パンティ&ストッキングwithガーターベルト(パンスト・PSG)のネタバレ解説・考察まとめ

『パンティ&ストッキングwithガーターベルト(パンスト・PSG)』とは2010年に放送された日本のアニメ作品。パンティとストッキング、二人の天使のゴースト退治を描いたアクションコメディである。アメリカのカートゥーンアニメを彷彿とさせる絵柄と過度な下ネタ表現、様々な作品のパロディネタが盛り込まれ、エッジの効いた作風を特徴とする。第15回文化庁メディア芸術審査委員会推薦作品に選出された。

人工ゴースト

エピソード11に登場したゴースト。その名の通り、人為的に造られたゴーストである。ダテンシティ学園の地下深くに造設されたゴーストプラントで量産されていた。プラントの頂上には数千年間人間の邪気を吸い取ってきたゴーストストーンが内蔵されており、これを動力源としデイモン姉妹たちによって造られている。透明な頭部は電球のように光が発光しており、剣と盾を常備しているのが特徴。人工ゴーストであるためか、倒してもヘブンコインは獲得できない。

ルーザーゴースト

ルーザーゴースト

CV:愛河里花子

エピソード11に登場した2頭身の小さなゴースト。戦闘力は低いが、パンスト姉妹でも捕えられないほど逃げ足が早い。デイモン姉妹によって新たにルールと規律が設けられたダテンシティの最下層、ルーザークラスに在籍しており、パンスト姉妹がそのクラスに落とされた先で再び会合している。負け犬根性が強く、噂好きで強いものに巻かれる性格の持ち主。パンティたちに止めを刺されそうになった際には、デイモン姉妹の秘密であるゴーストプラントへ案内することを条件に見逃してもらおうとしていた。しかし、ゴーストプラントがある地下にて、デイモン姉妹がゴースト側である悪魔と知り再び寝返る。ニーソックスの鎌型武器「ダブル・ゴールド・スパンデックス」に刺されて巨大で禍々しい姿へと変貌するが、見せ場なくパンティたちの攻撃で爆散した。半分に欠けたヘブンコイン1枚しか獲得できない。

オスティマス・サプライズ

オスティマス・サプライズ

CV:玄田哲章

エピソード12に登場したロボット生命体の姿の地球外ゴースト。戦うことを生き甲斐とする宇宙人が決着をつけられぬまま滅びたことで、その憎悪と怨念によって生み出された輸入ゴーストである。ダテンシティに落ちた隕石から現れた。元ネタはトランスフォーマーの総司令官オプティマス・プライムであり、元ネタよりも首が長く男性根を思わせるフォルムになっている。オプティマス・プライムの声優を務めた玄田哲章が本作でも声を担当した。

ギモーフと呼ばれる心臓部分をパンティに食われたことによって、ボディが大破し頭部のみとなった。その力を継承したパンティは、ビッチ司令官パンティとなりロボット生命体の姿に。家具や乗り物、避妊具をロボット生命体へと変える能力を使い、同じくロボット生命体の力を得たストッキングと決着をつけるため、果てしない攻防を繰り広げた。

激化していくパンスト姉妹の戦いを見て、敵対していたメストロンと争いを起こす愚かな人間たちを皆殺しにすることで結託、合体してゴーストの姿となったが、自我を取り戻した姉妹によって瞬殺された。大量のヘブン外貨を獲得できるが、数千枚あったとしても1ヘブンに満たないほどの価値である。

メストロン

メストロン

CV:加藤精三

オスティマス・サプライズと同様エピソード12に登場するロボット生命体型の姿をしたゴースト。オスティマスと争い続けており、ダテンシティに飛来したもう一つの隕石から現れた。元ネタは、トランスフォーマーに登場する破壊大帝メガトロン。女性器を思わせるフォルムとなっている。メガトロンの声優を務めた加藤精三が同じく本作でも声を担当した。

