キタニタツヤ(こんにちは谷田さん)の徹底解説まとめ
「キタニタツヤ」とは、日本のシンガーソングライターである。歌手、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとしても活動。「こんにちは谷田さん」として、ボカロPとしても活動していた。独特の世界観と歌詞の表現力、高い作曲センスが魅力。アニメなどとのタイアップ、楽曲提供も精力的に行っている。2015年からはYouTubeにオフィシャルチャンネルも設けており、多数のMVを公開している。
2022年12月9日発売。
1.化け猫
キタニが2021年11月より行っている不定期デモ音源公開企画「Leaks From His Laptop」にて配信されていた楽曲を完成させたもの。
「Leaks From His Laptop」公開時点で多くの注目を集めており、完成が待たれていた。
完成された『化け猫』は、12月2日に実施された初ホールワンマンライブ「LIVE IN CLUB UNREALITY Vol.2」にて初披露され、さらに話題を集めた。
『ナイトルーティーン』
2023年12月14日発売。
1.「ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ
2.ナイトルーティーン(cover)
オリジナルバージョンとセルフカバーバージョンの2曲が収録されている。
カバーバージョンにはsuis(ヨルシカ)がコーラスとして参加している。
『ずうっといっしょ!』
2024年5月14日発売。
1.ずうっといっしょ!
キタニがインターネットに楽曲を投稿して10年目となる記念すべき日にリリースされた楽曲である。
「ずうっといっしょ!」という可愛らしいタイトルからは想像のできないような、呪縛に満ちた歌詞が心をとらえる。
オリジナルアルバム
『I DO (NOT) LOVE YOU.』
2018年9月26日発売。
1.悪魔の踊り方
2.芥の部屋は錆色に沈む
3.きっとこの命に意味は無かった
4.記憶の水槽
5.初夏、殺意は街を浸す病のように
6.それでも僕らの呼吸は止まない
7.過ち
8.波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。
9.君が夜の海に還るまで
10.夢遊病者は此岸にて
11.輪郭」
12.I DO LOVE YOU. (Interlude)
13.I DO NOT LOVE YOU.
「キタニタツヤ」としてのデビューアルバムである。
『悪魔の踊り方』や『芥の部屋は錆色に沈む』など、こんにちは谷田さん時代に制作された楽曲のセルフカバーも収録されている。
ソングライティング、演奏、ミックス等、マスタリング以外のすべての作業をキタニが一人で完結させている。
『Seven Girls' H(e)avens』
2019年9月25日発売。
1.Stoned Child
2.花の香
3.トリガーハッピー
4.Sad Girl
5.君のつづき
6.穴の空いた生活
7.クラブ・アンリアリティ
「人の居場所、逃げ場」をテーマとして制作された2作目のアルバム。
「フラストレーションのやり場を持てない人に色々な逃げ場の例を提示するような曲を並べた」とキタニはコメントしている。
また、オルタナティヴロックが中心であった前作『I DO (NOT) LOVE YOU.』から変化しており、全体としてクラブライクな曲調のものが多くなっている。
この傾向は「ライヴで一緒に歌ったり、身体が勝手に動いたりする"身体全体で楽しめる音楽"にする」という本作のコンセプトによる。
『DEMAGOG』
2020年8月26日発売。
1.ハイドアンドシーク
2.パノプティコン
3.デッドウェイト
4.人間みたいね
5.悪夢
6.デマゴーグ
7.泥中の蓮
3作目のアルバムにしてメジャーデビューアルバム。
ファンク・ダンスミュージックが中心となっていた前作『Seven Girls' H(e)avens』、オルタナティヴロック中心の前々作『I DO (NOT) LOVE YOU.』の間をとり、原点回帰であるギターロックを目指した曲調の作品が収録されている。
「社会や日常の中で生じる嫌なこと、それにたいする向き合い方」がテーマとなっており、前半5曲で嫌な現実、後半2曲で向き合い方を描いている。
タイトルの「DEMAGOG」は古代ギリシアの煽動的民衆指導者を意味する単語である。
これについてキタニは、「自分にとっては、強い、理想的な人物像。ウジェーヌ・ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』という絵画のようなイメージ」
