアップに取り組む際のキタニの考え方が現れている。
もうすぐ27になるからボカロPだろうがバンドマンだろうが抜けてっちゃった友達も何人もいてこれからもどんどん増えるんだよ おれは今のところ「一生音楽作るっしょワラ」みたいな気持ちだけど35になってなんも作れんカスになるかもしれんし、先が怖い瞬間が多々あるよ でもおれはスカーの詞を書いた…
X(旧Twitter)での発言であり、インタビュー記事でもこの発言について言及されている。
キタニは「今は昔と違って音楽は一生付き合える簡単なツールになった」と感じており、それなのにやめてしまうのはもったいないと感じての発言であった。
自分でも何度も「俺の曲は全然聴いてもらえない、視聴回数も伸びないしクソだ」と感じることがあったというが、自分はその曲を愛してあげられるのだからもっとこうしたら聴いてもらえるかな?の繰り返しで『BLEACH』の曲をやらえてもらえるまで来たと感じたという。
そういったテーマの曲を書いたタイミング(『スカー』)だったのもあり、「若者たちに言いたいことを物申してみよう」と思ってのツイートだったとのこと。
キタニタツヤの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
キタニタツヤの出身校は東京都立西高校
目次 - Contents
- キタニタツヤの概要
- キタニタツヤの活動経歴
- キタニタツヤの原点
- 「みつばち軽音楽部」への参加、バンド活動時代
- ボカロPとしてのデビュー、シンガーソングライターへの転身
- 作曲家として事務所に入るもアーティストの道へ
- 「キタニタツヤ」としてメジャーデビュー後の活躍
- 多数のタイアップと「青のすみか」の大ヒット
- サポートベーシストとしての活動
- キタニタツヤのプロフィール・人物像
- キタニタツヤのディスコグラフィー
- CDシングル
- 『Sad Girl』
- 『聖者の行進』
- 『次回予告』
- 配信限定シングル
- 『クラブ・アンリアリティ』
- 『ハイドアンドシーク』
- 『悪夢』
- 『白無垢』
- 『Cinnamon』
- 『逃走劇』
- 『Ghost!?』
- 『Rapport』
- 『タナトフォビア』
- 『冷たい渦』
- 『プラネテス』
- 『月光 feat.はるまきごはん』
- 『化け猫』
- 『ナイトルーティーン』
- 『ずうっといっしょ!』
- オリジナルアルバム
- 『I DO (NOT) LOVE YOU.』
- 『Seven Girls' H(e)avens』
- 『DEMAGOG』
- 『BIPOLAR』
- 『ROUNDABOUT』
- EP
- 『スカー』
- 『青のすみか』
- 参加作品
- 愛のけだもの
- 月光
- どーだって。
- さいはて
- TOKYO 君がeverything
- 恋に首輪
- 憧れのままに
- ファタール
- くらいうみのばけもの
- こんにちは谷田さん名義
- 彼は天井から見ている(オリジナルアルバム)
- 芥の部屋は錆色に沈む(配信限定シングル)
- つめたいまちのおんなのこ(配信限定シングル)
- 夢遊病者は此岸にて(配信限定シングル)
- キタニタツヤの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 青のすみか
- ずうっといっしょ!
- プラネテス
- 旅にでも出よっか
- 私が明日死ぬなら
- キタニタツヤの名言・発言
- 「キモすぎる歌詞を書いている時が1番俺だ!!って感じがする 昨晩出来たが、今朝起きて聴き直してちゃんとキモいねと思えている こういうキモさが加齢とともに漂白されることが怖くて堪らないので、キモい言葉(や、キモいギターのフレーズ等)が自分から出てくると愛おしいと思う」
- 作品を読んで"俺はこういうことを言いたいな"と思ったところを抽出して歌にしているので、やり方としてはあんまり変わらないですね。どれだけ強い作品のタイアップがついたとしても、今の自分の切り抜きになるようにはしたいから、そこはブレないように意識していて。
- もうすぐ27になるからボカロPだろうがバンドマンだろうが抜けてっちゃった友達も何人もいてこれからもどんどん増えるんだよ おれは今のところ「一生音楽作るっしょワラ」みたいな気持ちだけど35になってなんも作れんカスになるかもしれんし、先が怖い瞬間が多々あるよ でもおれはスカーの詞を書いた…
- キタニタツヤの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- キタニタツヤの出身校は東京都立西高校
- 東大に入ったのも「履歴書で殴りたい」から
- 有名ドラマー「宮上元克」の「従兄弟の息子」