体内に内蔵しているエネルギー源ギモーフをマシュマロと勘違いしたストッキングが食べたことで、メストロンの力を継承しゴシック大帝ストッキングへと変貌した。オスティマスとメストロンの二体が持つロボット生命体の存亡をかけた戦いへの宿命を受け継いだことで、元々喧嘩していたパンスト姉妹たちに拍車をかけてしまうこととなる。

マネーゴースト

マネーゴースト

エピソード13に登場したゴースト。プロビデンスの目を思わせる姿をしており、金銭を喰らうことで巨大になっていった。デイモン姉妹によって育てられていたゴーストであり、ダテンシティにあるカジノで巻き上げたお金を吸収し、世界規模の金融危機を起こすために利用されている。デイモン姉妹の妹ニーソックスはイカサマで、手っ取り早く金を稼ぎに来たパンスト姉妹たちを搾取し続けるが、パンティの不意のくしゃみによって大量のお金が排出。巨大化していたマネーゴーストの体は、インゴットほどの大きさになってしまいその場でパンティによって止めを刺された。獲得ヘブンコインは1。

ゾンビゴースト

ゾンビ化したパンティとストッキング

エピソード14に登場した大量のゾンビの総称。ダテンシティから少し離れた田舎町、ロメロアンドカーペンタウンで一日署長をすることとなったパンスト姉妹に立ちはだかる。デイモン姉妹たちが通販で手に入れたブードゥ教の秘薬を使用することで死体をゾンビ化させた。秘薬を使用された死体は、緑色のゾンビとなり無差別に人を襲う屍となる。また、このゾンビに噛まれたものもゾンビとなり、街はゾンビの大群に占拠されてしまった。ゾンビゴーストには天界兵器が効かず、弱点である脳を破壊することでしか倒す術はない。
元凶であるデイモン姉妹を止めるために、街の人々と協力してゾンビ軍団を倒すパンスト姉妹であったが、ゾンビになっていたチャックに噛まれてゾンビ化してしまう。また、彼女らに勝利したと歓喜するデイモン姉妹も、増えすぎたゾンビの制御が効かずにゾンビ化。街はゾンビで埋め尽くされたバッドエンド回となった。獲得ヘブンコインはなし。

ハズバンド・ペッター

ハズバンド・ペッター

エピソード15の回想にて登場した故人のゴースト。初の名誉ダテン市民として認められたゴーストで、明るく温和な性格で市民からも愛されていた。まんまるの体型に犬のような顔をしており、同型種と見られるワイフ・ペッターと結婚。幸せな家庭を築いていたがある日突然、妻と食事の約束をしていたセントラルパークで死亡する。ハズバンド・ペッターを殺害した容疑をかけられ、パンスト姉妹がテレビの人気法廷番組に出演させられることとなった。

ワイフ・ペッター

ワイフ・ペッター

CV:生天目仁美

ハズバンド・ペッターゴーストと同様エピソード15に登場し、彼と同じく犬の姿をしたゴースト。ハズバンドの妻である彼女は、パンスト姉妹たちを有罪に追い込む検察官の証人として登壇し、亡くなったハズバンドへの悲痛の想いを吐露し観客の同情を買った。しかしその正体は、ゴーストでありながら人間に媚びへつらうハズバンドに我慢の限界をきたし、彼を噛み殺した張本人。検察官と番組の司会に成り済ましたデイモン姉妹たちと結託し、冤罪でパンスト姉妹を死刑に追い込もうとしていた。一度は観客や市民を欺きパンスト姉妹を電気椅子の刑に処するが、この電気に感電してしまったパンスト姉妹側の弁護士猿、Z・Z・エイブラムスが覚醒、ワイフ・ペッターたちの冤罪を暴くことに成功する。世論をひっくり返したパンティとストッキングの天界兵器によって爆散した。攻撃時には、口が大きく四つに裂けて相手を飲み込む。獲得ヘブンコインは不明。
爆散時に「カーペンター!」と叫んでいることから、ジョン・カーペンター監督作『遊星からの物体X』を元ネタとしているようである。

海洋生物型ゴースト

ま
@miteru_you

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