「自分がそういう人間になれるかわからないけれど、強いことを言うアルバムを作ることができたら、今後の自分の人生において、いつか救いになると思った」とコメントしている。
『BIPOLAR』
2022年5月25日発売。
1.振り子の上で
2.PINK
3.冷たい渦
4.タナトフォビア
5.聖者の行進
6.夜警
7.Rapport
8.プラネテス
9.ちはる
10.よろこびのうた
4作目のアルバム。読みは「バイポーラー」。
前作『DEMAGOG』から1年9ヶ月ぶりのアルバムとなった。6曲のタイアップソングを含む全10曲が収録されている。
世界設定への深い理解が評価されている多数のタイアップソングと、キタニ自身の言葉選びと楽曲センスが光るアルバム。
『ROUNDABOUT』
2024年1月10日発売。
1.私が明日死ぬなら
2.青のすみか
3.Moonthief
4.キュートアグレッション
5.化け猫
6.月光(feat.はるまきごはん)
7.旅にでも出よっか
8.ナイトルーティーン(cover)
9.スカー
10.大人になっても
前作『BIPOLAR』から1年8ヶ月ぶりに発売された5作目のアルバムである。
『青の住処』『月光』『スカー』等の人気タイアップ曲を含む10曲を収録している。
話題になった楽曲やキタニタツヤの世界観をつかみやすい楽曲が多いため、入門用にも適したアルバムとなっている。
EP
目次 - Contents
- キタニタツヤの概要
- キタニタツヤの活動経歴
- キタニタツヤの原点
- 「みつばち軽音楽部」への参加、バンド活動時代
- ボカロPとしてのデビュー、シンガーソングライターへの転身
- 作曲家として事務所に入るもアーティストの道へ
- 「キタニタツヤ」としてメジャーデビュー後の活躍
- 多数のタイアップと「青のすみか」の大ヒット
- サポートベーシストとしての活動
- キタニタツヤのプロフィール・人物像
- キタニタツヤのディスコグラフィー
- CDシングル
- 『Sad Girl』
- 『聖者の行進』
- 『次回予告』
- 配信限定シングル
- 『クラブ・アンリアリティ』
- 『ハイドアンドシーク』
- 『悪夢』
- 『白無垢』
- 『Cinnamon』
- 『逃走劇』
- 『Ghost!?』
- 『Rapport』
- 『タナトフォビア』
- 『冷たい渦』
- 『プラネテス』
- 『月光 feat.はるまきごはん』
- 『化け猫』
- 『ナイトルーティーン』
- 『ずうっといっしょ!』
- オリジナルアルバム
- 『I DO (NOT) LOVE YOU.』
- 『Seven Girls' H(e)avens』
- 『DEMAGOG』
- 『BIPOLAR』
- 『ROUNDABOUT』
- EP
- 『スカー』
- 『青のすみか』
- 参加作品
- 愛のけだもの
- 月光
- どーだって。
- さいはて
- TOKYO 君がeverything
- 恋に首輪
- 憧れのままに
- ファタール
- くらいうみのばけもの
- こんにちは谷田さん名義
- 彼は天井から見ている(オリジナルアルバム)
- 芥の部屋は錆色に沈む(配信限定シングル)
- つめたいまちのおんなのこ(配信限定シングル)
- 夢遊病者は此岸にて(配信限定シングル)
- キタニタツヤの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 青のすみか
- ずうっといっしょ!
- プラネテス
- 旅にでも出よっか
- 私が明日死ぬなら
- キタニタツヤの名言・発言
- 「キモすぎる歌詞を書いている時が1番俺だ!!って感じがする 昨晩出来たが、今朝起きて聴き直してちゃんとキモいねと思えている こういうキモさが加齢とともに漂白されることが怖くて堪らないので、キモい言葉(や、キモいギターのフレーズ等)が自分から出てくると愛おしいと思う」
- 作品を読んで"俺はこういうことを言いたいな"と思ったところを抽出して歌にしているので、やり方としてはあんまり変わらないですね。どれだけ強い作品のタイアップがついたとしても、今の自分の切り抜きになるようにはしたいから、そこはブレないように意識していて。
- もうすぐ27になるからボカロPだろうがバンドマンだろうが抜けてっちゃった友達も何人もいてこれからもどんどん増えるんだよ おれは今のところ「一生音楽作るっしょワラ」みたいな気持ちだけど35になってなんも作れんカスになるかもしれんし、先が怖い瞬間が多々あるよ でもおれはスカーの詞を書いた…
- キタニタツヤの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- キタニタツヤの出身校は東京都立西高校
- 東大に入ったのも「履歴書で殴りたい」から
- 有名ドラマー「宮上元克」の「従兄弟の息子」